縦長の部屋はレイアウトが難しい?
日本のマンションなどの住宅は縦長の間取りが多く、その使い方に迷う方は多いのではないでしょうか。部屋を用途で区切ることが難しく感じられる間取りですが、家具のレイアウトなどを工夫すれば上手に使うことができます。
縦長の部屋のレイアウトに迷ったら、似た間取りの実例を参考にするのが近道。ぜひインテリア計画や部屋を広く見せるためのアイデアとして、取り入れてみてはいかがでしょうか。
縦長の部屋のレイアウトに迷ったら、似た間取りの実例を参考にするのが近道。ぜひインテリア計画や部屋を広く見せるためのアイデアとして、取り入れてみてはいかがでしょうか。
好みの部屋はどうつくる?縦長の部屋に置く家具とレイアウト実例集
7畳のレイアウト実例
ベッドを端に寄せて、ベランダ近くの日当たりのよい窓辺にワークスペースとくつろぎスペースをレイアウト。ご自分にとって最も居心地のよい場所にデスクを配置することが、リモートワークをスムーズにする鍵になります。
7.6畳のレイアウト実例
空間に余裕がない部屋は、コンパクトサイズの家具で揃えると理想のインテリアをつくりやすくなります。
写真は25㎡ほどの1Kのこちらの部屋ですが、ベッド・食事用テーブル・ワークスペースをすべてレイアウトすることができています。ディスプレイとしても素敵な絵になる家具、雑貨を選べば、見せる収納がセンスよくまとまります。
写真は25㎡ほどの1Kのこちらの部屋ですが、ベッド・食事用テーブル・ワークスペースをすべてレイアウトすることができています。ディスプレイとしても素敵な絵になる家具、雑貨を選べば、見せる収納がセンスよくまとまります。
9畳のレイアウト実例
手前にダイニングセットと収納棚、中央部分にはテレビ、対面にはベッドをレイアウトしています。家具は壁際に寄せて、奥の掃き出し窓をふさがないことが広々インテリアのポイント。全体の家具を低めに揃えて天井を高く見せることで、より開放感を生み出しています。
11畳のレイアウト実例
掃き出し窓の手前にベッド、奥のキッチンの近くにダイニングテーブルをレイアウトしています。くつろぎのスペース、趣味のスペース、食事をするスペースと緩やかに家具でゾーニングされているので、1部屋とは思えない多彩なインテリアに仕上がっています。
14畳のレイアウト実例
リビングダイニングの奥にベッドを配置。カーテンで緩やかに仕切ることで、プライベート感を演出しています。壁や天井・間仕切りのファブリックが白で統一されているので、天井が高く感じられ開放感をもたらしていますね。遮る壁がないので窓からの光が部屋の奥まで光が行き渡り、明るい室内に。
また、片側の壁に家具を置かず床を広く見せているだけでなく、白い壁面が目立ち抜け感を演出。植物を吊るすことで目線が上がることも広々とした空間を演出しているポイントです。
また、片側の壁に家具を置かず床を広く見せているだけでなく、白い壁面が目立ち抜け感を演出。植物を吊るすことで目線が上がることも広々とした空間を演出しているポイントです。
こちらの部屋のように、家具を端に寄せて床を多く見せると広々とした開放感を演出。秋冬には、温かみのあるラグを敷くと季節感のあるインテリアに仕上がります。
低めのリビングボードを端によせて、圧迫感を軽減。柄物が多く取り入れられている部屋ですが、色合いやトーンを統一し、グレーをベースカラーにしていることで一体感をもたらしています。
工夫次第で縦長のリビング・ワンルームが理想の部屋に
少し使いづらいと思われがちな縦長の部屋ですが、家具のレイアウトや家具選びを工夫すれば理想のインテリアに近づきます。大きな窓を家具でふさがないこと、床をできるだけ多く見せることが広く見せるポイント。あなたもぜひ、部屋づくりのアイデアとして参考にしてみてはいかがでしょうか。
photo / goodroomjournal
<監修・記事執筆>
伊野 奈緒美
リフォームスタイリスト3級
カラーコーディネーター2級
文部科学省後援 リビングスタイリスト1級 取得
※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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