短め熟成期間で初心者も挑戦しやすい〜白味噌作り〜

毎日の料理に欠かせない調味料。その中でも味噌は私たち日本人にとってはとても身近な調味料です。そんな味噌を一から作ってみたい。そう思い今回、味噌作り教室に参加してきました。今回作ったのは熟成期間の短い「白味噌」。お味噌の豆知識を学びながらの初めての体験でした!
 Ma-Ya

味噌はからだにとってもいい

味噌にはみなさんご存知のイソフラボンを始め、たくさんの栄養分が含まれています。そのなかでもこれから日差しが強くなる時期に嬉しい成分「浮遊リノール酸」。こちらはシミ・ソバカスの原因になるメラニンを抑える働きがあり、美肌効果があるともいわれています。そしてもうひとつ取り上げたい成分「メラノイジン」。こちらは腸内の善玉菌を増やし、お通じをスムーズにする効果があるとされています。お野菜たっぷりの味噌汁などにすると更に効果はよくなりそうですね!他にもたくさんの成分が含まれており、1日3杯の味噌汁が体によいと言われているのも納得です。

白味噌の特徴は?

今回作ったのは、熟成期間がほかの味噌と比べて短い「白味噌」です。熟成期間は約3カ月。白味噌の味は麹の比率が多いので甘みが多いのが特徴です。また、粒の粒子が残っていて食感を楽しむことが出来ます。比較的あっさりしているので、すっきりしたお味噌汁を飲みたいときは白味噌を使用するとよいでしょう。

大豆を茹でて、よーくつぶします

大豆はよく洗ってから一晩水に漬けます。大豆が水を吸って膨れるので、余裕のある容器に入れるのがポイントだそうです。圧力鍋で指で豆がつぶれる程度に茹でます(圧力鍋ではない鍋は2時間ほど煮る)。そして大豆が茹であがったら大豆が熱いうちにマッシャーでつぶします。つぶす度に豆のホクホクした甘い香りが部屋いっぱいになりました。

麹と塩をよーく混ぜ、大豆に投入します

麹と塩をよく混ぜ、つぶした大豆に投入します。麹が水を吸って重くなるので素早く混ぜることがポイントです。思ったよりここでは力を使いました。体重を掛けられる高さのテーブルで作業したほうがやりやすいです。

お味噌になるまでゆっくりおやすみなさい

すべてを混ぜ終わったら瓶、もしくはタッパーにピッチリと詰めます。詰め終わったら表面をならし、雑菌の繁殖を防ぐための焼酎を少しかけラップをします。そして、蓋をして3カ月ほど熟成させます。お味噌を寝かせる場所は、直射日光が当たらなければ特に場所は選びません。熟成中に表面に白いカビ状のものが生えることがありますが、白くなった部分とまわりさえ取り除けば問題なくいただけるとのことです。今回は容器はプラスチックのタッパーを使用しましたが、先生がオススメする容器は「ガラスの容器」だそうです。ガラスの容器のよいところは、「煮沸できるので衛生的」、「透明なので熟成の過程が見られる」があげられます。

手づくりの良さを教えてくれる工藤先生

今回お味噌作りの指導をしていただいた工藤美恵子先生。ご主人の海外赴任に同行し、現地の日本人の奥様方に料理を教えたのをきっかけに帰国後、自宅で料理教室を立ち上げられました。食生活アドバイザーの資格を持ち、神奈川県内を活動の場とされています。今回はお味噌作りを指導していただきましたが、そのほかにも「手づくり梅干し教室」、「手打ちうどん教室」また、「親子のための教室」も開かれているそうです。今年は梅干しづくりにも挑戦してみたいので、参加してみようと思っています。昔ながらの手作りのよさをジョークを交えながら教えてくださる工藤先生。料理だけではなく、ライフスタイルも真似しちゃいたくなるような素敵な先生でした。

意外な食べ方~お味噌を使ったレシピ~

photo:Ma-Ya

お味噌は和食だけではなく、洋風、中華にも使用できるんですよ!今回は簡単に作れるレシピをご紹介します。バケットをスライスし、オリーブオイルを片面に塗ります。その上にお味噌を適量塗り、さらに海苔の佃煮を少量塗ります。最後にとろけるチーズを載せ、トースターで焼きます。仕上げに胡椒を振りかければできあがり!朝ご飯はもちろん、お酒のお共にもピッタリな一品です。

photo / Takaharu Hasebe・Sheage編集部

料理教室「くどうさんちの台所」
住所:神奈川県川崎市高津区二子4-5-10
Tel:044-844-6085

http://ameblo.jp/arinkosan0211/

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