ファッションのアクセントに。アート作品を模様にした「MUKU」の表情豊かなネクタイ

12月間近となり、大切な人へのクリスマスプレゼントを考え始めたい時期。おしゃれにこだわりのある方にもきっと喜んでもらえる、とっておきのネクタイを贈りませんか?個性的なアート作品をデザインに取り込んだアイテムを展開する「MUKU」のネクタイは、ほかにはないデザインと上質な絹糸の織りが美しい一品です。
 ゆりか

贈り物におすすめの質の高いネクタイ

「MUKU」は、「ちがう視界から、ちがう世界を描き出す」をテーマに、ファッション小物や文房具などを展開しているブランドです。強いアイデンティティを持つアーティストが描いた作品をデザインに採用した、個性豊かなアイテムが揃っています。

なかでも今回おすすめしたいのは、ブランド発足の当初から作られているネクタイです。生地には、明治38年創業の紳士洋品の老舗「銀座田屋」とコラボレーションしたシルクを使用。プリントではなく、絹糸を何層にも織って作られているため、絵の具の立体感や繊細な筆のタッチ、ムラや擦れまで再現されていて、臨場感があります。ほかにはないデザインと、輝くシルクの素材感から質の高さが感じられ、こだわりを持つ方への贈り物にもぴったりです。

目を引く個性豊かなデザイン

写真左は、佐々木早苗さんが描いたたくさんの円を模様にしたネクタイ「無題」。一見、一本の太いラインで描かれた円のようですが、細いラインが何重にも重なって太くなったもので、その力強さに目を奪われます。モノトーンはモードで、クールな印象がありますね。

写真右は、文字を独特の形にアレンジをして書くという小林覚(さとる)さんの作品をもとにした「数字」。模様をよく見るとあちこちに数字が隠れていることに気づきます。躍動感のある一本一本のラインと、ランダムに並ぶ色が特徴的。ホワイトをベースに、さまざまな色が散りばめられていて、コーディネートのさりげないポイントになりそう。

写真左は、八重樫季良(きよし)さんの作品が模様になったネクタイ。抽象的な幾何学模様のようですが、実は建築物を表していて、「家」と名づけられています。色とりどりのビルや家の中に、どんな暮らしがあるのか、ストーリーを想像してみるのも楽しそう。鮮やかな色に目を引かれますが、深みのあるカラーで大人っぽさも感じられます。ブラックやホワイトなどベーシックな色の装いのアクセントにしてはいかがでしょうか。

写真右は、縦に引かれた細いラインに沿ってさまざまな形の円が連なるネクタイ。土屋康一さんの作品「葉っぱ」を模様にしています。ハードなイメージがあるブラックがベースですが、クレヨンで描かれた葉っぱ模様により、柔らかな印象に。写真のように、くすみカラーのチェックのジャケットにもマッチしますよ。

ネクタイ 各24,200円(税込)

知的障害のあるアーティストの作品を活かして作られるアイテム

MUKUを展開するのは、福祉を軸としたサービスの企画や開発など行う会社ヘラルボニー。その代表である松田崇弥(たかや)さんと、副代表を務める双子の兄・文登(ふみと)さんには自閉症のお兄さんがいるのですが、幼い頃から自分たちと同じように感情を持つお兄さんが「かわいそう」と言われることに疑問を感じていたそう。そして、「いつか知的障害を持つ方と関わる仕事がしたいね」と話していました。

その思いは、崇弥さんが地元・岩手県にある「るんびにい美術館」に訪れたことをきっかけに、実現に向けて動き出していきます。

そこに展示されている知的障害のあるアーティストが描いた作品に、単純に優れたアート作品として魅了された崇弥さん。それを社会に出したいという強い思いから、文登さんと仲間を集め、美術館でプレゼンテーションをし、アート作品をネクタイのデザインにするに至ったのです。

MUKUが障がい者の絵を使用し身近なアイテムを制作しているのは、アートのまま置いておかれるのではなく、日常で使ってもらえるようにという思いから。
素材や仕立ての良さなど、品質の高さにこだわっているのも、「障がい者支援」のためではなく、純粋に良いものだと感じて手に取ってもらえるアイテムを作ろうとしているからです。

今回のネクタイについても、大胆なデザインや光沢のある生地に惹かれた人が多いのではないでしょうか。

あなたの心惹かれるアイテムを見つけて

インパクトのあるデザインと質の良さが魅力で、贈り物にもおすすめのネクタイ。
MUKUにはそれ以外にも靴下や傘、ブックカバーなどの小物があります。目を引くようなデザインや色使いで、あなたの心に響くものがきっとあるはず。気になる方はぜひ、公式サイトをチェックしてみてください。個性豊かなアイテムが、日々の暮らしに彩りを添えてくれること間違いなしです。

photo / MUKU

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