和室・築古物件を活かした部屋作り。おしゃれなインテリア実例【ナチュラル, カフェ風etc.】
築年数が経った団地や、和室付きの物件。工夫次第で、喫茶店や古民家カフェなどのような味わいのある雰囲気が出せることが魅力です。今回はその点を活かし、アンティークや古道具などを集めて温かみのある部屋作りを楽しんでいる方のインテリア実例を3つご紹介します。
- 2024.11.6
- ライフスタイル
<2DK・一人暮らし>美術作品と本を並べた、ギャラリーのようなナチュラルインテリア
続いては、築40年以上の賃貸マンション、46平米の2DKで一人暮らしをする方の部屋。キッチンを中心とした両サイドに洋室二部屋がある間取りに、古道具やナチュラルな家具を織り交ぜて配置。たくさんの本と美術作品を楽しめるようにもしています。
日当たりがよい洋室のひとつはリビングに。大きなソファの前に、淵の凹みや脚の形がどこか洋風な印象のちゃぶ台や、ACME Furnitureのチェストなど、デザインの家具を並べています。窓際にはグリーンも置いて、清々しさが感じられる空間に。
玄関からキッチンまでを繋ぐ廊下は、茶色い木目の壁が懐かしい雰囲気。その色味とぴったりの本棚やカップボードを置き、たくさんの本と、美術作品や民芸品などをディスプレイし、まるでギャラリーの一角のように。
もうひとつの洋室は、寝室兼ワークスペースです。一角に集中しやすい作業スペースを整えつつ、寝室でもあるので、オフィスっぽくなりすぎないようにも意識しているそう。
デスク周りには、作家のアトリエの写真を貼ったり、無印良品の壁につけられる家具を使い本を飾ったりと、好きなものに囲まれて作業できるようにしています。美しいフォルムが空間に馴染むワークチェア・バーテブラ03は、長時間座っていても疲れない優秀なアイテム。
正面に窓があるキッチンは、器や道具が並んでにぎやかな雰囲気。吊戸棚の下のオープン収納によく使う器を並べ、キッチンツールやフライパンなどはフックで掛ける収納に。それ以外のものは吊戸棚やキャビネットにしまい、使いやすくしています。
<3LDK・二人暮らし>アンティークの家具を並べた喫茶店のようなレトロインテリア
一つ目にご紹介するのは、72平米ほどの3LDKに姉妹で二人暮らしする方々の実例。築年数が経った物件にを、集めてきたヴィンテージの家具を配置し、温かみと落ち着きが感じられるレトロなインテリアにしています。
玄関から廊下をまっすぐ進んだ先のダイニング。天板を拡張できるエクステンションテーブルを中心に、深みのあるブラウンで統一された椅子が並んでいます。形の異なる椅子はすべて京都のアンティークショップ・70B INC.で購入したもの。リビングの絨毯やキャビネットともマッチしていて、まるで喫茶店のような雰囲気が出ています。
リビングに並ぶ家具も、ほとんどが古道具。ソファと絨毯は、おばあさんから譲り受けて大切に使っています。テレビ台にしているのは、古道具屋さんで購入したキャビネット。一つひとつの引き出しに異なる把手が付いていることや、柔らかな色味がお気に入りだそう。
ここには、蚤の市で手に入れた味わいのある座卓を置いています。
また、レースのカーテンは市販のものではなく、手芸屋さんで購入した白い布をフックに引っかけて使用。花柄のカーテンも、蚤の市で手にした布に緑色の布を足すことで、家具に馴染むヴィンテージのような雰囲気が出されています。
また、レースのカーテンは市販のものではなく、手芸屋さんで購入した白い布をフックに引っかけて使用。花柄のカーテンも、蚤の市で手にした布に緑色の布を足すことで、家具に馴染むヴィンテージのような雰囲気が出されています。
寝室やシアタールームとして使う和室の壁には、オーナーさんに許可をとり、ウィリアム・モリスの植物模様の壁紙を貼って印象をチェンジ。あえて和室に洋風の壁紙を貼ったことで、遊び心と落ち着きの両方が感じられる空間ができています。
<3LDK・一人暮らし>木製家具とグリーンをゆったり並べた、古民家のようなインテリア
3つ目は、築36年の賃貸物件、53平米の3LDKで一人暮らしする方の実例。リビング・ダイニングやキッチン、和室、どこも広々とした空間を活かし、家具や観葉植物を大胆に配置しています。
大きな窓から日の光がよく入る明るいダイニングには、友人たちが来たときにもゆったりと座れる長方形のテーブルを設置。ソファ代わりになるような籐のチェアや丸テーブルなどの合間にグリーンを散りばめてあり、古民家カフェのようにゆったりできる空間ができています。
同じくゆとりのあるキッチンには、コンロや作業台の後ろにテーブルを置いて、食材や料理を置いたり、友人とも一緒に作業したりできるようにしています。引き戸付近には古道具のデスクも置き、コーヒーショップのカウンター風に。
そのデスクを使うときには、リビング・ダイニングを見渡すことができます。このときの景色が心地よく感じられるよう、部屋全体を整えているのだとか。
リビング・ダイニングの隣の和室は、多目的に使える空きスペース。かつてはハンガーラックを置いてお気に入りの服を掛けたり、ベッドを置いて寝室にしたり。現在はグリーンや鏡、本棚などに囲まれて本が読めるリラックススペースになっています。
古さが味になった、温かみのあるインテリア
築年数が経った物件で、そのレトロな雰囲気とマッチした家具や小物を多く集めて、温かみのある空間を作っている方々の例をご紹介しました。アンティークな雰囲気が好きな方は、参考にして部屋作りを楽しんでみてください。
photo / goodroom journal
新しい部屋で、はじめよう。goodroom journal
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