【押入れ収納】布団がスッキリ片付く。整理収納のプロが実践、本当に使いやすい収納のコツ4選

いよいよ肌寒くなり、暮らしも冬支度の時期ですね。こたつを出したり、布団を入れ替えたりと、冬の家事を重労働に感じておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。その家事は、収納で解決できるかもしれません。私が苦手だった家事の一つ「布団の衣替え」がラクになった、押し入れを活用した収納方法と、その手順をご紹介します。
 佐々木奈美

1.布団の適正数を見直す

布団の衣替えは、自分の体と同じくらいのサイズの物を畳んだり、収めたり、押入れから取り出したり…と、大掛かりに感じる家事です。これをラクにするには、まず布団の“持つ数”を見直すことがポイントになります。
家族の人数、ベッドの数、収納の広さに対して、布団の数が適正数かどうか、今の生活スタイルの用途に合っているか、今一度見直しましょう。

適正量とは?(5人家族のわが家の場合)

ベッド数はシングルサイズ3、ダブルベッド1を所有しているため、各寝具をシングルサイズ3セット、ダブルサイズ1セットにしています。
それ以外の物は客用布団に充て、さらに余ったものは、使いにくい素材、サイズ、重さのものを処分しました。

布団は大きいため処分するのにもパワーがいりますが、適正数に保つことで収納場所は使いやすく変化します。また、客用布団も来客の頻度以上に持ちすぎないことが大切ですね。

2.場所別に用途を分けて収納する

次に、寝具を種類ごとに分けます。
敷き布団、掛け布団、毛布、タオルケット、枕、カバー類など様々なものがありますが、これらは形がそれぞれ違うため、すべてを一緒に収納しようとすると積んでも崩れ落ちてくる原因となります。

そのため我が家は大きく分けて、押し入れ上段には掛け布団類、下段には敷き布団を収納するなど、収納場所を分けています(写真)。押入れ上段のボックスには掛け布団や毛布をIKEAのボックスに種類別に分けて収納しています。また、アイアンバーを側面に設置して、子供サイズのブランケットなどを引っ掛けて収納しています。こうすると、子供が見つけやすく、すぐに手に取れて便利です。
このように種類を分けることで、形が揃い、収納空間が整いやすくなります。また、“掛け布団を避けて敷き布団を取る”などの動作が省かれ、出し入れがラクになるメリットもあります。

敷き布団を収納する場所には、湿気防止にニトリの「桐すのこ」を敷いています。押入れ収納がないお住まいには、布団収納ラックなどを活用されるといいですね。

3.掛け布団はIKEAのSKUBB(スクッブ)に収納する

掛け布団は膨らみやすい形なので、かさばらない形にすることがポイントです。圧縮袋などに収納する方法もありますが、衣替えの度に空気を抜くのは面倒で、数が多ければ多いほど時間がかかり大変。私は面倒になってしまい、掛け布団を一つずつIKEAの「SKUBB」に収納する方法を行っています。

我が家では「収納ケース(69×55×19㎝)」を愛用中。冬用シングル羽毛布団1枚を4つ折りにして入れることができます。夏用シングル羽毛布団なら、薄いので3~4枚収納可能。

中身が何か分かるように、ラベリングは必須。木製クリップにラベルシールを貼っています。

4.ブランケットやカバーは引き出しに収納する

ブランケットやカバーは、ニトリの「クローゼットケース」に収納しています。布団に比べて洗濯頻度が多いブランケットやカバーは、布団以上に出し入れがスムーズであることを優先します。コンパクトに畳めるので、洋服のように引き出しに立てて収納すると取り出しやすいです。


お布団の衣替えのタイミングで布団収納の見直しをしてみてはいかがでしょうか。これまで負担に思っていた家事が、少しでもラクになるといいですね。

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