家事時間が減って、自分の時間が生み出せた。今すぐ手放してよいモノ8選

家事の三大柱でもある料理・洗濯・掃除。整理収納で今の自分に合ったモノの「持ち方」や「使い方」へ見直してみると、今まで当たり前にやっていたことも実はしなくても大丈夫なことに気付くかもしれません。毎日の家事時間が減らせて、自分の時間が生み出せる「モノの手放し方」をご紹介します。
 伊藤美佳代

1.料理:キッチンで管理するものを減らす

定番調味料に絞る

一度使っただけの調味料が使わないままキッチンの引出しや冷蔵庫の中に溜まっていませんか。料理の味を美味しく決めてくれる調味料ですが、ラク家事を優先するなら、自分の定番の調整料に絞って持つようにしてみるのもおすすめです。
よく使う定番の調味料なら賞味期限の管理の手間もなく、収納スペースも使っていない調味料でいっぱいになることもなくなります。また、最近は少量タイプのものや、使いきりサイズ、小分けになったタイプの調味料なども多く出ています。ぜひ自分に合った種類、量の定番調味料に見直してみましょう。

調味料の詰め替えはしない

また、調味料を別の保存容器へ詰め替えをしている場合、詰め替えはしないほうがラク家事につながります。
詰め替えのメリットは、同じ大きさや形の保存容器に揃えることで、収納する時もスペースに無駄がなくなります。また、袋の調味料の場合は密閉容器に詰め替えたほうが鮮度や衛生面でも安心です。さらに収納スペースがスッキリ見えるように同じデザインの容器へ詰め替えをされている方も多いのではないでしょうか。
詰め替える場合、容器は定期的に洗う必要もあり、さらにお徳用の量を買ってしまったときは、全量が入らず、中途半端に袋に残したままになったことを忘れてしまい、新たに買ってしまうケースも少なくありません。詰め替える場合も、例えば「粉物だけは衛生面から詰め替える」など目的を絞ると管理もラクになります。

フライパン、鍋など調理器具を厳選

◯◯用の鍋・フライパンなど、調理器具には便利なものもたくさんありますが、鍋やフライパンはたくさん持っていればいるほど収納スペースも必要です。全部出して改めて見直してみると、ライフスタイルが変わり、以前はよく使っていたのに今はあまり出番がないものや、鍋がないのに蓋だけが残っているなんてこともよくあります。また、コンロまわりで使うものはコンロ下の収納にすると、動線の効率もよくなりおすすめです。鍋やフライパンはコンロ下の収納に収まるだけと決めて持つようにすると管理もとてもラクになります。ぜひ今の自分に合った種類や量に厳選してみましょう。

また、調理器具を減らす工夫のひとつとして、マルチポットのように煮る、茹でる、焼く、揚げるなど一つで何役もこなす時短や料理をラクにしてくれる道具を取り入れてみるのもよいでしょう。

気に入った食器に厳選する

割れることを心配してお気に入りの食器は使わず、あまり気に入ってはいないけれど気楽に使える食器を普段使いの食器にしていませんか。お気に入りの食器こそ普段使いにして、普段の食事もさらに楽しんでみるのもいかがでしょうか。気に入った食器に厳選することで食器の全体量も減らすこともできるので、食器の収納スペースもスッキリして管理もとてもラクになります。

2.掃除:全部をやろうとしない

メインの掃除はルンバを取り入れる

最近は、優秀なロボット掃除機がたくさんあります。ボタンひとつ押せば床をきれいにしてくれるルンバは一度使うと本当に掃除がラクになります。さらにルンバを使う大きなメリットは、掃除してもらうために床になるべくモノを置かないようになること。メインのお掃除はルンバにお任せして、掃除自体の負担を減らすことで大きなラク家事につながります。

その他は気付いた時にちょこっと掃除

その他の細かい掃除は、各部屋に掃除用品をまとめておくなどして、気になった時にちょこっと掃除で済ませるだけでも充分キレイを保つことができます。
例えば、リビングでくつろぐ前に、そばに置いているハンディモップでテレビまわりのホコリを取るなど、各場所で使う掃除用具をそれぞれの場所に置いておくことで、ついでの時間でできるちょこっと掃除がしやすくなり、掃除の時間をしっかり設けなくてもよくなります。

3.洗濯:洗濯もの、グッズを減らす

ハンガーはクローゼット用と共有

洗濯は洗う・干す・畳む・しまうなどの、やる動作が多いので、使うもの、洗濯するもの自体を減らすことでラク家事につながります。

ハンガーも、洗濯用ハンガーとクローゼット用ハンガーに分けているならハンガーを共有にしてみることもおすすめです。洗濯物をクローゼットに戻す際にそのまま掛けることができます。また洗濯用ハンガーの収納スペースも減らすことができます。

写真は無印良品のアルミハンガーを洗濯した衣類を干すときにもクローゼットにも使用しています。同じデザインのハンガーは形も揃うので収納しやすく衣類もよりたくさん収納することも可能です。

マット類など布物をなくす

トイレマットやキッチンマット、玄関マット、カバー類など、ライフスタイルによっては必要な場合もあると思いますが、布物をなくすことで洗濯するもの自体を減らせて洗濯の時短につながります。またマットやカバー類の洗い替えを持つ場合、その収納スペースも必要なくなります。
家事をラクにするために、今の暮らしに合ったものの量や使うものを整理することで、管理することや収納することなど「やること」も減らせます。そして暮らし自体もラクになり、自分の時間も増えていきます。少しでもご参考になればと思います。

photo / 伊藤美佳代

住宅収納スペシャリスト/整理収納・照明アドバイザー
伊藤美佳代

ハウスキーピング協会認定
整理収納アドバイザー2級認定講師
住宅収納スペシャリスト認定講師
インテリアコーディネーター

instagram @ito_mikayo

ブログ「笑顔あふれる住まいづくり」

http://mikayo-ito.jugem.jp

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