散歩が気持ちいい季節に。東京近郊のボタニカルショップ&カフェ7選
お天気がよさそうな次の休日は、グリーンショップのあるカフェへお出かけしてみませんか。「植物は好きだけれど詳しくない」という人でも、カフェ併設のグリーンショップなら立ち寄りやすいはず。『東京のおいしいボタニカルさんぽ』(G.B.)の著者である茂木雅世さんにSheage読者にぴったりな東京近郊のボタニカルショップとカフェを教えてもらいました。
- 2025.4.26
- インテリア・生活雑貨・グルメ・食・旅行・お出かけ
1.渋谷区ふれあい植物センター/渋谷区
身近なフルーツが木に実っている姿を鑑賞できる
「渋谷区ふれあい植物センター」は、渋谷駅から歩いて8分ほどの場所にあり、買い物ついでに立ち寄りやすいのが魅力的。三尺バナナやレモン、マンゴーなど「食べられる」植物を栽培しているのが特徴で、知っている食べ物が木の実になっている姿を鑑賞できるのがユニーク。このほかコンポストがつくれるバッグや、センター内で収穫した果物や植物も販売されています。
2階のカフェでは、センター内で採れたハーブや野菜を使った「大人も楽しいお子様プレート」をぜひ。天然酵母のパン粉でつくられるエビフライやハンバーグなど、すべてトレーザビリティが確立された食材を使っている点にも注目。
2.翠堂明/渋谷区
アート鑑賞のようなセンスのいいディスプレイ
「翠堂明」は、渋谷のキャットストリートからほど近い場所にあるかわいらしいボタニカルショップ。鉢と植物がセットで1点ずつ展示されていてアート作品を鑑賞しているかのよう。よく見ると、それぞれに題名がついているのも目を引きます。植物好きのご夫婦が営んでいて、植物に関するちょっとした疑問が聞きやすいアットホームな雰囲気も魅力です。
店内では、台湾茶のマイスター資格を持っているご夫婦による厳選された台湾茶をいただけます。カップにたっぷり入った台湾茶を片手に、ゆっくりと自宅にお迎えする植物を選んだり、大切な方へのギフトを選んでみては。
3.meguro florist tokyo garden(メグロ フローリスト トーキョー ガーデン)/目黒区
家具と植物のバランスをイメージしながら選べる
通称「インテリアストリート」と呼ばれる目黒通り沿いにあるのが「meguro florist tokyo garden(メグロ フローリスト トーキョー ガーデン)」。店内には浜松の家具屋「hiro furniture」のテーブルやスツールが置かれ、部屋で植物を飾ったときのイメージがしやすくなっています。エバーフレッシュやサボテン、パキラなどおなじみの植物ですが、整いすぎないラフな樹形が揃っているのもキュンとするポイント。厳選された鉢や花器にも注目です。
アイスやマカロンがトッピングされ、もちもち食感の「バナナとショコラのクレープ」が人気。このほか、野菜がたっぷりのった「グリーンそぼろカレー」や「きのこドリア」などのお食事メニューもあります。
4.Comorebi café(コモレビ カフェ)/江東区
日常に寄り添う草花とアンティーク雑貨を満喫
隅田川沿いのコンクリートのビルの合間にある「Comorebi café(コモレビ カフェ)」。20年以上お花の仕事に携わってきた母とカフェ担当の息子で営むあたたかなボタニカルカフェで、緑いっぱいの入口から中へ進むと、素朴で華美すぎない花々やハーブが出迎えてくれます。草花と一緒にアンティーク雑貨や手作り家具も。
ここのカフェでのおすすめは、ジャムと果汁、凍らせたレモンとスライスが入った「レモンスカッシュ」。瀬戸内産のレモンを贅沢に2~3個使った濃厚さがたまらない。このほか、レモンの種以外を丸ごと使った自家製調味料の塩レモン・お酢レモンもお土産に人気。
5.café felice(カフェ フェリーチェ)/練馬区
ガーデニング&フラワーショップ&カフェが融合
