お守りのように身に着けたい。「atelier sou」が作る沖縄の金細工×天然石のピアス

沖縄にあるアクセサリー工房「atelier sou(アトリエそう)」は、伝統工芸の金細工(カンゼーク)でさまざまなアクセサリーを生み出しています。今回ご紹介したいのは、石言葉をもつ天然石を用いたピアス。沖縄に古くから伝わる装身具の房指輪などのように、お守りとなってくれそうなアイテムです。
 ゆりか

願いが込められた沖縄の金細工アクセサリー

沖縄本島の最南端の街、糸満市にある「atelier sou(アトリエそう)」は、作家の仲間秀子さんが伝統工芸の金細工(カンゼーク)の技術を用いた美しいアクセサリーを制作している工房。
souという名前には「『想い』を込めて、作品を『創り』、それが人々の暮らしに寄り『添い』ながら、ともに時を重ね、深みのある『層』を成すように。」という想いが込められているのだとか。

沖縄では琉球王朝時代から、鉄以外のあらゆる金属を使った金細工と呼ばれる技術によって、独特の装身具が作られてきました。例えば結び目がモチーフとなった結び指輪は、愛する人と末永く結ばれるように。また、7種類の装飾が付いた房指輪は、扇が末広がりの福をもたらし、花は暮らしに彩りを添えるように…など、モチーフのそれぞれに願いが込められています。

atelier souにも、そうした装身具のように、意味が込められたアクセサリーがあります。それが天然石を原石のまま身に着けられるようにしたピアスです。金細工で作られた枠に小さな原石がぎゅっと詰め込まれ、まるでタルトにたくさんの果物が乗っているようなかわいらしいイメージから、「tarteシリーズ」と名づけられています。身に着ければ気持ちが前向きになれる、このシリーズのピアスをご紹介します。

気持ちを明るくしてくれるペリドットのピアス

真鍮の小さな丸い枠にペリドットが詰まったピアス。艶のあるオリーブグリーンがみずみずしい葡萄の実やキウイフルーツのようですね。
ペリドットの石言葉は、平和や安心、幸福など。ネガティブな感情をしずめ、楽観的にしてくれるとも言われています。ゴールドとグリーンのカラーの組み合わせが気持ちを明るくしてくれそうです。

情熱や勇気を鼓舞するルビーのピアス

シルバーの四角い枠にルビーが埋め込まれたピアスは、ブルーベリーやラズベリーなどのベリー類を敷き詰めたよう。
赤く輝くルビーには情熱や純愛・勇気などの石言葉があり、身に着ければその人の美しさを引き出したり、自信を高めてくれたりするのだとか。新たなことに挑戦しようとするときなど、気持ちを高めたい方は手に取ってみてはいかがでしょうか。

ハーキマーダイヤモンドは夢に向かう方へ

上の2つとは少し雰囲気の異なる、ドーナツのように中央が空いた枠のピアスには、ハーキマーダイヤモンドが贅沢にあしらわれています。
直感や純化、願望成就といった石言葉をもつハーキマーダイヤモンドは、肉体・精神・感情のバランスを整え、希望や夢を叶えるためのエネルギーを増してくれるのだそう。透明感と存在感ある輝きを持ち合わせた石のピアスは、夢の実現に向けて踏み出そうとしている方におすすめです。

tarteシリーズにはほかにも、アコヤ真珠やブラックダイヤモンドを使用したものなどがあり、ピアスではなくイヤリングにしてもらうこともできますよ。

金細工のさまざまなアクセサリーに出合いに

atelier souでは、かわいらしいものからクールなものまで、驚くほど豊富なデザインのアクセサリーが制作されています。冒頭で触れた房指輪をネックレスにアレンジしたものや、沖縄の織物・芭蕉布を使った沖縄ならではのアイテムもあります。
実物を見てみたいという方は、公式サイトやInstagramにアトリエの営業日やイベント出展の予定が記載されているので、チェックしてみてください。直近では、10月19日(土)~20日(日)に千葉県で行われる「工房からの風」に参加されるそう。たくさんのアクセサリーの中に、きっとあなたも心惹かれるものを見つけられるはずです。

photo / atelier sou

atelier sou
沖縄県糸満市字喜屋武1314
※営業日は公式サイトまたはInstagramで要確認

https://www.sou-okinawa.com

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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