味付け迷子にならない!使いまわせる極上だれを活用した絶品レシピ<3選>

毎日在宅ワークをしながら食事を作るのは大変ですよね。そんなときに役立つのが、『むっちんさんの極上だれでパパッとごはん』(ワン・パブリッシング)で紹介されている自家製おかずの素「極上だれ」です。作り置きできてアレンジ自在、さらに美味しくて時短も叶うという極上だれとは?
 ちほ

常備しておけば調理がはかどる「極上だれ」とは

著者のむっちん(横田睦美)さんとは、レシピサイトNadiaやInstagramなどで人気の料理家で、本書では「作り置きだれでできる簡単レシピ」をテーマに、忙しい人でも「たれ」さえ前もって準備しておけばあっという間にできるという絶品おかずのレシピが紹介されています。

極上だれとは、身近な調味料や食材をすべて混ぜ合わせるだけの手軽な合わせ調味料のこと。食材に「かけるだけ」、「あえるだけ」などでパパッと一品が完成する「おかずの素」のような存在です。極上だれは作り置きができるので、時間があるときにまとめて作っておけば帰りが遅くなったときや疲れて料理を作る気力がないときなどに大助かり。「照り焼きのたれ」や「しょうが焼きのたれ」をはじめとした和・洋・中・エスニックまで、豊富なバリエーションの「極上だれ」のレシピをご紹介します。

和食には欠かせない「しょうゆだれ」

最初にご紹介するのは煮物の定番メニュー、しょうゆだれを使った「肉じゃが」。豚肉と野菜のうまみを生かしたシンプルな味付けとホクホクのじゃがいもがたまらない一皿です。

材料(2~3人分)

  • しょうゆだれ約150m(材料・作り方は下記参照)
  • 豚バラ薄切り肉200g
  • じゃがいも大2個(400g)
  • 玉ねぎ1個
  • にんじん1本
  • だし450~500ml
  • 絹さや5枚
  • サラダ油大さじ1
  • <しょうゆだれ>(約150ml分)…下記材料を混ぜておく
  • しょうゆ大さじ4
  • みりん大さじ2
  • 大さじ2
  • 砂糖大さじ2

作り方

  • 1じゃがいもは皮をむいてひと口大、玉ねぎは大きめのくし形、にんじんは乱切りにします。絹さやは筋を取り除き、斜め半分にカット。豚肉は1枚を長さ3~4等分程度に切ります。
  • 2フライパンにサラダ油を熱し、豚肉の色が変わるまで炒めましょう。
  • 3じゃがいも、にんじん、玉ねぎを加えて油が全体に回ったら、あらかじめ作っておいた<しょうゆだれ>とだしを加えてひと煮立ちさせます。アクが出てきたら取り除き、落し蓋をして弱火で10分程度煮込み、火が通ったら絹さやを加えて2~3分煮たら完成。

深めのフライパンで煮ることで具材が重ならず、煮くずれ防止になります。また、豚バラ肉以外にも牛切り落とし肉や鶏もも肉、鶏むね肉を使用してもOK。

ピリ辛でコクのある「よだれ鷄のたれ」

次にご紹介するのは、炊飯器の保温モードを利用したお手軽低温調理で作る「よだれ鷄」のレシピ。材料を用意して、あとは炊飯器のスイッチを押すだけで完成するお手軽メニューですよ。

材料(1~2人分)

  • よだれ鶏のたれ約150ml(材料・作り方は下記参照)
  • 鶏むね肉1枚
  • 片栗粉適量
  • しょうが(薄切り)3~4枚
  • 長ねぎの青い部分1本
  • バターピーナッツ(粗みじん切り)、パクチー各適量
  • <よだれ鶏のたれ>(約150ml分)…下記材料を混ぜておく
  • しょうゆ大さじ3
  • はちみつ(または砂糖)大さじ2
  • 大さじ2
  • ラー油大さじ1
  • オイスターソース小さじ1
  • しょうが(みじん切り)小さじ2
  • 長ねぎの白い部分(みじん切り)1本分
  • 白ごま大さじ1

