お米やパスタを食べても痩せられる?ダイエット中に知っておきたい食材「食べ合わせ」OK・NG5選
ダイエットのために食事の量や時間を気にすることはあっても、食べ合わせまで考える人は少ないのではないでしょうか? 相性の悪い食べ合わせは、ダイエットの妨げになってしまうことも。今回は、ダイエットに対して「相性の悪い」または「相性の良い」食べ合わせを、あんしん漢方薬剤師・薬膳アドバイザーの山形ゆかりさんに伺いました。
- 2024.4.28
- コスメ・ビューティー
ダイエットに悪い食べ合わせって?
ダイエットに取り組む際は、摂取カロリーや栄養素だけでなく、食材の食べ合わせも重要。
食べ合わせが悪いと、胃腸に負担がかかって消化不良を起こしたり、栄養素の吸収を十分に吸収できなくなったりすることがあるからです。
一方で、消化や吸収を促す相性の良い食べ合わせもあります。
「食べ合わせダイエット」という言葉もあり、カロリー制限や運動以外のダイエット方法のひとつとして注目されています。
食べ合わせが悪いと、胃腸に負担がかかって消化不良を起こしたり、栄養素の吸収を十分に吸収できなくなったりすることがあるからです。
一方で、消化や吸収を促す相性の良い食べ合わせもあります。
「食べ合わせダイエット」という言葉もあり、カロリー制限や運動以外のダイエット方法のひとつとして注目されています。
ダイエットの効果を妨げる食べ合わせ2選
消化不良を起こす可能性のある「蕎麦となす」
蕎麦となすの組み合わせは、からだを冷やして内臓の機能を低下させ、消化不良を引き起こすといわれています。
蕎麦には、利尿作用やからだを冷やす作用のあるカリウムが含まれています。また、水分が多く含まれるなすも、からだを冷やす食材です。
ただし、なすを天ぷらにしたり蕎麦を温めたりなど、からだを冷やさない調理方法によって、一緒に食べても消化不良を防ぐ工夫ができます。(※1)
蕎麦には、利尿作用やからだを冷やす作用のあるカリウムが含まれています。また、水分が多く含まれるなすも、からだを冷やす食材です。
ただし、なすを天ぷらにしたり蕎麦を温めたりなど、からだを冷やさない調理方法によって、一緒に食べても消化不良を防ぐ工夫ができます。(※1)
ビタミンBの吸収を妨げる「生のホタテとイクラ」
意外かもしれませんが、生のホタテとイクラも食べ合わせが悪いといわれています。
生のホタテに含まれるチアミナーゼという酵素がイクラに含まれるビタミンB1を壊してしまい、吸収を妨げてしまう可能性があるからです。
ビタミンB1は、炭水化物の代謝を促すビタミン。この食べ合わせでもうまく吸収したい場合には、ホタテを加熱してチアミナーゼの活性を失くすといいでしょう。(※1)
生のホタテに含まれるチアミナーゼという酵素がイクラに含まれるビタミンB1を壊してしまい、吸収を妨げてしまう可能性があるからです。
ビタミンB1は、炭水化物の代謝を促すビタミン。この食べ合わせでもうまく吸収したい場合には、ホタテを加熱してチアミナーゼの活性を失くすといいでしょう。(※1)
ダイエット効果が期待できる食べ合わせ3選
タンパク質の吸収を促進する「焼き魚と大根おろし」
よく見かける焼き魚と大根おろしは、ダイエットに良い食べ合わせです。
大根に含まれているプロテアーゼには、魚のタンパク質を分解し、タンパク質の吸収を助ける働きがあります。(※2)
また、大根にはビタミンCが含まれているため、魚に含まれるミネラルの吸収も促してくれます。(※1)
大根に含まれているプロテアーゼには、魚のタンパク質を分解し、タンパク質の吸収を助ける働きがあります。(※2)
また、大根にはビタミンCが含まれているため、魚に含まれるミネラルの吸収も促してくれます。(※1)
糖の吸収を抑制する「白米とお酢」
お寿司などで見られる白米とお酢も、ダイエットに良いとされている食べ合わせ。
お酢には糖の吸収を抑える働きがあり、炭水化物であるお米と組み合わせることで、急な血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。(※1)
お酢には糖の吸収を抑える働きがあり、炭水化物であるお米と組み合わせることで、急な血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。(※1)
脂肪を燃焼する「唐辛子とトマト」
最後にご紹介するのは、脂肪燃焼効果が期待される、唐辛子とトマトの食べ合わせ。
唐辛子に含まれている辛味成分のカプサイシンは、体温を上げたり脂肪燃焼を促したりする作用があり、代謝アップが期待できます。
また、トマトに含まれるリコピンも、血中の悪玉コレステロールを減らして血液をきれいにしてくれ、同じく代謝アップが期待できる食品です。
この2つを組み合わせることで、代謝改善と脂肪燃焼効果が期待できますよ。(※1)
唐辛子に含まれている辛味成分のカプサイシンは、体温を上げたり脂肪燃焼を促したりする作用があり、代謝アップが期待できます。
また、トマトに含まれるリコピンも、血中の悪玉コレステロールを減らして血液をきれいにしてくれ、同じく代謝アップが期待できる食品です。
