デイリーに愛用できる作家ものの器を探すなら。お気に入りが見つかる都内のショップ4選

手仕事ならではの温かみがあり、使うほどに愛着が湧く作家ものの器。少し高価なイメージもあるかもしれませんが、今回は、手の届きやすい価格でデイリーに使える、作家ものの器が手に入るお店をピックアップしました。各店のスタッフの方に聞いた、おすすめ&人気のアイテムもご紹介します。
 

温もりのある器を探すなら【中目黒】MIGRATORY

photo:MIGRATORY

まずは中目黒駅から徒歩6分の場所にある「MIGRATORY」。日本の作家ものの器のほかキッチンアイテムなどの雑貨、バッグ、衣類などを取り揃える雑貨店です。アイテム1つひとつにストーリーがあり、日々の暮らしに彩りを添えてくれるようなものが見つかります。

photo:MIGRATORY

「MIGRATORY」では沖縄の器「やちむん」を多く取り扱っています。「やちむん」とは、沖縄で「やきもの」を指す言葉です。

さまざまな作家や工房のやちむんを扱う中でも、沖縄県・大宜味村に工房を構える福田健治さんのやちむんは、沖縄の自然を感じさせる美しい絵付けが魅力的。絵付けの種類も多彩で、モダンな印象を与えてくれます。ダイナミックな模様が目を惹き、手作りならではの温かみを感じさせる器です。

photo:MIGRATORY

また、最近では、大分県にある小鹿田焼(おんたやき)の窯元・柳瀬元寿窯の器も入荷の度に人気を集めているそう。小鹿田焼の特徴である、金属製の薄いヘラで付ける細かい削り文様が美しく、力強くも温かみのある雰囲気を演出します。

和食はもちろん、洋の料理とも相性がよく、パスタやキャロットラペなどを乗せてもよさそうです。

【二子玉川】KOHORO

photo:KOHORO

二子玉川駅から徒歩5分、現代作家の器を中心に、衣類や雑貨など暮らしにまつわるものを販売する「KOHORO」。

photo:KOHORO

店主の萩原さんから、いちおしの作家さんを2名教えていただきました。まずは佐賀県唐津の土を使い、大きな登り窯で焼きものを作られる「陶ぼう 府川和泉」さん。おおらかで愛らしさがあり、毎日の食卓にも取り入れやすい器です。
さらりと流れる刷毛目や、蝶や花模様の愛らしいモチーフが取り入れられ、シックな色合いの中にも温かみを感じられます。

三島スープカップ 府川和泉(写真左)
3,300円(税込)

三島4.5寸鉢 府川和泉(写真右)
3,300円(税込)

photo:KOHORO

2人目は、福井県の鯖江市で漆器を制作されている、山岸厚夫さん。漆器と聞くと「高級で扱いが難しい」「細心の注意を払いながら使わなければならないもの」というイメージのある方も多いと思いますが、山岸さんの器は「もっと気軽に使える漆器を」という思いで作られています。

黒漆による下塗りに朱漆塗りを重ねた「根来塗」をベースに、あえて刷毛目を残す技法で仕上げ。傷がつきづらく、ついたとしても目立たないので、気負うことなく安心して日常使いができます。


れんげ 山岸厚夫(写真左)
6,600円(税込)

渕布合鹿椀 山岸厚夫(写真右)
9,900円(税込)

シンプルで洗練された器なら【新御徒町】deps.

photo:deps.

新御徒町駅から徒歩5分、蔵前駅から徒歩8分に位置する「deps.」。作家による手仕事の器や、暮らしの道具を扱っています。お店に並べる器を選ぶ基準は「盛りたい料理が浮かび食卓が豊かになるもの」。ショップ兼ギャラリーとして、定期的に作家さんの器の展示が行われているのも特徴です。

photo:deps.

