函館空港内にコンセプトショップ。地域の魅力を詰め込んだオリジナルパッケージ「函缶」とは?

函館空港 国内線旅客ターミナルビル2Fにあるコンセプトショップ「函と館(はことたて)」は“函館の街のこと、人のこと、特産品のこと、たくさんの魅力をより多くの人に知ってほしい” そんな思いから2015年12月にオープンしました。
 渡邊 孝明

函館の魅力を再編集・発信する。

急な崖(ハコ)と髙い丘(タテ)が由来ともいわれる函館。「函館山の西部地区に和風と洋風で異国情緒の魅力を持つ街並があります。この独特の建築様式に着目し、函館という言葉に“と”を入れて、対(つい)をなすことで、古くからあるものと新しいものなど、函館を対の目線により地域の魅力を再編集する新たな取り組みとして“函と館”は生まれました」と、ショップの立ち上げや商品開発を担当したプロジェクトメンバーは話します。

地元のおみやげを通して地域の魅力を

その土地で産まれた“土産(みやげ)”を通して、地域の魅力を再編集する「函と館」には約450品目のアイテムを取りそろえ、日本の工芸や生活雑貨などを手がける奈良の老舗、中川政七商店の協力のもと、工芸品を現代風にアレンジしたオリジナルグッズなどをプロデュースしています。ショップロゴや一部オリジナルグッズのパッケージデザインはグラフィックデザイナーの田部井美奈さんが担当しています。
出版協力した『函と館』(平凡社 中川政七商店/細萱久美著)は、地元民おすすめの穴場レストランや、街のかわいいコトモノなど、函館の100のスポットを50のテーマ(対)で紹介した新しいタイプの旅行ガイド本です。

たとえば、北海道名物の木彫りクマ。道南の八雲町が発祥といわれ、そのクマにレトロなかわいらしさと、口にくわえた鮭をおみくじにアレンジするなど、新たな魅力を創り出しています。
函館名物のイカをモチーフにしたテキスタイルの「日本市小紋千代布いかうろこ」は、よく見てみるとイカのシルエットのようなかわいらしさがあります。 国際信号旗のフラットバックやハンカチは、染めのルーツが大漁旗である港町ならでは。函館にある染め物の老舗で作られています。染め跡にほどよいムラがあるのは手づくりの証です。
木樽仕込みにこだわった「いか塩辛」は幕末の開港以来、貿易港として栄えた函館の食文化を象徴する逸品。スルメイカを大正三年創業以来の木樽製法でじっくりと時間をかけて熟成させた手づくりです。グラフィックデザイナーの田部井さんのパッケージデザインで、「函と館」のオリジナル商品として販売しています。

お好みのアイテムを選んで缶に詰める楽しさ。

中でも、おすすめはショップオリジナルパッケージの「函缶(KANKAN)」。かつて北洋漁業で発展を遂げ、製缶の街として栄えた函館らしいアイテムです。店内商品の中からお好みを「函缶」(150円)に詰めたら、手巻きの製缶機でハンドルをグルグル。自分で封缶作業も体験できます。
メッセージカードを用意しているので、おみやげとともに感謝の気持ちを添えて、大切な人へのプレゼントにも最適です。

photo / 渡邊 孝明

仲間見世5号店「函と館」
住所:函館市高松町 511 函館空港 国内線旅客ターミナルビル2F
時間:8:00〜19:30(空港の最終搭乗時刻に準ずる)
電話:0138-57-8884
休み:無休

http://hakototate.jp/

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