体を温める食材でセルフケア。12月の不調におすすめの血行促進食薬レシピ

「頭が重い」や「イライラする」など、どこも悪くないのになんとなく体調がすぐれない。そんな体調不良の理由は季節のせいかもしれません。そこで、心と体の不調にスッと効く漢方アドバイス本『七十二候の食薬レシピ』より、12月の不調に効果的な食材と簡単レシピをご紹介します。
 ちほ

「食薬」とは?

photo:Shutterstock

食薬とは野菜や果物、肉や魚、お茶や調味料などの身近な食料が薬のように不調に働きかける効能を持っているという意味。それぞれの季節に合わせた食薬を摂取することで余分なものを出し、必要な栄養素を吸収できて心身ともに整えることが可能に。

本書では、「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」や「桃始笑(ももはじめてさく)」など、古代中国で考案された季節を表す方式である七十二候のイラストとともに、日本人の体質に合った食薬が紹介されています。

12月27~31日前後におすすめのレシピ

photo:学研プラス

12月27~31日前後は「麋角解(さわしかのつのおつる)」と呼ばれ、雄鹿の角が落ちる頃とされています。

本来はテキパキと片付けをしたい年の瀬ではありますが、心身ともにだるさを感じて、なんだかやる気が起きないという方も多いかもしれません。そんなときは、体の内側から温めて同時にエネルギーチャージもできる食薬を取り入れてみましょう。

ぶりしゃぶ鍋 にらダレ和え

材料(2人分)

  • ぶり刺身80g
  • にら1/3束
  • 春菊適量
  • 昆布10cm
  • <A>
  • ポン酢しょうゆ大さじ3
  • ごま油小さじ1

作り方

  • 1にらは3cm幅にカットし、<A>と混ぜ合わせます。
  • 2小鍋に水3カップと昆布を入れて火にかけ、沸騰したら春菊をプラス。これで完成。
  • 3そこにぶりをくぐらせ、(1)を絡めて食べましょう。
にらは体を温める働きに優れ、足腰の冷えや腰痛を改善する効果が高いと言われています。また、血の巡りをよくする作用も。一方ぶりは、体を温めるとともに胃腸の働きをサポートし、血行や寝付きの悪さを解消。肌のハリを高めるなどのアンチエイジングにも効果的とされています。

季節の変わり目にお役立ちの漢方アドバイス本

photo:学研プラス

12月におすすめのレシピ以外にも、『七十二候の食薬レシピ』にはそれぞれの時節に起こりがちな不調に効果的な食材や簡単レシピが多数掲載。

季節の変わり目になんとなく体調不良を感じたら、本書を参考に体の内側からケアして心身ともにスッキリしましょう。

七十二候の食薬レシピ
発行:学研プラス
定価:1,300円(税抜)

https://hon.gakken.jp/book/2380120100

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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