ワイナリーのある街・清澄白河で、ワインと発酵食品の幸せな提案をするワインショップ「市松屋」

話題の店が続々登場の清澄白河に、また素敵なワインショップができました。でも、ここはいわゆる普通のワインを売るお店ではないんです。地域の人が気軽にワインを楽しめるように…という思いで揃えられた品物は、果たして…!?
 reeeko

ワイナリーの街で、ワインをより気軽に楽しむために

地下鉄の清澄白河を出て、すぐ目の前。黄色地に「iCHiMATSUya」の文字の目立つエントランス。ちょっと通りかかるだけでも、明るい店内には、ワインの他にもさまざまな食材が並んでいるのが見えて、気軽に足を踏み入れられそうです。「実は、ここ江東区は、『フジマル醸造所』、『深川ワイナリー』と都内で3つあるワイナリーのうち、2軒が醸造を行っている“ワイナリーの街”なんです。でも、日常的に買いに行けるワインショップがあまりありませんでした。そんな地域の人のために、重たいワインを買ってもすぐに家に帰れる距離にお店を展開することで、もっともっと清澄白河がワインの街として活性化していくといいなと思っています」と語るのは、店長の石倉いずみさん。実は、このお店は、その深川ワイナリーの系列店でもあるのです。だから、一層「地域に根ざしたショップを」という気持ちに熱が籠もるのでしょう。

手頃な価格帯で、他ではあまり目にしないような珍しいワインも

「価格帯は、500円~2000円台ぐらいのものを100~150種類揃えています。スーパーやコンビニだと選択肢が少ないですから、ここでは選べる楽しさも味わって欲しいと思っています。お客様には『安いけど美味しいワインがある』と言っていただきたいですね」(石倉さん)。実は私もワインは好きで日常的に飲んでいます。石倉さんにお勧めをうかがってみると…。「ハンガリーの『トカイ』というワインは、一般的には甘口と言われていますが、辛口のものがあったので仕入れてみました。あと、白ワインのように醸造しているのに、葡萄の糖度が高いため、シェリーのようにアルコール度数が高く仕上がるワインとか、『ヴァランセ』という山羊のチーズに合わせる美味しい白ワインもあります」(石倉さん)。お話しを伺っているだけで、ゴクンと喉が鳴ってしまいそう。たしかに、こんなお店が近くにあれば、毎日でも通ってしまいたくなります。

醤油や味噌は、発酵つながりでワインとも相性バツグン!?

ここ市松屋は、門前仲町の「深川ワイナリー」の系列店でもあることから、同ワイナリーのワインの有料試飲ができることも嬉しいポイント。「地元のワイナリーだから飲んでみようかとおっしゃって、そこからワインにはまるお客様も多数いらっしゃいます。そして、今夜はすき焼きなんだけど…などとその日のメニューに合わせてワインを選ばれる方も。そんな風に気軽に尋ねていただけるのも、地元の店ならではだと思います」(石倉さん)。そして、ワイン以外の目玉が、ずらりと並ぶ醤油やお味噌、甘酒、塩麹など発酵食品の数々。「醤油や味噌と同様にワインも発酵食品。だから、もともと相性はいいんです。普段あまりワインは飲まないと言う方でも、日本の発酵食品に合わせることによってよりワインを身近に感じられるはず。そんな提案もしていきたくて、今いろいろ集めている最中です」(石倉さん)。

おつまみからワインまで、今夜の食卓の準備はこちらで

市松屋で取り扱っているお醤油は「職人醤油」というブランドで、全国の各地域の醤油をすべて100mlサイズのボトルで販売するもの。現在80種類ほどあるそうです。1本ずつ買っていって、これ!という自分の好みを見つけるのも楽しそう…。などとお話をうかがってるうちに、何やら良い匂いが…。なんと!こちらでは焼きたてパンも買うことができるのでした。そういえば、パンだって発酵食品。その他に、チーズや生ハムにサラミ、パスタなどまで揃っています。たとえば、仕事帰りに立ち寄って、パンや、同じく系列店の「九吾郎ワインテーブル」のデリ、つまみ類を買い、その組み合わせに合うワインを選んでいただく…。もうそれだけで、楽しい夜を過ごせそうです。お近くの方が羨ましい。いいえ、少々遠くたってうかがいます!

photo / reeeko

市松屋
東京都江東区白河2-14-8
半蔵門線清澄白河駅B2出口より徒歩20秒

https://www.facebook.com/ichimatsuya.tokyo/

<深川ワイナリーの紹介記事>
ワインを作るだけで終わりではない、都市型ワイナリーの魅力を「深川ワイナリー」で

https://sheage.jp/article/16683

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