作り方

  • 1炊飯器(ここでは5.5合炊きを使用)の内釜に皮目を上にした鶏むね肉、しょうが、長ねぎを入れて、片栗粉が剥がれてしまわないように内釜のフチから鶏むね肉に直接かからないように熱湯を注ぎます。湯量が少ないと火が通りにくくなるため、3~4合の目盛までたっぷりと注ぎましょう。肉が浮いてくるようであれば耐熱皿を裏返しにしてかぶせて重し代わりに。60分保温モードにします。
  • 2(1)の鶏むね肉を取り出し、粗熱が取れたら食べやすいサイズにカット。器に盛ってから<よだれ鶏のたれ>をかけ、お好みでバターピーナッツやパクチーをトッピングしたら完成。

残った茹で汁は捨てないで、スープなどに活用するのがおすすめですよ。倍量で作る場合は、内釜に入れる際に鶏むね肉と鶏むね肉の間にねぎを挟んで隙間を作り、お湯を満水ラインまで注ぎ、途中で上下を返したりしながら保温時間を延長するようにしましょう。

甘辛で香ばしい「ナシゴレンのたれ」

最後にご紹介するのは、インドネシアで親しまれている「ナシゴレン」のレシピです。ナシゴレンのたれさえ常備しておけば、たったの3分で本格的なナシゴレンが完成しますよ

材料(1人分)

  • ナシゴレンのたれ大さじ2~3(材料・作り方は下記参照)
  • 鶏むね肉30g
  • 赤パプリカ1/8個
  • 玉ねぎ1/8個
  • グリーンピース(缶)大さじ1
  • ごはん200g
  • サラダ油大さじ1
  • 塩・こしょう少々
  • えびせんべい、きゅうり、紫たまねぎ各適量
  • <ナシゴレンのたれ>(約200ml分)…下記材料をフードプロセッサーにかけるか、すりおろす
  • 玉ねぎ40g
  • にんにく一片
  • 豆板醤小さじ1
  • ナンプラー、スイートチリソース、水各大さじ2
  • オイスターソース、トマトケチャップ、砂糖、中国しょうゆ各大さじ1
  • 桜えび5g
  • サラダ油・・・大さじ3
  • ※中国しょうゆがない場合は、オイスターソースの分量を大さじ3に。作り方はすべての材料をフードプロッセサーなどにかけてなめらかに混ぜて、小鍋に移して2~3分ほどこげない程度に煮詰めます。フードプロセッサーがない場合は、玉ねぎとにんにくをすりおろして、すべてを混ぜ合わせてもOK。

作り方

  • 1パプリカ、玉ねぎ、鶏むね肉はそれぞれ1cm角にカットし、紫玉ねぎは薄切りにして水にさらし、調理前に水気を切っておきましょう。
  • 2フライパンにサラダ油を引いて中火で鶏むね肉を炒め、火が通ったところにパプリカと玉ねぎを加えて炒めます。
  • 3ごはんを入れてほぐし、<ナシゴレンのたれ>とグリーンピースをプラスして炒め合わせましょう。
  • 4塩・こしょうで味を整えたら器に盛り、お好みでえびせんべいや斜め薄切りにしたきゅうり、紫玉ねぎをトッピングしたら出来上がり。

チャーハンや焼きそばなど香ばしく炒めた料理にぴったりのたれです。ピーナッツバターと混ぜて、肉や魚介類の下味としても重宝しますよ。

たれさえあれば時短で本格料理が完成

『むっちんさんの極上だれでパパッとごはん』(ワン・パブリッシング)では、今回ご紹介したもの以外にも、しょうゆだれやナシゴレンのたれを活用したさまざまなメニューのレシピが紹介されてます。

たれさえ常備しておけば本格料理もあっという間に完成するので、お休みの日や時間があるときに作り置きしてみてはいかがでしょうか。

photo / ワン・パブリッシング

むっちんさんの極上だれでパパッとごはん
刊行:ワン・パブリッシング
定価:1,430円(税込)

https://one-publishing.co.jp/

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
内容について運営スタッフに連絡

関連キーワード

おすすめ記事

関連特集