オンラインストアだけでも、27組もの日本の作家さんによる作品を扱っています。こちらは岐阜県土岐市を拠点に活動する作家・村上雄一さんのオーバルグラタン皿です。

深みのある群青色が印象的で、色は均一ではなく、よく見ると表面にゆらゆらとしたニュアンスがあります。
耐熱仕様で、グラタンやお肉料理などのオーブン料理に大活躍。
テーブルに置くだけで食卓の主役になるような、存在感のある作品です。


湖水釉オーバルグラタン皿 大(オーブン可) 村上雄一
11,000円(税込)

photo:deps.

同じく岐阜県土岐市で製作する、服部竜也さんの琺瑯のような硬質な質感を感じる服部さんの白釉陶器。
ごくシンプルだからこそなめらかな曲線の美しさが際立つ絶妙なシルエットには、惚れ惚れしてしまうほど。
洗練されたデザインと、上質な艶感のある白が食材を引き立ててくれて、日々の食卓にそっと寄り添ってくれるような器です。


白釉鉢 M 服部竜也
6,050円(税込)

世界中のテーブルウェアを扱う【恵比寿】THE HARVEST KITCHEN GENERAL STORE

まだ自分の好みの器がどのようなものかわからない…という方には、恵比寿駅から徒歩5分ほどの場所に位置する人気店「THE HARVEST KITCHEN GENERAL STORE」がおすすめ。日本だけでなく世界中の上質なキッチン・テーブルウェアを手の届きやすい価格帯で扱い、やきものからアメリカンダイナーで使われていそうなお皿まで、幅広いジャンルを取り揃えるお店です。カラフルなお皿が所狭しと並んだおしゃれな店内は、訪れる人をワクワクさせてくれます。

こちらはオリジナルアイテムであり、不動の人気シリーズ「KURO」。
日本六大古窯の中でも1200年の歴史がある滋賀県の信楽焼の器です。長い歴史の中で培われた成型方法や装飾、色彩表現を生かしながら「THE HARVEST KITCHEN GENERAL STORE」らしくブラッシュアップしたシリーズだそう。

美しい黒が食材の色を鮮やかに引き立てて、いつもの一品が特別な一皿に。使うごとにトーンが落ち着いていき、深まっていく表情も楽しめます。


KURO 25.5cmプレート(写真上)
2,530円(税込)
KURO ディープボウル (写真左下)
2,310円(税込)
KURO スタックトレイプレート21cm(写真右下)
2,420円(税込)

洋の食器からもおすすめを1つご紹介。全米のレストランに支持されているテーブルウェアブランドで、同店でも発売開始以降大人気のシリーズ「Tuxton」です。

古き良きアメリカンダイナーを思わせるぽってりとした肉厚なボディに、ハンドペイントで施されたグリーンバンドがテーブルのスパイスに。
レストランでの使用を想定した業務用食器ならではのタフさも魅力で、デイリー使いにもぴったりです。


Green Bay 22cmスーププレート(写真手前)
1,650円(税込)
Green Bay 27cmオーバルプレート(写真奥)
2,090円(税込)
おしゃれでデイリー使いできる器が手に入る、都内のお店をご紹介しました。どこも上質でデザイン性が高く、長く愛用したくなるような器を取り揃えるお店ばかり。ぜひ、お気に入りとの出合いを楽しんでくださいね。

MIGRATORY
住所:東京都目黒区上目黒2-44-10-1F
営業時間:12:00〜19:00
定休日:火曜

http://www.migratory.jp/

KOHORO
住所:東京都世田谷区玉川3-12-11 1F
営業時間:11:00〜19:00
定休日:水曜(展示期間中は営業)

https://kohoro.jp/

deps.
住所:東京都台東区三筋2-5-7 2F
営業時間:12:00〜17:00
定休日:なし
※不定期営業となります。営業日はインスタグラムやHPにてご確認ください。

https://depstokyo.com/

THE HARVEST KITCHEN GENERAL STORE
住所:東京都渋谷区恵比寿南1-18-9 タイムゾーンヒルトップビル 1階
営業時間:11:00〜19:00
定休日:なし

https://www.theharvest.jp/

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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