まるで森の中。わざわざ行きたい、ゆったり過ごせるおしゃれな【札幌近郊】カフェ3選

オールシーズン人気の北海道ですが、秋は特に涼しく快適で観光もしやすい時季です。何度も北海道を旅行している筆者が今回ご紹介したいのが、自然を感じる森カフェ。札幌近郊と、札幌から離れていても行ってよかったカフェをご紹介。森の中で静かに過ごす、そんな雰囲気を楽しめる場所です。
 sumire.

イングリッシュガーデンに囲まれた「Parsli(パスリ)」

札幌駅からバスで40分ほど、閑静な住宅地の一角に「parsli(パスリ)」が、あります。緑に覆われた建物や、きちんと手入れされたイングリッシュガーデンは、まるで海外に迷い込んだかのよう。美しいお庭をワクワクしながら進むと、お店の入口にたどり着きます。

扉を開けて中に入ると、アンティークのような雑貨やグリーンなどがいたるところに飾られています。ドライフラワーやスワッグなどは、お庭の草花から作られているそう。

店内は、靴を脱いで入るスタイル。まるで、お家に招かれたような気持ちになります。窓の外の鮮やかな緑を眺めていると、穏やかな時間が流れるのを感じられます。

古くから受け継がれてきたような家具や調度品も、とても魅力的。椅子やテーブルもゆったりと配置されていて、とてもリラックスできます。

私は、自家製のオリジナルハーブティーをいただきました。かわいいガラスのポットや脚付きのカップにも心が浮き立ちます。日替わりランチや、ケーキも人気で、季節ごとに変わるので、また訪れたくなります。

parsli(パスリ)
住所:北海道札幌市北区屯田5条5丁目7-3
営業時間:11:00〜16:00
定休日:土・日・月曜、祝日
※毎月最終土曜日は、不定営業

人気珈琲店の本店。緑のカーテンに覆われた「森彦」

北海道・札幌で10店舗のカフェやレストランを開いている人気のコーヒーカンパニーMORIHIKO。お店ごとに異なったコンセプトがあり、自分好みの店舗がきっと見つかります。私のお気に入りは、札幌市の円山公園駅近くにある本店「森彦」。1996年創業の原点でもある場所です。

二階建ての古民家がリノベーションされていて、大きな吹き抜けが開放的。

それでもレトロな雰囲気が残っていて、家具や調度品もどこか懐かしく、木の温もりが感じられるものばかり。

どの席に座っても、緑のカーテンと木漏れ日が眩しくて、子どもの頃に憧れた絵本の中の世界のようです。

森彦のコーヒーは、自社工場で直火焙煎したコーヒー豆が使用されていて、しっかりとした深煎りながらも、どこかまろやかで甘みもあります。その特徴をよく感じられる、本店限定の「森の雫」がおすすめです。

森彦
住所:北海道札幌市中央区南2条西26丁目2-18
営業時間:10:00〜19:00(L.O18:30)
定休日:なし

番外編:自然豊かな丘陵に建つギャラリー兼カフェ「緑月(Mitsuki)」

最後のひとつは、札幌市内から車で50分ほどと距離はあるのですが、とても居心地が良くおすすめしたいカフェです。
番外編として紹介させてください。

正直、本当にここにカフェがあるの?と、友人に尋ねてしまうほど。北海道三笠市の家々もまばらな住宅街を車で走った先の山深い場所に、突如として現れる黒い外壁の平家。ここは、木工作家の内田悠さんが営むギャラリー併設のカフェ「緑月(みつき)」です。エントランススペースでは、北海道の大自然が目の前に広がります。駐車場からこの景色が見えた時に、心が踊りました。

同じように青空と緑に包まれるような店内からの眺めは、まさに癒し。

カフェで食べたプリンが絶品でした。平飼い有精卵を使用した一品で、濃厚でしっかり硬め。カラメルソースはビターで、滑らかなクリームとの相性が抜群です。合わせたオリジナルブレンドコーヒーは、札幌の「石田珈琲店」が、緑月らしさを表現してブレンドしたもの。

お隣の工房で作られた木工作品や、北海道産のナラ材の家具、カフェで使われている器も、ギャラリーで購入することができます。カフェで実際に触れられるので、どのように使うのかイメージしやすいのが嬉しい。

お店の建物は、最低限の基礎工事以外、可能な限り内田さんご夫妻の手で作られたそう。どこを切り取っても美しく、たくさんのこだわりを感じる場所。
遠くてもここまできてよかったと思える。そんなカフェギャラリーでした。

緑月(Mitsuki)
住所:北海道三笠市川内839
営業時間:11:00〜17:00(冬季は16:00まで)
定休日:日・月・火曜
※冬季(12月〜3月)は、金・土の2日間のみ営業


いかがでしたか?自然を感じるカフェに特化して、紹介してみました。緑に包まれるような感覚の中で過ごす時間は、きっと特別なものになると思います。北海道を訪れる機会があればぜひ足を運んでみていただきたいです。

photo / sumire.

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