新年に福を招き入れる。お正月にふさわしい、華やかで縁起の良い和菓子<5品>
2022年の幕明けまでもうあと数日。なかなか遠出が出来ないという方も多いと思いますが、縁起の良い華やかな和菓子で一年の始まりをお祝いするのはいかがでしょうか。お正月にふさわしい縁起物をモチーフにしたお菓子や、2022年の干支・寅にちなんだお菓子など、おすすめの5品をご紹介します。
- 2021.12.28
- グルメ・食
華やかなお正月らしい意匠の上生菓子
「上生菓子」はお茶会でも用いられる季節感あふれる和菓子ですが、とくにお正月には、華やかで縁起の良いデザインのものが店頭に並びます。新しい年の始まりに、職人さんが一つ一つ丁寧に作った繊細な上生菓子はいかがでしょうか。
こちらの上生菓子は、東京・三田の「秋色庵大坂家(しゅうしきあんおおさかや)」の「初日の出」(※お正月用上生菓子は12月30日・31日限定)。練り切りという生地でこし餡を包み、木型によってかたどられたお菓子です。富士山は日本を象徴する山。その富士山を背景に、水平線の向こうから初日の出が昇ってくる情景を表現したお菓子は、まさに日本のお正月を象徴するおめでたい一品です。職人さんの高度な技によって作られた絵画のような美しいお菓子に、思わずうっとりとしてしまいます。
秋色庵大坂家
東京都港区三田3-1-9
TEL:03-3451-7465
営業時間:9:00~18:00
定休日:毎月第一月曜日・日曜・祝日
※新年は1月4日から営業
こちらの上生菓子は、東京・三田の「秋色庵大坂家(しゅうしきあんおおさかや)」の「初日の出」(※お正月用上生菓子は12月30日・31日限定)。練り切りという生地でこし餡を包み、木型によってかたどられたお菓子です。富士山は日本を象徴する山。その富士山を背景に、水平線の向こうから初日の出が昇ってくる情景を表現したお菓子は、まさに日本のお正月を象徴するおめでたい一品です。職人さんの高度な技によって作られた絵画のような美しいお菓子に、思わずうっとりとしてしまいます。
秋色庵大坂家
東京都港区三田3-1-9
TEL:03-3451-7465
営業時間:9:00~18:00
定休日:毎月第一月曜日・日曜・祝日
※新年は1月4日から営業
宮中行事にルーツあり。新年ならではのお菓子「花びら餅」
「花びら餅」とは、丸くのした餅にごぼうと味噌餡を包んだお正月の和菓子です。そのルーツは、平安時代の新年の宮中行事「歯固めの儀式」。押し鮎のような堅いものを食べて長寿を願う儀式だったそうです。これが簡略化して宮中の「お雑煮」に姿を変え、さらに時代とともに「花びら餅」になりました。ごぼうは「鮎」に、餅と味噌餡は「雑煮」に由来するといわれています。
こちらは愛知・半田市の「松華堂(しょうかどう)」の花びら餅。卵白を加えたふわふわの羽二重餅で、蜜漬けしたごぼうとピンク色の味噌餡を包んでいます。味噌餡は、最高級の白味噌を使用したもので、味噌本来の風味を感じられます。お菓子にごぼうの組み合わせは意外に思われるかもしれませんが、蜜漬けしたごぼうは柔らかく、なめらかな味噌餡との相性も良いものです。
こちらは愛知・半田市の「松華堂(しょうかどう)」の花びら餅。卵白を加えたふわふわの羽二重餅で、蜜漬けしたごぼうとピンク色の味噌餡を包んでいます。味噌餡は、最高級の白味噌を使用したもので、味噌本来の風味を感じられます。お菓子にごぼうの組み合わせは意外に思われるかもしれませんが、蜜漬けしたごぼうは柔らかく、なめらかな味噌餡との相性も良いものです。
お正月のおめでたい時期だけのお菓子「花びら餅」。お店によって外側の餅が求肥製だったり、外郎製だったり、少しずつ趣向が異なります。お気に入りの花びら餅を見つけて、歴史ある風雅なお菓子を味わってみてはいかがでしょうか。
松華堂
愛知県半田市御幸町103番地
TEL:0569-21-0046
営業時間:8:30~17:30
定休日:水曜・第三火曜 1月1日・2日
※新年の生菓子詰合せの配送可能日時は1月4日まで
松華堂
愛知県半田市御幸町103番地
TEL:0569-21-0046
営業時間:8:30~17:30
定休日:水曜・第三火曜 1月1日・2日
※新年の生菓子詰合せの配送可能日時は1月4日まで
縁起のよいモチーフを集めた干菓子
こちらのお菓子は、東京・東久留米の「象東(ぞうとう)」の「年賀祝い箱」。四国の一部でしか生産されない希少な「讃岐和三盆糖(さぬきわさんぼんとう)」を使用した、10種類の干菓子の詰め合わせです。
干菓子とは水分量が少ないお菓子の総称で、乾燥しているため日持ちするのが特徴です。干菓子の中でも、米粉などに砂糖を加え、木型に入れて打ち出した「落雁(らくがん)」が有名ですが、こちらは和三盆糖を100%使用した干菓子です。
