口に広がる懐かしさを楽しむ、愛媛県ひなのやの「パン豆」

愛媛県西条市丹原町で作られる、ひなのやの「パン豆」。膨らませたお米に、ほんのり甘い味付けがされた、誰しもが懐かしさを感じるお菓子です。地元の伝統と素材にこだわり現代風にアレンジした「パン豆」は、ひとくち食べればホッとするような、作り手の愛情がふんだんに詰まったお菓子でした。
 シマ

価値ある“当たり前”から生まれる「パン豆」

田舎では当たり前の価値を、
多くの人に届けたい。
〜西条市丹原町から全国へ〜
出典:http://hinanoya.co.jp
みなさんは「パン豆」をご存知でしょうか。ポン菓子というと分かりやすいかもしれませんね。お米をふくらませて砂糖で味付けした、駄菓子屋では定番商品の“アノ”お菓子のことです。愛媛県東予地方では、ポン菓子を「パン豆」と呼び、昔から引き出物として贈る伝統的な文化があるのだそう。田舎では“当たり前”の価値を、より多くの人に届け、後世に伝えていきたいという思いから、ひなのやでは、パッケージやフレーバーなどを試行錯誤し、「パン豆」を現代に提案しています。

地元の自然と伝統を大切にしたモノづくり

ひなのやがある愛媛県西条市の丹原町は、豊かな緑と石鎚山から流れるきれいな水に恵まれた土地。写真で見るだけでも思わず深呼吸したくなるような、日本の昔ながらの風景がそのまま残っている場所です。ひなのやの「パン豆」製造所は、創業者のひいおばあちゃんが、かつては農業をしながら暮らしていたという空き家を改装した古民家なのです。
「パン豆」の原料になるお米はもちろん地元産で、地元農家の契約栽培米を使用しているのだそうです。お米を膨らませる機械にお米をセットし、すごく大きな“バン!”という音とともに一瞬で「パン豆」が誕生します。
のどかな田舎の景色に響く迫力の音と、香ばしい香りに導かれるように、次第に近隣の方が『うちのマメ(※方言でお米のこと)もふくらませてほしい』と、お米と味付け用の砂糖を持参してくるようになりました。そのようなことから、地元住民の方が気軽に立ち寄るいい距離感とともに、地元で今も愛されるお菓子となっているのです。

暮らしのお供に、ひなのやの「パン豆」

季節のパン豆

ひなのやでは季節に合わせた限定フレーバーの「パン豆」を提案しています。まだまだ暑さ残るこの季節おススメのパン豆は“レモンジンジャー”味。香る豊かな高知県産の黄金生姜と国産のレモンピールを混ぜ合わせた、スパイシーでほろ甘く、さっぱりとした味わいが、夏にぴったりです。

原材料:うるち米(愛媛県産)、砂糖、レモンピール(国産レモン)、水あめ、生姜パウダー(高知県産生姜)、菜種油/内容量:100g

夏のパン豆「レモンジンジャー」/500円(税抜)

素朴な味わいにほっこり「醤油」&「甘塩」

懐かしさを感じる素朴な味わいの2種類。

「醤油」は、独特の香ばしさがクセになる玄米のポン菓子と、100年以上受け継がれてきた杉桶で1年じっくり醸造されて作られた、愛媛県大洲市にある梶田商店さんの“醤油天然醸造丸大豆醤油・巽(たつみ)”を使用。無添加で素材にこだわった1品は、みたらし醤油のような、おせんべいのような味わいが人気です。

「甘塩」は、白米のポンに砂糖と塩を合わせたベーシックなフレーバー。口の中でやさしく広がるほのかな甘さとしょっぱさがやみつき。いつまで食べても飽きがこない美味しさです。どちらの味も日々のお茶菓子としても合いそうですね!

「醤油」/原材料:うるち米(愛媛県産)、砂糖、水あめ、醤油、なたね油(原材料の一部に大豆を含む)、内容量:90g

「甘塩」/原材料:うるち米(愛媛県産)、砂糖、水あめ、食塩、なたね油、内容量:80g

各380円(税抜)

ひとつひとつを丁寧に手仕上げ。作り手の愛情たっぷりのギフトセット

“バン!”とお米を膨らましてできたポン菓子を、お鍋の中でホカホカに煮立った特製シロップを絡ませ、手作業で袋詰め。さらにその手作りの「パン豆」をフレーバーごとの封筒に入れて、箱詰めしてきれいにラッピング。ひなのやの方々が、全工程を手作業で仕上げ、愛情込めて作られる「パン豆」のセットです。箱の中には、定番フレーバーのキャラメルナッツ・伊予柑・玄米きび砂糖が入っています。

かわいらしくて思わず笑顔になってしまうプリントは、全てイラストレーターの「ぱんとたまねぎ」さんが手がけています。特に包装紙に描かれている地元・西条のMAPは手にとって現地をお散歩してみたくなるような楽しいイラストにくぎ付けです。

ひなのや さいじょうのパン豆箱(三種入)/1,200円(税抜)

伝統の風習を現代風にアレンジしたギフトセット

ポン菓子を引き出物に贈る、愛媛県東予地方独特の婚礼文化。お米という意味の方言、“マメ”にかけて、「マメに元気で暮らせよ」という、子を気遣う親心が込められているのだそう。70年も前から引き継がれる伝統を、ひなのやが現代風にアレンジしたウェディングギフトです。

(写真左)本のように開くと「パン豆」が現れる、ブックタイプは、東予地方に馴染みの“紅白嫁入豆箱”をイメージ。鶴と亀のプリントを飾ったBOXに赤のゴム紐で紅白を表した縁起のいいデザインです。(写真中央)披露宴のお見送り時に配るプチギフトにおススメの小ぶりの包み。伝統を感じさせつつも、おしゃれにアレンジされたデザインが品の良さを感じさせます。

ブックタイプ/ポン菓子50g:520円(税抜)
プチギフトタイプ/ポン菓子25g:310円(税抜)
ひとくち食べれば懐かしさがこみ上げてくるお菓子「パン豆」。実は音楽を聴きながらあなたのお迎えを待っています。同じお米が原料の日本酒は、よく音楽を聞かせて熟成させるというのもありますよね。その要領で「パン豆」にもクラシックやジャズなどの心地良いを音楽を聴かせているのだそうです。

製造からお客様の手に渡るまでの全ての段階で、作り手のこだわりと愛を感じる、ひなのやの「パン豆」。ぜひあなたも日々の休憩のお供にいただいてみてはいかがでしょうか。

ひなのや丹原パン豆製造所
住所:〒791-0524 愛媛県西条市丹原町高松甲925-2
電話番号:0898-68-0833
営業時間:10:00〜16:00
休業日:日曜日、月曜日、祝日

http://hinanoya.co.jp/

ひなのや壬生川駅前店
住所:〒799-1353 愛媛県西条市三津屋南11-8
電話番号:0898-35-5628
営業時間:10:00~18:00
休業日:火曜日

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