疲れをためずキレイを目指す。プロトレーナーが教える、かんたん美習慣<オフィス編>

「キレイになりたいけど、何から手をつけて良いかわからない」。そんな方に向けて、ヨガインストラクターさんから美の習慣や秘訣をお聞きしました。連載2回目の「オフィス編」では、仕事中に適した座り方や、お疲れ解消ストレッチなど、かんたんに始められる習慣ばかりをご紹介します。コツコツ続けてキレイを目指しましょう。
 z-kana

インストラクターの1日に密着。キレイの秘密を探る

お話を伺ったのは、オアシスラフィール恵比寿のインストラクター・橋本はづきさん。
「アウェイク鎌倉ヨガスタジオ」のオーナー講師でもあり、姿勢矯正のヨガを教える美と健康のプロフェッショナルです。

こう見えて、実は46歳のはづきさん。かつては太りやすいのが悩みだったそうですが、独自のストレッチや習慣を実践することで9キロの減量に成功したというから驚きです。

はづきさんが編み出した、美の習慣をオフィスでも取り入れて、スッキリボディをめざしましょう。

姿勢は気にせず仕事に集中してOK!

デスクワークは、長時間椅子に座ったり、PCモニターを凝視したりするので、身体がこわばったり、目の疲れがたまって老けて見えたりと美容の敵となりがち。

「よく『デスクワーク中は、背筋を伸ばして正しい姿勢を心がけよう』などと聞きますが、実際は、姿勢を気にしながらではなかなか仕事に集中できません。ですから、デスクワーク中は、多少前かがみになっても気にしなくてOK。その代わり、少なくとも2時間に1度は、椅子の背に思いっきりもたれかかっておなかをグーッと縦に伸ばしましょう。これで身体がリセットできます」とはづきさん。

背もたれを使わずに前かがみの姿勢をずっと続けていると、腹斜筋と背筋がゆるみ猫背になりがちに。また頑張りすぎて背筋をのばすと中殿筋(ちゅうでんきん)という筋肉が張り、腰を痛める原因にもなるので、リセットは必ず行ってほしいとのこと。

そのほか、深呼吸をしながら背中や肩を軽く左右に揺すったり、顔の横の側頭筋を手でマッサージしたりするのもリフレッシュに役立つそうです。

「仕事をするときは思いっきり集中して、その後、きりのいいところで身体を休ませてリセットする。このオンとオフの繰り返しを実践してみて下さい。続けることでキレイの基本である美しい姿勢が習慣づきます」

大胸筋ストレッチで、首も背筋をピッと伸ばす

オフィスで疲れをためないように、仕事の合間やトイレなどでできるストレッチもおすすめです。

まずは、胸の大胸筋を開くストレッチ。

「両手を胸に当てて、肩を真横に広げ、腕をゆっくり下に向けて伸ばします。こうすると縮まっていた胸にある大胸筋が開いて、首が自然とまっすぐに伸びます。リフレッシュ効果はもちろん、背筋が伸びるので見た目がスッキリして美しくなりますよ」

胸を開くために腕を下に動かすときは、前かがみの姿勢で内側に入り込んだ肩を外に戻してあげるようにイメージするのがポイント。胸を開き、首を伸ばす一連の動作を習慣化することで、背中の脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)が鍛えられ、背骨と背骨のすき間が空きやすくなり、背筋がピッと伸びてキレイな姿勢になるそうです。

目の疲れやイライラにはツボ押しがおすすめ

次に、眼精疲労やイライラ解消に効果が期待できるツボ押しです。

「息を吸って、ゆっくりと吐きながら手のひらの真ん中にある『労宮』(ろうきゅう)というツボをもう片方の指の親指で押します。どこでもササッとできるのでおすすめです」

そのほかにも、人差し指と親指の中間あたりにある「合谷」(ごうこく)のツボも、目の疲労感をやわらげる効果が期待できるそう。
目が疲れてどんよりしてくる夕方頃などに試してみてはいかがでしょうか。

それにしてもどれもかんたんな美習慣ばかり。仕事の合間に取り入れるだけで、身体の疲れ方や表情の明るさなども大きく変わってくるそうです。毎日の習慣として取り入れて、疲れたときこそ美しくありたいですね。

次回は、入浴時やお風呂上がりなどにできる、帰宅後の美習慣をご紹介します。美脚や美しい姿勢に近づける、とっておきの情報が満載です!

photo / 谷口大輔

東急スポーツオアシス

http://www.sportsoasis.co.jp/

アウェイク鎌倉
神奈川県鎌倉市常盤449

http://awake-kamakura.com/

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
内容について運営スタッフに連絡

関連キーワード

関連特集