顔のたるみの原因=土台崩れ?美しいフェイスラインを手に入れる、簡単ストレッチ3選
顔のたるみ対策というと「顔をマッサージする」「表情筋を鍛える」など直接的にアプローチしがちですが、実は大事なのが「顔の土台」。首や胸の筋肉がこり固まると、顔の筋肉が下に引っ張られ、たるみが目立ちやすくなるのです。今回は、ヨガ講師・美容整体師として活動している筆者が、顔たるみがスッキリする簡単ストレッチをご紹介していきます。
- 2025.7.2
- コスメ・ビューティー
顔のたるみ、ガチガチの首と胸が原因かも?
鏡に映る自分の顔を見て「フェイスラインがぼんやりしてきたけど、加齢のせいだから仕方ない」そうあきらめていませんか?
実は、顔たるみは加齢だけが原因ではありません。大事なのは、“顔の土台”となる首や胸の筋肉のバランスです。
特に顔のたるみと関係が深いのが、 首にある「広頚筋(こうけいきん)」と、胸にある「大胸筋(だいきょうきん)」の2つの筋肉。
これらの筋肉が硬くなると、顔の下半身が下に引っ張られ、ほうれい線・二重あご・フェイスラインのぼやけに直結します。
実は、顔たるみは加齢だけが原因ではありません。大事なのは、“顔の土台”となる首や胸の筋肉のバランスです。
特に顔のたるみと関係が深いのが、 首にある「広頚筋(こうけいきん)」と、胸にある「大胸筋(だいきょうきん)」の2つの筋肉。
これらの筋肉が硬くなると、顔の下半身が下に引っ張られ、ほうれい線・二重あご・フェイスラインのぼやけに直結します。
広頚筋(こうけいきん)
広頚筋は、あごの下から鎖骨まで広がっている薄い筋肉です。表情筋とつながっていて、あごを引き下げる動きに関与しています。
この筋肉が硬くなると、顔の下側がたるみやすく、なんとなく不機嫌な表情に見えます。
この筋肉が硬くなると、顔の下側がたるみやすく、なんとなく不機嫌な表情に見えます。
大胸筋(だいきょうきん)
胸の大部分を占める筋肉です。モノや子どもを抱えるときに、腕を体の中心に引き寄せるなどの動きを支えます。バストの形を保つ土台筋でもあります。
この筋肉が縮んで硬くなると、肩が内巻きになり、顔が前に出て、フェイスラインがたるみやすくなります。顔周りの血流、リンパも滞りやすく、むくみの原因にも。
この筋肉が縮んで硬くなると、肩が内巻きになり、顔が前に出て、フェイスラインがたるみやすくなります。顔周りの血流、リンパも滞りやすく、むくみの原因にも。
顔たるみ改善ストレッチ①:首リフト
ここからは広頚筋・大胸筋をゆるめて、顔たるみを引き上げる土台を整えるストレッチをご紹介します。
1つ目は、手を使った優しいストレッチです。椅子に座ったままでもできるので、仕事中のリフレッシュタイムや、トイレ中にもおすすめ。
1つ目は、手を使った優しいストレッチです。椅子に座ったままでもできるので、仕事中のリフレッシュタイムや、トイレ中にもおすすめ。
やり方
1. 手のひらを胸の前で合わせ、人差し指を顎の骨のすぐ後ろに差し込みます。
2. 手でサポートをしながら、ゆっくりと首を後ろに傾け、首の前側を伸ばします。
3. 余裕があれば、首を完全に後ろへ傾けます。腰を反らないように注意しましょう。
4. 2か3のポーズで3呼吸キープして、ゆっくりと顔を正面へ戻して完了です。
※ストレートネックになっている方は、上を向くときに首が痛くなりやすいです。身体を観察しながら、ゆっくりとできるところまで行ってみましょう。
4. 2か3のポーズで3呼吸キープして、ゆっくりと顔を正面へ戻して完了です。
※ストレートネックになっている方は、上を向くときに首が痛くなりやすいです。身体を観察しながら、ゆっくりとできるところまで行ってみましょう。
顔たるみ改善ストレッチ②:大胸筋はがし
次は、凝り固まった大胸筋をほぐすストレッチです。椅子に座ったままで行えます。普段から巻き肩、猫背で大胸筋が縮こまっていると、初めは難しく感じるかもしれません。ゆっくりじわじわ胸を開くのがポイントです。
やり方
1. 肘を45〜90度くらいに曲げ、手のひらを前にして、胴体の真横にセットします。
2. 腰は反らずに胸を開くイメージを持って、3呼吸キープ。
2. 腰は反らずに胸を開くイメージを持って、3呼吸キープ。
3. 余裕があれば、ゆっくりと首を後ろに傾けて、首の前側を伸ばします。
4. 胸と首の筋肉のつながりを感じながら、3呼吸キープしたあと、首と腕をゆっくりと元に戻します。
4. 胸と首の筋肉のつながりを感じながら、3呼吸キープしたあと、首と腕をゆっくりと元に戻します。
顔たるみ改善ストレッチ③:全身伸びのポーズ
ヨガの「猫の伸びのポーズ」「チャイルドポーズ」をアレンジしたストレッチをご紹介。背骨、肩周り、胸、お腹まで一気にほぐせてスッキリします。慣れてくると、高いリラックス効果が期待できるポーズです。
やり方
1. 四つん這いになります。脚は腰幅よりやや広く、手は肩幅程度に広げます。
2. 手の位置は変えず、息を吐きながら体重を後ろへ移動させます。おしりをやや突き出すようにして、頭は下げておきます。
3. 肩周り、背中の伸びを感じながら、3呼吸キープしましょう。
3. 肩周り、背中の伸びを感じながら、3呼吸キープしましょう。
4. 余裕があれば、胸上部を持ち上げるようにして目線を上げます。
5. 3呼吸キープしたら、首を下ろし、ゆっくりと四つん這いの姿勢まで戻って完了です。
※体幹が弱い方が行うと、腰にやや負担のかかるポーズです。勢いで動かないことを意識して、無理のない範囲で行うようにしましょう。
5. 3呼吸キープしたら、首を下ろし、ゆっくりと四つん這いの姿勢まで戻って完了です。
※体幹が弱い方が行うと、腰にやや負担のかかるポーズです。勢いで動かないことを意識して、無理のない範囲で行うようにしましょう。
何歳からでもフェイスラインは変わる!
顔たるみを予防、改善したいなら、フェイスラインにつながっている広頚筋をしっかりほぐすことが大切です。猫背の姿勢も顔たるみを悪化させる原因になるので、大胸筋もほぐしておきましょう。こうしたストレッチを習慣的に取り入れることで、顔の印象がぐっと若々しくなりますよ!
photo / Yukari,shetterstock
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