自分の手で染め、色の変化を楽しむ。染めキット付きシルクランジェリー「ニュアラ」

体に直接触れるアンダーウェアは、身に着けたときの心地やデザインにもこだわりたいもの。そこに、自ら手をかけて育てていくような楽しさを加えたアイテムが登場しました。シルクランジェリーのブランド「Puntoe(プントゥ)」の新ライン「ニュアラ」です。一体どんなものなのでしょう?
 ゆりか

自分で手をかけることで愛着が増すランジェリー

photo:ニュアラ

「体を締めつけないこと、女性らしい気分でいられること」をコンセプトに、主にシルクを使用したアンダーウェアを展開するブランド「Puntoe(プントゥ)」。そこから登場した新しいラインが「ニュアラ」です。

Puntoeのこれまでのアイテムと同じく、シルクやオーガニックコットンなどの天然素材を採用しており、体を締めつけないデザインや形も共通。それではなにが異なるのかというと、「染め」を楽しめることです。
職人さんに染めてもらったものを受け取るのも可能なのですが、植物から抽出した色素のキットを使い、自分で染めることができるようになっています。

photo:ニュアラ

素材も染料も環境にやさしいものを使用し、小規模で丁寧に生産されるニュアラのアイテム。ブランドの創設者であり、デザイナーも務める松本奈月さんは、それを通してこれからの時代に向けた想いを表現したいと語っています。
まずは、環境にやさしいこと。
そして小規模なこと。
誰が作ったかわからない製品を「買うだけ」の「買い物」ではなく、
身の回りのものは「自分のこと」として、
自分の手を直接かけること。

そうして手に入れたものや体験は、
買い物して手に入れるだけの体験よりずっと自由で豊かで楽しい!
出典:https://puntoe.jp
たしかに、作り手の方がどんな想いを持っていたのかを知れたり、自分でひと手間をかけてできたアイテムにはより愛着が湧くもの。それを手に取ったり身に着けたりする時間は、うれしさや満足感で心が満たされた状態で過ごせるように思います。

まずは自然なままのプレーンカラーを楽しんで

photo:ニュアラ

現在ニュアラで展開されているのは、ブラジャーやショーツ、キャミソール、靴下、レッグウォーマーなど。ブラジャーはパッド付きのシルク100%ニットのタイプと、シルク100%の薄い生地が肌に沿う繊細なタイプの2種類。ショーツも、お尻を丸く見せてくれるボーイズレッグやタンガなど、こだわりのデザインからお好きなものが選べます。

これらはすべて、染められていない天然素材そのままの「プレーン」カラー。生地によって白や生成り、ベージュのようだったりと、どれも眺めていてやさしい気持ちになれるような色と、やわらかな着心地が特徴です。

染めキットで自然由来の美しい色に変身させよう

photo:ニュアラ

各アイテムは、「染めキット」をセットにして注文することができます。しばらくは自然なままの色で使い、気分を変えたいなというときやちょっと着古した感が出てきたなというときに、ぜひ染めてみてください。新たなアイテムに出合ったかのように、新鮮な気持ちで身に着けられるようになります。
染めるなんてなんだか大変そう…と思う方もいるかもしれませんが、大丈夫。
キット以外に必要なのは、大きめのバット(または洗面器)2つ、小さいボウル(または計量カップ)2つ、泡立て器(またはスプーン)のみです。

手順も難しくありません。まずは染めたいアイテムを洗濯しておきましょう。あとは説明書に従い、キットの材料3種をそれぞれお湯に溶かし、アイテムを浸したり、洗ったりするだけです。材料は自然の染料と銅やアルミなど、環境に負担をかけないものなので、使い終わったらシンクに流すことができます。
染めの作業の時間はわずか30分ほどなので、思い立ったら気楽に取り組めますよ。

photo:ゆりか

私も実際にやってみました。シルクのアイテムはしばらく白色のまま使いたかったので、化粧品の色が付いてしまった私物の巾着や、新しいふきんで挑戦。キットは2セット入りなので、今後もう一度染色を楽しめるのもうれしいところです。

作業はまるで実験をしているようでワクワク。染料にアイテムを浸け、色が浸透していく瞬間には「わぁ~」と声を上げてしまいました。正直、不器用な私でもできるだろうかと心配していたのですが、ムラなく染めることができましたよ。
材料は自然なもののため、嫌なにおいがするものはひとつもありません。また、道具に使った白いバットやステンレスのボウルに色が少し残ってしまったのですが、塩素系漂白剤にしばらく浸けて洗ったら落とすことができました。

私が今回使用したコーラルレッドは、明るさと深みを感じさせるとても素敵な色。ほかにも2色のキットがあるので、そちらも試してみたくなります。

職人の手で染色してもらうことも可能

photo:ニュアラ

最初からカラーで楽しみたい方や、自分で染める余裕がないという方は、職人さんに染めてもらう「バイオーダー」が可能です。まずはこちらを購入してみて美しい色に触れ、次にプレーンを自分で染めてみるのも良いかもしれません。

自然の染料ならではの色の変化も愛おしい

photo:ニュアラ

職人さんに染めてもらったものも、自分で染めたものも、使って洗ってを繰り返すと、次第に色が淡くなっていくそう。季節によって移ろう自然のように変化を楽しめるのも、ほかのランジェリーにはない魅力です。

ご紹介したものはすべて、ニュアラの公式サイトから注文することが可能です。
素肌に寄り添い、気持ちを左右するアンダーウェア。それが染めるというひと手間で、より大切なものになります。ぜひあなたも、自分の手で染め、色の変化を楽しんでみてはいかがでしょうか?

ニュアラ

https://nuala.jp/

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