薬剤師に聞く太もも痩せの方法。下半身太りの4つの原因と、太もも痩せに効果的な漢方

下半身太りの理由として「むくみ」「脂肪やセルライト」「骨盤のゆがみ」「下半身太りしやすい体質」があげられます。特に女性はむくみやすく、下半身に脂肪がつきやすいと言われて、放置していると、太ももが太くなってしまいます。下半身痩せのトレーニングや食事、漢方をあんしん漢方の薬剤師・白倉みかさんに伺いました。
 Sheage編集部

【下半身太り原因1】太ももの「むくみ」

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太ももが太く見える原因のひとつに、水分が滞った「むくみ」があります。
太もものむくみは、簡単なリンパマッサージやストレッチなどで解消できます。

リンパマッサージで太もものむくみを流す

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以下の手順でリンパマッサージを行い、太見えの原因となる「むくみ」を解消しましょう。

「リンパマッサージ」の手順

  • 1両手を使い、太ももから脚の付け根に向かって優しくさすり上げます。
  • 2股関節のところで、しっかり押しほぐします。
  • 3握りこぶしで太もも全体をこすり流し、絞るようにねじったら、最後に軽くポンポンと叩きます。

ボディクリームやオイルなどを使い、滑りを良くして行いましょう。

下半身の水分を流す「脚上げストレッチ」で太もも痩せ

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水分の巡りが悪いと、水分はからだを支えている下半身にたまりやすくなります。むくみを解消する方法として簡単なのは、脚を上にあげること。
気づいたときに、以下のストレッチを行ってみましょう。

「脚上げストレッチ」の手順

  • 1仰向けになり、両脚を上にあげます。
  • 2両脚を横に大きく開き、膝はしっかりと伸ばします。
  • 3イタ気持ちいいと感じる位置で20秒ほどキープしましょう。

【下半身太り原因2】太ももに溜まった「脂肪(セルライト)」

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太ももの筋力をアップすると、脂肪(セルライト)を燃焼しやすくなり、その結果、引き締まって見えます。また、ふくらはぎ・太ももなど下半身の筋肉を鍛えれば、血液循環を促すポンプ機能が高まり、むくみも解消しやすくなりますよ。

座ったままできる簡単エクササイズで下半身痩せ

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以下は、座ったままでもできる簡単エクササイズです。ふくらはぎ・太ももの筋肉を意識して鍛え、引き締まった下半身を目指しましょう。

エクササイズの手順

  • 1イスに座ったまま、両脚のかかとをゆっくりと上げ下げします。
    ふくらはぎの筋肉を意識しながら、10~20回行います。
  • 2イスに背筋を伸ばして座り、両太ももの内側をくっつけるようにギューっと力を入れます。そのまま10秒キープしましょう。

太もも痩せにおすすめの運動は「スクワット」

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太ももの脂肪燃焼には、ランニングや水泳といった有酸素運動に加えて、スクワット運動がおすすめです。以下に、正しいスクワットの手順を示します。

スクワットの手順

  • 1つま先を軽く外側に向け、肩幅に脚を広げて立ちます。背中をまっすぐに伸ばしてゆっくりからだを下げます。
  • 2太ももと床が平行になったら、2秒間キープしてください。
  • 3ゆっくりと姿勢を戻しましょう。

膝がつま先よりも前に出ないように注意しましょう。このとき、呼吸を意識しながら行ってみてください。

【下半身太り原因3】「骨盤の歪み」による下半身太り

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骨盤が歪むとむくみやすくなり、脂肪を多く蓄えてしまう原因となります。骨盤の歪みはストレッチで整えましょう。

骨盤を正しい位置に戻すストレッチの手順

  • 1横向きに寝ます。上の脚の膝を曲げ、手で足の甲をつかみましょう。
  • 2かかとを上の片尻中央へ近づけます。
  • 37秒以上かけて前ももを伸ばしてください。

この動きを3〜5セット行います。

【下半身太り原因4】「体質」による下半身太り

マッサージや運動などで、太ももに外から刺激を与えるのでなく、からだの内側から整えれば、太りにくい体質やむくみにくい体質へ、改善が期待できます。

むくみやセルライトを溜めない食事で下半身痩せ

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体質改善する為の食事は、以下の4つのポイントを押さえましょう。

①塩分や糖分を摂り過ぎないこと
②カリウムやビタミンB1を積極的に摂取する
③ビタミンCでセルライトを防止する
④水で適度な水分補給をする

「カリウム」を多く含む食べ物には、ほうれん草や納豆があります。
「ビタミンB1」は、豚肉やニンニク、卵に多く含まれます。

また、血流をよくし、代謝を上げる為に、からだを温める食べ物である食材を摂りましょう。しょうがやにんじん、ごぼうなどがおすすめです。

下半身痩せには漢方薬もおすすめ

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「太もも痩せ」には漢方薬も効果的です。
私たちの心やからだは「気・血・水」がバランスよくめぐることで、健康が維持され、そのめぐりやバランスが乱れると、何らかの症状となってあらわれます。

たとえばイライラや落ち込みなどは「気」の乱れ、月経痛や不眠などは「血」の巡りの乱れ、むくみやめまい、吐き気などは「水」の乱れが関わっており、またそれぞれの乱れは心のバランスにも大きな影響を及ぼしています。

漢方薬は、体内のバランスを調整し、誰もが持っている免疫力や回復力、排出力(デトックス)を取り戻して理想の健康を手に入れること目的としています。そのため、体質に合った漢方で気・血・水のめぐりが改善されれば、むくみや代謝の悪さによる「下半身太り」も、解消が期待できます。

<むっちり太ももにお悩みの方におすすめの漢方薬>

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・むくみが気になる方に「防已黄耆湯」

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい方におすすめ。
消化吸収を助けながら全身の機能を高めます。また、余分な「水」を排泄することで、からだを引き締め、水太りやむくみを改善することができます。

・脂肪が気になる方に「防風通聖散」

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
皮下脂肪が多く、便秘がちな方におすすめ。
脂肪を分解・燃焼し、食事から取り込まれた脂質を便と一緒に押し出していきます。

漢方薬は自然の生薬からできているのでからだにやさしく、あらゆる人に何らかの効果をもたらしますが、重要なポイントは、その人の状態や体質にうまく合った生薬を選んでいるかどうかという点です。うまく合っていないと効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が起こることもあります。
どの漢方薬が自分に合っているのかを見極めるのはなかなか難しいものですが、最近ではAI(人工知能)を活用したオンライン相談サービスも登場してきました。AIを活用し、漢方のプロが自分に適した漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が可能ですので、是非活用してみてください。

下半身太りの原因を見直して、太もも痩せを叶えよう!

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太もも痩せには、運動やマッサージ、食事など、日々の積み重ねが必要です。それでも効果が感じられにくい方は、飲むだけで簡単な漢方薬をとり入れてみてください。夏までにスッキリ太ももを目指しましょう。
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あんしん漢方
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