インテリアにもっとこだわりたい方へ。人気の「木材」の樹種と特徴
床や家具などの「素材」にこだわれば、インテリアはもっと自分らしく素敵になります。でも種類が多く、選ぶのが難しいと感じていませんか。木は樹種によって木目や色合いなど個性があります。それぞれの特徴をヒントにすれば、住まいづくりがもっと楽しくなるはずです。今回は、人気の木材の樹種やその特徴をご紹介します。
- 2020.5.23
- ライフスタイル
めざすテイストに合わせて「木」を選ぶ
お部屋に優しい雰囲気をもたらす「木」の素材。ナチュラルなインテリアはもとより、どんなインテリアにもなじむ懐の深い素材です。家具や床材としてなど、私たちの暮らしには欠かせない木材にはさまざまな種類があります。
それぞれの特徴を知ったうえで選べば、もう一歩踏み込んだ「自分らしい」素敵なインテリアを楽しめるはず。あなたもめざすテイストに合わせて、選んでみませんか。
それぞれの特徴を知ったうえで選べば、もう一歩踏み込んだ「自分らしい」素敵なインテリアを楽しめるはず。あなたもめざすテイストに合わせて、選んでみませんか。
インテリアで人気の素材「無垢材」って?
経年変化とともに味わいを増す素材が「無垢材」。木の持つ本来の温かみや素材感を存分に楽しめることから、インテリアにこだわる人たちに注目されています。
無垢材は、天然木を切り出してそのままの状態で使用するため、冬でもひんやりとした感覚が少なく、夏は調湿機能によってべたつかないという特徴があります。
無垢材には以下の2種類があり、それぞれに異なる特徴があります。
■針葉樹
針葉樹は軟木とも呼ばれ、木目が通って加工しやすく構造材に向いた樹木。
(スギ・ヒノキ・ヒバ・スプルスなど)
■広葉樹
広葉樹は硬木とも呼ばれ、木目が個性的で美しく一般の家具に向いた樹木。
(ブナ・ナラ・クリ・ケヤキなど)
無垢材は、天然木を切り出してそのままの状態で使用するため、冬でもひんやりとした感覚が少なく、夏は調湿機能によってべたつかないという特徴があります。
無垢材には以下の2種類があり、それぞれに異なる特徴があります。
■針葉樹
針葉樹は軟木とも呼ばれ、木目が通って加工しやすく構造材に向いた樹木。
(スギ・ヒノキ・ヒバ・スプルスなど)
■広葉樹
広葉樹は硬木とも呼ばれ、木目が個性的で美しく一般の家具に向いた樹木。
(ブナ・ナラ・クリ・ケヤキなど)
インテリアに人気の6つの樹種
インテリアのベースとなる素材のため、慎重に選びたい「樹種」。木目や色合い、加工のしやすさなどそれぞれに特徴があります。ここでは、インテリアで使われることの多い人気の樹種を6つご紹介します。あなたは、どれがお好みでしょうか。
1:ナチュラルインテリアにぴったり「オーク(ナラ)」
オークは、日本では「ナラ」と呼ばれ家具や床材として人気の樹種。切り出し方によってあらわれる木目は多彩で、虎斑杢(とらふもく・虎の毛のような模様をした木目)も見られます。また、反りや割れが生じにくく、硬く強度が高いことも特徴。インテリアのテイストを選ばず取り入れやすい樹種ですが、特にナチュラルインテリアを好む人におすすめです。
2:美しい木肌と香りで気品を漂わせる「ヒノキ」
日本で古くから最高級材として知られているのがヒノキです。木材から放たれる独特の芳香は、ストレスを軽減する効果があると言われています。
また、加工しやすい、湿気に強く腐りにくい、耐久性が高いなど優れた機能を持っているのも魅力。木肌が美しく光沢があり、気品のあるインテリアをつくることができます。
また、加工しやすい、湿気に強く腐りにくい、耐久性が高いなど優れた機能を持っているのも魅力。木肌が美しく光沢があり、気品のあるインテリアをつくることができます。
3:日本人になじみ深い「スギ」
日本の代表的な樹種で、古くからなじみ深いスギ。秋田杉、吉野杉、北山杉などが有名です。軟らかく軽いので加工しやすく、狂いが生じにくい樹種。柱などの構造材はもとより、建具や家具などにも使われます。シンプルな木目と明るい色合いで、特に「和テイスト」のインテリアによく合います。
4:重厚感のある大人のインテリアに「ウォールナット」
ウォールナットは、品のある艶と木目、深みのある紫褐色の色合いが特徴の樹種。経年変化で風合いが増す、育てる楽しさを感じられる木材です。強度があり丈夫で、内装材だけでなく楽器や家具材にも使われます。「ヴィンテージテイスト」のインテリアや、重厚感のあるラグジュアリーな「モダンインテリア」がお好みの人におすすめ。
5:優しい雰囲気が魅力の「パイン」
節は多いもののやわらかな性質で加工しやすく、白っぽい色合いが特徴のパイン。経年変化で飴色に変わり、優しい雰囲気を演出する樹種です。カントリー調の家具やキッズ家具などに使われる素材ですが、北欧系やナチュラル系インテリアにもよく合います。
6:北欧インテリアによく合う「アッシュ」
アッシュは、タモ材とも呼ばれる樹種。はっきりと浮かび上がる力強い木目と、薄茶色の優しい色合いが特徴です。経年変化とともに、緩やかに濃い色合いへと変化していきます。アッシュ材のなかでより高級感を求めるなら、「ホワイトアッシュ」がおすすめ。ナチュラルで洗練された「北欧インテリア」にもよく合います。
お好きな木材をベースに、あなたらしいインテリアを
木材とひとくちに言っても、樹種や特徴はさまざま。インテリアのベースとなる重要な素材なので、こだわりを持って選びたいですね。色合いや木目など見た目の好みはもちろん、強度や反りなどの特徴にも目を向ければ、理想の木材が見つかるはずです。あなたらしい、居心地の良い住まいづくりのヒントになりますように。
photo / shutterstock
<監修・記事執筆>
伊野 奈緒美
リフォームスタイリスト3級
カラーコーディネーター2級
文部科学省後援 リビングスタイリスト2級 取得
※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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