今度こそシンプルな暮らしを目指す。本腰を入れて実践したい人のための理想の部屋に整える3STEP

「シンプルに暮らしたい」とはいっても、なかなか理想の暮らしに近づくことは難しいと感じている人も多いかもしれません。「今度こそ、本腰を入れて取り組みたい!」と思う人のために、ミニマリストminiさんが行ってきたシンプルな暮らしに近づくための3STEPをご紹介します。
 mini

STEP1【しっかり捨てる】

十数年前にシンプルな暮らしを目指して一念発起した頃、まずやったのが断捨離でした。
まずは明らかなゴミ(箱や紙袋、壊れたもの)から始めて押し入れに眠っていた死蔵品(着なくなった服や、たくさんある寝具類)などを処分。
あの頃の私はクローゼットや押し入れをいらない物を入れる場所として使っていました。今思えばもったいない話です。使わないモノをしまっておく空間に家賃を払っていたのですから。

片付け業者にまで依頼して、一年以上手を付けていないモノや家具や家電をどんどん捨てて、家の中の8割ほどを手放すことが出来ました。
家中がスッキリしてくると、仕事でも家庭でも機嫌良く過ごしている自分に気付きました。それまではいつもイライラした日々を過ごしていたのに、片付けを進めていくうちに自分の心までもスッキリと整っていたのです。
そしていつの間にかストレス発散のための買い物もなくなり、モノを増やさない体質へと変化していました。

STEP2【「好き」を明確に】

数年かけて断捨離をした結果、手元に残ったモノは本当に生活に必要なごく僅かな品々のみ。
流行りの服もせっせと集めた北欧雑貨も、もうその時の私には必要なくなっていました。あんなに執着していたのに不思議でした。

次にやったことは残った家具や生活用品をとにかく使ったり眺めたりしながら、「本当にこれが好きか」と自問自答することでした。今使っているものが壊れたらまた同じものを選ぶのか、満足できるのかをよく考えるようにしました。
もちろん新しくモノを買うときも同じ質問を自分に投げかけるのです。
すぐに答えが出ないときは、ちゃんと納得出来る品に出会うまで買わないようにしました。

生活用品はお気に入りを吟味して購入するようにし、一方では断捨離も続けながら、数年経つとスッキリとシンプルな空間を保てるようになりました。
残った家具や生活用品、衣類や雑貨などはどれも白や木目を基調としたモノが多く、差し色にグレーやブラックを使う。そんな自分の好みが明確にもなったのです。

STEP3【ゆっくり入れ替える】

子育てが一段落したり引っ越しや転職など、ライフスタイルの変化があるときは断捨離のタイミングと言いますが、同時に買い換えのタイミングでもあります。先程もお話しましたが、この際に買い物を失敗してしまうとしばらく気に入ってもいないものと付き合っていかなくてはならなくなります。ですので、きちんと吟味して本当に一生モノだと思って選ぶようにしました。

私の好みはシンプルで天然の素材、なおかつ和や北欧も好きなので、できるだけその好みに近いデザインを探し、さらに一括で購入できるモノを選びました。家計に負担なく身の丈に合ったものが後々まで大切に出来るからです。無理して買って、やっぱり売りに出すなんて本末転倒ですから。
断捨離を始めて12年ほど、その間に三度引っ越しをし必要最小限の暮らしの中で、ゆっくりとお気に入りのモノ達を揃えました。

お気に入りのモノと言っても料理が好きなので主には調理器具や器が中心ですが、毎日使う道具だからこそお気に入りを揃えると家事のモチベーションも上がり、何より心が豊かになります。

理想のインテリアにするには

多分お金さえあればあっという間に理想の部屋にすることは可能です。
ですがそうもいかないし、人の好みとはそう簡単には定まらないのではないかとも思うのです。
時間をかけながらゆっくりと納得のいくインテリアに育てるのも、また生きる楽しみになるのではないでしょうか。
一足飛びにゴールに着くよりも、過程を楽しむことが心の豊かさを育むのには大切だと思います。

photo / __minimal.ig

__minimal.ig

厳選したものとの暮らしを投稿しているInstagramが人気のミニマリスト。空間も思考もシンプルにする心がけや小さな習慣なども自らの丁寧な言葉で綴られていて、心に響きます。

https://www.instagram.com/__minimal.ig/

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