この2つを組み合わせることで、代謝改善と脂肪燃焼効果が期待できますよ。(※1)
ダイエットには漢方薬も役立つ
「食事のメニューだけでなく、食べ合わせまで考える余裕はない」という人には、漢方薬の活用もおすすめです。
自分に合った漢方薬を取り入れて根本から体質を改善することで、痩せやすいからだ作りを目指せます。
ダイエットには、「脂肪の燃焼を促す」「からだの余分な水分を排出する」「イライラを抑えて過食を防ぐ」などのはたらきがある生薬を含む漢方薬を選ぶといいでしょう。
自分に合った漢方薬を取り入れて根本から体質を改善することで、痩せやすいからだ作りを目指せます。
ダイエットには、「脂肪の燃焼を促す」「からだの余分な水分を排出する」「イライラを抑えて過食を防ぐ」などのはたらきがある生薬を含む漢方薬を選ぶといいでしょう。
<ダイエットにおすすめの漢方薬>
・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
脂肪代謝を高めることで、ため込んだ余分な脂肪の燃焼を促します。
・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
水分代謝の改善を促し、滞ったからだの水分を循環させてくれます。
ただし、漢方薬は、自分の体質に適したものを選ばないと、効果を感じられないだけでなく副作用が起こることもあります。漢方薬を選ぶ際には、医師や薬剤師など専門家に相談しましょう。
脂肪代謝を高めることで、ため込んだ余分な脂肪の燃焼を促します。
・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
水分代謝の改善を促し、滞ったからだの水分を循環させてくれます。
ただし、漢方薬は、自分の体質に適したものを選ばないと、効果を感じられないだけでなく副作用が起こることもあります。漢方薬を選ぶ際には、医師や薬剤師など専門家に相談しましょう。
食べ合わせを工夫してダイエットをサポート!
ダイエットのために栄養バランスをしっかり考えていても、食べ合わせでその効果を十分に発揮できていないかもしれません。運動や食事の管理に加え、食べ合わせも工夫すれば、ダイエットをより効果的に進めていけるはず。普段よく使う食品から、食べ合わせを工夫してみましょう。
(参考)
・(※1)くらしを豊かにするメディアくらひろ media by TEPCO
「管理栄養士監修:悪い食べ合わせとは?栄養素の作用をふまえて解説!」
https://kurahiro.tepco.co.jp/media/food/16053/index.html
・(※2)Vegeday 毎日の生活を野菜でたのしく
「[大根]栄養や選び方、鮮度を保つ保存、下ごしらえ、切り方など」
https://www.kagome.co.jp/vegeday/yasai/japanese-radish/
(参考)
・(※1)くらしを豊かにするメディアくらひろ media by TEPCO
「管理栄養士監修:悪い食べ合わせとは?栄養素の作用をふまえて解説!」
https://kurahiro.tepco.co.jp/media/food/16053/index.html
・(※2)Vegeday 毎日の生活を野菜でたのしく
「[大根]栄養や選び方、鮮度を保つ保存、下ごしらえ、切り方など」
https://www.kagome.co.jp/vegeday/yasai/japanese-radish/
photo / Shutterstock, unsplash, photoAC
プロフィール:
あんしん漢方
医師や薬剤師などの漢方に精通した医療チームが、個人に合った漢方薬を見立てるサービス。相談から注文までオンラインで完結し、スマホひとつで自宅までお届けします。AIを活用した個別相談サービスでは、今の状態に適した漢方薬を精度高く見極めることが可能です。「不調を根本から改善したい」「お手頃価格で健康になりたい」「自然由来でナチュラルに体質改善したい」と思っている方へ。あなたのつらい心とからだに、しっかり効く漢方薬を。
https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=21233zc8shea0103
監修者
山形 ゆかり(やまがた ゆかり)
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
「健康は食から」をモットーに健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-YouTubeチャンネルで簡単薬膳レシピ動画を公開するなど精力的に活動している。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
保有資格:
・薬剤師
・薬膳アドバイザー
・フードコーディネーター
※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
内容について運営スタッフに連絡