【野菜はまるごと冷凍OK】時短と栄養キープも叶う、トマト・バナナの冷凍方法&活用レシピ

食材はうまく冷凍すればおいしさを保ったまま長期保存できるというけれど、その前のカットや下ごしらえが面倒…。そう思ってしまう方に朗報です。料理研究家・島本美由紀さんによると、野菜はまるごと冷凍してOKなんだとか。その技を紹介した書籍から、トマトとバナナの冷凍のコツとそれを使ったレシピをご紹介します。
 

栄養がキープできて、調理も楽になる。野菜のまるごと冷凍

料理研究家で、ラク家事アドバイザーとしても活躍する島本美由紀さんの新刊『野菜まるごと冷凍テクニック』(パイ インターナショナル)。野菜は洗って袋に入れたら冷凍保存できるとして、食材ごとの冷凍の手順や使うときのコツを詳しく紹介しています。

そのまま冷凍してしまって大丈夫なの?と心配になる方もいるかもしれませんが、切り口がないので劣化もしにくく、おいしさや栄養を長くキープできるのだそう。使うときは室温に3~5分ほど置けばサクサクと切れます。凍ったまますりおろしたり、いきなり加熱したりと簡単に調理できるようになるといったメリットがたくさんです。
本のなかにある、トマトとバナナの冷凍の仕方と、それを使ったレシピを見てみましょう。

トマトの冷凍方法&炊飯器にそのまま入れて作れる簡単ピラフ

トマトは冷凍していろんな使い方ができる万能野菜。冷凍すると2ヵ月ももつので、6~8月の旬の間にたくさん買っておいて冷凍しておくのもおすすめです。ここでは、冷凍したトマトをお米と一緒に炊飯器に入れて炊くだけのピラフの作り方もご紹介します。

【冷凍の手順】
①洗って水けを拭きます。
②冷凍用保存袋に入れて冷凍します。
※トマトは凍ると中身が膨張してヒビが入ります。気になる方はひとつずつラップに包んでください。

【使い方&食べ方】
・室温に5分ほど置けば好きな大きさに切れるので、ざくぎりにして冷やしそうめんなどのトッピングに。
・水にさらせば皮がツルンとむけるので、そのまま煮込み料理に使えます。
・凍ったまますりおろしてシャーベットにしても。

「トマトとツナの炊き込みピラフ」の作り方

材料(つくりやすい分量)

  • 2合
  • 冷凍トマト1個
  • ツナ缶1缶
  • バター10g
  • パセリ(みじん切り)適宜
  • <A>
  • 350ml
  • 顆粒コンソメ小さじ2
  • にんにく(すりおろし)1/2片分

作り方

  • 1米は洗って水けを切り、炊飯器に入れて<A>を注ぎます。
  • 2冷凍トマトと缶汁を切ったツナ、バターをのせて炊きます。
  • 3炊きあがったら崩すように混ぜ、ヘタを取り除きます。
  • 4器に盛り、お好みでパセリを散らします。

バナナの冷凍方法&レンジで作るホットスイーツ

スーパーでいつでも手に入るバナナ。冷凍すればなんと3~4ヵ月ももつので、常温ですぐ黒くなってしまうのが気になるという方はぜひお試しを。冷凍してもカチカチにならず、そのまま食べられます。ここではちょっと特別なデザートのようになるスイーツの作り方もご紹介。

【冷凍の手順】
①房から分けます。
②冷凍用保存袋に入れて冷凍します。
※完熟したものを冷凍しましょう。

【使い方&食べ方】
凍ったままでもアイスキャンディのように食べられます。皮をむいてパウンドケーキやパイに入れたり、バナナジュースやスムージーにしたりして楽しんでください。

「ひんやりバナナスイーツ」の作り方

材料(2人分)

  • 冷凍バナナ1本
  • ナッツ(砕く)適量
  • はちみつ適量
  • シナモン適量
  • ミント適宜

作り方

  • 1冷凍バナナを電子レンジ(600W)に入れ30秒加熱します。
  • 2縦半分に切って器に盛ります。
  • 3ナッツを散らし、はちみつをかけてシナモンを振り、あればミントを飾ります。きなこや黒糖をかけてもおいしいですよ。

加熱ムラができるので、2人分つくるときでも冷凍バナナは1本ずつレンジにかけましょう。

炒め物などに便利な野菜ミックスなどアイデアがたくさん

本書にはほかにもあらゆる野菜の冷凍方法や活用法が掲載されています。まるごと冷凍する以外に、複数の野菜をカットしてミックスするアイデアなどもありますよ。使うときの手間が省け、バリエーションも広がる冷凍の技、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?

photo / パイ インターナショナル

野菜まるごと冷凍テクニック
刊行:パイ インターナショナル
定価:1,298円(税込)

https://pie.co.jp/

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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