ガラスと金属で花の可憐さを表現。「glass accessory tubu」の繊細なブローチ

ガラスと金属を組み合わせた花のアクセサリーを展開する「glass accessory tubu」。ブランド名に「tubu」とあるように、ごく小さなガラスの粒を集めて作られるアクセサリーは、草花の繊細な佇まいを細やかに再現していています。
 ゆりか

細やかな作業で作られる、ガラスのアクセサリー

野原や道端で見かけるタンポポやヒメジョオン。そんな身近な花をモチーフとしたガラスのアクセサリーを生み出しているのが「glass accessory tubu」。ガラス作家の山口美妃さんが、一つひとつ手作りしています。
素材となっているのは、お米のように小さなガラス粒。それを真鍮や銅などの細い金属線と組み合わせて、花びらのように仕立てています。

ガラスで出来た花は、朝露に濡れたように艶やかなものもあれば、枯れゆく前のような儚げなものまでさまざま。実際の花の形が一つひとつ違うように、色や大きさがどれも少しずつ異なっています。

ぷくぷくとしたシロツメクサとアカツメクサ

シロツメクサとアカツメクサのブローチは、同じツメクサ同士でも印象が異なります。柔らかな白色のシロツメクサは、銅で作られた丸みのある三つ葉が寄り添い、無垢なかわいらしさが。アカツメクサは深い紫色の花と、下に広がるスラッとした真鍮製の葉が大人っぽさを醸し出します。小さな花のぷくぷくとした立体感は、身に着けている間もつい指で撫でて慈しみたくなります。

明るくも奥行きを感じさせるハハコグサ

春の七草のひとつとして「ごぎょう」とも呼ばれるハハコグサ。茎の先に粒のような小さな花が集まって咲く姿が、ガラスと真鍮で表現されたブローチです。温かな黄色は春の装いにもぴったり。ガラス粒は透明感のあるものや濃くマットな色のものが混ざり合い、可憐なだけではなく奥行きも感じられます。

繊細かつ神秘的な色に惹き込まれるガーベラ

こちらは、ガーベラをモチーフとしたブローチ。一枚一枚の艶やかな花びらから小さな花弁まで、その緻密さに見入ってしまいます。青みがかった紫のような色が幻想的でありつつ、どこか物憂げ。身に着ければ装いをぐっと印象的なものにしてくれそうです。

花開くときを待つ植物を表したアクセサリーも

具体的な花の種類が決められていないアクセサリーもあります。ガラス粒がぎゅっと集まったこちらは、木の実や蕾をイメージしたネックレスとピアス。植物が芽吹き、花が咲く瞬間を、希望を抱いて待っているというイメージで作っているのだそう。どこか芯の強さを感じさせるような、深みのあるアクセサリーです。

経年変化も楽しめるガラスのアクセサリー

glass accessory tubuの花のアクセサリーは、時間が経つにつれ真鍮など金属部分の色が少しずつ変化し、味わいを増していくのも魅力。

花モチーフ以外にも、ガラスの質感が活きた飴玉のようなピアスなどもありますよ。
個展での販売が主ですが、instagramでも問い合わせも受け付けているそう。気になるものを見つけたら、ぜひ連絡してみてください。

photo / glass accessory tubu

glass accessory tubu

https://glassworks-tubu.jimdo.com

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