1R・1K・1DK・1LDKでも置きやすい。 形状別・「ダイニングテーブル」の選び方&実例
1R・1K・1DK・1LDKは一人暮らしの方が選ぶことの多い部屋タイプ。そんな限られた空間にダイニングテーブルを置くかはお悩みのひとつではないでしょうか。そこで今回は、小さな部屋でも置きやすいダイニングテーブル選びのポイントと実例をご紹介します。
- 2022.8.27
- ライフスタイル
小さな部屋のダイニングテーブル選び、どうする?
1R・1K・1DK・1LDKの部屋にダイニングテーブルを置くと部屋が狭くなる…と躊躇してしまう方は多いのではないでしょうか。小さな部屋を広々と使うためには、できるだけ家具を置かないことが鉄則。ですが、暮らしやすさを考えるとやはりあると便利なのがダイニングテーブルです。
ダイニングテーブルを置くメリット・デメリット
食事がしやすくなる、ワークスペースとしても使える、床に座って使うローテーブルよりもチェアに座って使えてラクなど、ダイニングテーブルにはさまざまなメリットがあります。
反面、大きな面積を占めるため部屋が狭くなる、しっかりとしたつくりや素材にこだわると高額になりがち、デザインによっては置く場所が限られるなどデメリットもあります。
反面、大きな面積を占めるため部屋が狭くなる、しっかりとしたつくりや素材にこだわると高額になりがち、デザインによっては置く場所が限られるなどデメリットもあります。
テーブルまわりに必要なスペースは?
これらを検討したうえでやはりダイニングテーブルを置く場合は、小さな部屋にも置きやすい形状や機能性のあるアイテムを選ぶのがおすすめです。小さな空間では、少しのサイズ違いでも通路が狭くなってしまったりチェアが引けなくなったりします。ダイニングテーブルのサイズ選びは慎重に行いましょう。
テーブルを置き、チェアを引いて出入りするだけであればテーブルまわりは80cm程度必要です。チェアに座りその後ろを人が通れる状態にする場合は、さらに60cmほど確保しましょう。
これらをふまえご紹介する実例を参考に、あなたもシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。
テーブルを置き、チェアを引いて出入りするだけであればテーブルまわりは80cm程度必要です。チェアに座りその後ろを人が通れる状態にする場合は、さらに60cmほど確保しましょう。
これらをふまえご紹介する実例を参考に、あなたもシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。
ダイニングテーブル形状の選び方・実例
1:シンプル・モダンテイストなら長方形または正方形を
こちらの1LDKの部屋ではキッチンの横にダイニングテーブルを置き、ワークスペースを兼ねています。シンプル・モダンテイストがお好みなら、天板デザインは直線で構成された長方形または正方形がおすすめです。
こちらの部屋では、アートと家具を含めて洗練されたおしゃれな空間をつくりあげています。シャープなラインで構成されたシンプルなダイニングテーブルだからこそ、個性的なアートやチェアが引き立っています。IKEAのダイニングテーブルと名だたる北欧の名作チェア(イルマリ・タピヴォバーラのファネットチェア、フリッツ・ハンセンのグランプリチェア、ハンス・J・ウェグナーのハートチェアなど、北欧ヴィンテージのもの)の組み合わせも素敵です。
こちらの部屋では、ややコンパクトな長方形天板のダイニングテーブルを取り入れています。小さいながら2人で食事をするには十分なサイズです。短辺の片方を壁に付けているので、床が広く見えすっきりと見えます。
こちらの部屋でもダイニングテーブルを壁際に寄せています。部屋を広く使いたいときには、ダイニングテーブルを壁に付けるのがおすすめです。長方形や正方形ならすっきりと収まります。
木目の長方形天板に、ブラックの脚の組み合わせがメンズライクな1台。バイカラーの配色がモダンな印象を与えます。
シャープな長方形の天板と潔いホワイトの色合いが印象的なIKEAのダイニングテーブル。シンプルなデザインのダイニングテーブルに合わせるのは、個性的なチェアたち。あえてデザインをばらばらにすると遊び心のなる個性的なインテリアに仕上がります。
2:ナチュラル・北欧テイストなら曲線、角が丸い形状を
木製家具を中心に、温かみのある空間をつくるナチュラル・北欧テイストは曲線が優しい印象を与える円形の天板を選ぶのがおすすめです。
こちらの部屋では、円形のテーブルに北欧の名作チェア「Yチェア」を組み合わせています。窓の近くの一番明るい場所を特等席に。カフェのようなおしゃれなスペースに仕上がっています。
円形のテーブルを置くと、曲線が生み出す柔らかな印象がインテリアに溶けこみます。円形なら座る人数もフレキシブル。コンパクトでも数人で使うことができます。
空間を有効に活用したい場合は、伸長式テーブルを選んでみてはいかがでしょう。天板のサイズがフレキシブルに変えられるため、使う人数や用途に合わせて使うことができ便利です。
インテリアのアクセントになる個性的なダイニングテーブルをお探しなら、有機的なデザインの天板を選んでみてはいかがでしょうか。温かくも洗練された雰囲気の北欧インテリアによく合うだけでなく、2人以上で使っても絶妙に視線が交わらない形状で作業に集中しやすいというメリットもあります。
ナチュラルインテリアにひとさじ「クール」さをプラスするなら、木×アイアンを組み合わせたダイニングテーブルを。アイアンの華奢な脚が木目に溶け合いモダンな印象を与えます。ベンチタイプのチェアとの相性もよく、絵になる空間に仕上がっています。
部屋になじみ快適に使えるダイニングテーブルを
ダイニングテーブルがあれば、くつろぎの場が生まれるだけでなく、仕事や趣味などにも活用でき、暮らしが快適になることでしょう。限られた空間に無理なく置くことができるのはもちろん、インテリアにもなじむデザインを選びたいですね。ぜひ、実例や解説を参考にあなたの暮らしに合うダイニングテーブルを選んでみてはいかがでしょうか。
photo / goodroom journal
<監修・記事執筆>
伊野 奈緒美
リフォームスタイリスト3級
カラーコーディネーター2級
文部科学省後援 リビングスタイリスト1級 取得
※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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