干菓子とは水分量が少ないお菓子の総称で、乾燥しているため日持ちするのが特徴です。干菓子の中でも、米粉などに砂糖を加え、木型に入れて打ち出した「落雁(らくがん)」が有名ですが、こちらは和三盆糖を100%使用した干菓子です。
木型によって細部まで繊細に表現されているのは、2022年の干支である「寅」に加えて、富士・老松などお正月らしい吉祥モチーフの数々。その造形や色彩の美しさは、木型職人と菓子職人の熟練の技術によるもので、芸術品のように見事なものです。口に入れるとほろりと崩れ、上品な甘さが優しく広がる和三盆糖。しっかりした木箱に入っているので、お年賀にもおすすめです。
象東
東京都東久留米市本町1-4-29
TEL:042-420-7104
営業時間:月〜金曜:10:00〜18:00、土曜:12:00〜18:00
定休日:日曜・祝日
象東
東京都東久留米市本町1-4-29
TEL:042-420-7104
営業時間:月〜金曜:10:00〜18:00、土曜:12:00〜18:00
定休日:日曜・祝日
2022年の干支・寅年にちなんだお菓子
2022年の干支は「寅」。毎年、和菓子店では新年用の菓子として、その年の干支にちなんださまざまな商品が販売されています。お年賀や新年のギフトにもぴったりな今年の干支菓子をご紹介します。
まず一品目は、とらやの「干支パッケージ小形羊羹」。朗らかな表情の虎が描かれたパッケージは、小倉羊羹『夜の梅』、抹茶入羊羹『新緑』、黒砂糖入羊羹『おもかげ』の3種類。定番の小形羊羹も寅年限定のパッケージを装うと特別感があり、新鮮な趣がありますね。食べやすいサイズの小形羊羹は贈り物にも最適。販売期間は1月下旬までですが、なくなり次第終了のため、気になる方はお早めにお買い求めください。
とらや 赤坂店
東京都港区赤坂4-9-22
TEL:03-3408-2331
営業時間:9:00〜19:00(平日)、9:30〜18:00(土日祝日)
※1月1日(元日)~3日は9:30~18:00
定休日日:毎月6日(12月を除く)
まず一品目は、とらやの「干支パッケージ小形羊羹」。朗らかな表情の虎が描かれたパッケージは、小倉羊羹『夜の梅』、抹茶入羊羹『新緑』、黒砂糖入羊羹『おもかげ』の3種類。定番の小形羊羹も寅年限定のパッケージを装うと特別感があり、新鮮な趣がありますね。食べやすいサイズの小形羊羹は贈り物にも最適。販売期間は1月下旬までですが、なくなり次第終了のため、気になる方はお早めにお買い求めください。
とらや 赤坂店
東京都港区赤坂4-9-22
TEL:03-3408-2331
営業時間:9:00〜19:00(平日)、9:30〜18:00(土日祝日)
※1月1日(元日)~3日は9:30~18:00
定休日日:毎月6日(12月を除く)
干支モチーフのお菓子をもう一品。こちらは、富山・小矢部市の「薄氷本舗 五郎丸屋(うすごおりほんぽ ごろうまるや)」の干支の薄氷「寅」。薄氷は、富山特産の新大正米を使用した薄い煎餅に、高級和三盆糖を独特の製法で刷毛塗りして、一枚一枚丁寧に作り出された干菓子。こちらは、薄氷の季節限定バージョンで、生命力溢れる寅を縁起物の五味五色で表現したものです。お味は、桜、抹茶、ゆず、和三盆、ダージリンの5種類。思わず前向きな気持ちになるような、可愛らしい一品です。
薄氷本舗 五郎丸屋
富山県小矢部市中央町5-5
TEL:0766-67-0039
営業時間:9:00~18:00(火曜~土曜)、9:00~17:00 (日曜)
定休日:月曜
※新年は1/3より営業(1/3は9:00~17:00)
薄氷本舗 五郎丸屋
富山県小矢部市中央町5-5
TEL:0766-67-0039
営業時間:9:00~18:00(火曜~土曜)、9:00~17:00 (日曜)
定休日:月曜
※新年は1/3より営業(1/3は9:00~17:00)
福を招き入れる縁起菓子
一年の始まりをお祝いするおめでたいお菓子の数々。お取り寄せができる商品もありますが、お近くの和菓子店やデパートなどで、お気に入りのお正月の和菓子を見つけてみるのも楽しそう。縁起菓子をいただいて、新しい年に福を招き入れたいですね。
photo / aiko.0213
aiko.0213
和菓子店巡りが趣味で、都内やお取り寄せの和菓子を中心に、季節の和菓子と日々の一服の様子をInstagramに投稿しています。今までに購入した和菓子店は100店以上、味わった和菓子は500種類以上。
※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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