ガーデニング&フラワーショップ、カフェ、イタリアンレストランを融合させた「GARDEN SQUARE」は練馬区にある複合ショップ。緑豊かな敷地に足を踏み入れると、ここが東京であることを忘れてしまうほど。「緑と花の店 華々」は、ガーデニング用のハーブ苗のほか、鉢と植物のセットアップやインパクトのある切り花まで種類豊富に揃います。
道を挟んだところには、カフェレストラン「café felice(カフェ フェリーチェ)」が。野菜と卵のうま味がギュッと凝縮された自家製キッシュと自家製のにんじんドレッシングがかかった採れたてのガーデンサラダがセットになったモーニングメニューが絶品。テラス席もあり、緑に囲まれながらモーニングやカフェタイムを楽しめます。
6.SOLSO FARM(ソルソ ファーム)/神奈川県川崎市
観葉植物からサボテン、ドライガーデンまで多品種が揃う
少し足を伸ばして神奈川県・川崎市にある「SOLSO FARM(ソルソ ファーム)」へ。敷地面積が広く、インドアプランツから南国気分を醸し出す巨大植物までさまざまな植物を一度に鑑賞でき、見応えが抜群。植物の本が自由に読めるファームリブラリーやキッズエリアも充実していて、長い間飽きずに過ごせます。季節ごとにファーム全体の印象がガラリと変わるのも面白いポイント。
キッチンカーではプラントベースのフードやジェラート、ハーブを使ったドリンクを楽しめます。人気なのは野菜がたっぷり入った「べジガパオ」。隣接するドライフラワーに包まれた室内エリアで、ゆっくりと腰を掛けて食べるのがイチオシです。
7.Grün(グリューン)/千葉県柏市
ひねりのきいたセレクトにしびれる。美容や健康にいいドリンクも
千葉県柏の葉キャンパス駅から徒歩5分にある「Grün(グリューン)」は、海外のボタニカルショップのようなおしゃれなお店。1階から屋上まであり、時に手でかきわける必要があるほど植物との距離が近く、植物のパワーをダイレクトに感じられるスポット。多肉や塊根植物など専門的なものから育てやすい植物まで所狭しと並んでいます。
併設するカフェカウンターでは、健康や美容に気を使う人達に人気のスムージーやジュース、イチゴやマンゴーなどフルーツだけで200gも入っている「スムージーボウル」などが味わえます。植物性の原材料のみを使用したビタミンとミネラルがたっぷり入ったスムージーは、デーツやアガペシロップを使ったやさしい甘さが口いっぱいに広がって絶品。
次の休日のお出かけ先はリフレッシュできるボタニカルカフェへ
「“植物に囲まれた場所でおいしいものを食べること”は、ふらっと足を運べるのに、旅行に出かけたかのように心と身体がリフレッシュする」と著書の茂木雅世さんは話してくれました。数年前に子どもを出産し、緑の少ない都市へ引っ越したという茂木さん。深呼吸をする時間さえ忘れてしまう日々の中で、心の拠り所となっていたのが“都会の中のオアシス”なるボタニカルスポットやカフェでした。
『東京のおいしいボタニカルさんぽ』には、東京近郊のボタニカルショップが全部で105店紹介されています。環境の変化が大きいとされる春は、もう目前。緊張で呼吸が浅くなった、なんとなく心が疲れてしまう…そんなときは、ぜひこの本を手に取って、週末に行ってみたい場所を探してみてください。きっと、心まで満たされるホッとする時間があなたを待っているはずです。
『東京のおいしいボタニカルさんぽ』には、東京近郊のボタニカルショップが全部で105店紹介されています。環境の変化が大きいとされる春は、もう目前。緊張で呼吸が浅くなった、なんとなく心が疲れてしまう…そんなときは、ぜひこの本を手に取って、週末に行ってみたい場所を探してみてください。きっと、心まで満たされるホッとする時間があなたを待っているはずです。
『東京のおいしいボタニカルさんぽ』
著者:茂木雅世
定価:1,980円(税込)
刊行:G.B.
東京周辺で自然に触れたいときにぴったりのガイドブックです。
東京のおいしいボタニカルさんぽ
著者:茂木雅世
定価:1,980円(税込)
刊行:G.B.
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