生ゴミ乾燥機「ルーフェン」でゴミ出しの回数が1/2に。使って感じたメリットとデメリット

“サステナブルな行動”のバトンをつなげていく、リレー連載企画「#TSUNAGU100」。今回は自然体でエシカルなライフスタイルを送るarisaさんが生ごみ乾燥機をご紹介。普段から生ごみを極力減らすためにコンポストを使用していたarisaさんが、生ごみ乾燥機「ルーフェン」を導入してみたレビューをご紹介します。
 arisa

コンポストから始めた、ゴミを減らす暮らし

数年前から、インテリアにも馴染むコンパクトサイズのコンポストを導入しました。
購入してからは、あらゆる生ゴミを投入しては、堆肥になるまでを経過観察したりしてコンポスト生活を楽しんでいました。生分解するスポンジなども、完全に土に還ったのを確認したときはとても感動したことを覚えています。
ですが、昨年の夏は連日の猛暑。特に夏は生ゴミ臭やコバエの発生があったのは事実で、エコに関してはどちらかというと協力的なパートナーも、うんざりした様子でした。
その後、コンポストはベランダに引っ越しさせ、臭いが弱いものに限りコンポストをする程度に減ってしまいました。

生ゴミ乾燥機「ルーフェン」を試してみた

そこで、我が家に生ゴミ乾燥機「ルーフェン」を迎えることにしました。
製品が届いてからは、付属の消臭フィルターを取り付けたら準備は完了。使用するときは本体上部にある電源ボタンを押すだけ。およそ1分で簡単に設置することが出来ました。
難しい作業もなく、使用するときは本体上部にある電源ボタンを押すのみ。機械音痴や説明書を読むのが苦手な方でも、この作業だけならすぐに使用できそうです。

皮や野菜の芯を投入して、いざ開始!

バスケットにみかんの皮や野菜の芯、紅茶カスなどを投入しました。
ボタンを押すと、静かに運転がはじまります。乾燥には8時間程度を目安として稼働させますが「本当についてる?」と思うぐらい終始静音です。寝る前や在宅ワーク中に稼働しても気になることはありません。

8時間後の状態は…

寝る前に投入し、翌朝を開けてみると…皮も芯もカラッカラになっていました。かなり小さくなっていたのも驚きです。

紅茶パックや野菜くずの出汁パックも同様です(写真は乾燥後の紅茶パック(左)と野菜くずの出汁パック(右))。水分がすっかり抜けていました。

生ごみ乾燥機「ルーフェン」のメリットは

燃えるゴミの出す回数が1/2に

photo:unsplash

私の住む自治体では、月曜日と金曜日の週2日が燃えるゴミの日。
自炊の多い2人暮らしの燃えるゴミの量は。20リットルで月7回ほど出ていました。それが今では、燃えるゴミの量が圧倒的に減り、ゴミ出し回数も月3回(!)と半減しました。

ルーフェンを迎えてから、改めてゴミの量を可視化でき、日常生活の燃えるゴミに対する意識を向けられたと思います。HPによると、燃えるゴミの内訳として、約30%が生ゴミ、更に生ゴミの半分は手つかずの食品(まだ食べられるものや食べ残しなど)です(横浜市「ごみ組成調査」より)。そして、生ゴミの80%は水分の重さだそうです。
水分量が多いとゴミのかさも増え、さらに燃やすエネルギーやコストが増える、この負の連鎖が起きていることに、他人事であってはならないと思いました。

こういった事実から「水分を減らすこと」や「食べ残さない」ことが、無駄なエネルギーを使わないためのアクションであることがわかります。
ですが、乾燥機に頼らず生ゴミの水分をなくすことは、とても難易度が高いと思います。その一助となり、毎日使い続けられることができるのがルーフェンです。

生ごみ臭が気にならない

稼働中や乾燥後も、生ゴミ臭が気になることは全くありませんでした。
嬉しいのは、途中で出たゴミも気にせず追加で投入できるところ。都度出たゴミを捨てられるので、我が家ではゴミ箱代わりになっています。あれだけ生ゴミ臭を嫌がっていたパートナーも、面倒な作業のないルーフェンには協力的です。
ちなみに、取扱説明書には乾燥処理できるものや入れてはいけないものがきちんと明記されているので、投入できるものか確認も忘れずに。

コンポストと併用して堆肥づくりができる

先述したコンポストもキッチンに戻ってきました。あまり広くはないキッチンですが、調理後すぐに捨てられるようにシンクの前に置いています。
ルーフェンがやってきてからは、翌朝乾燥したボックスの中身をそのままコンポストに捨てるルーティンに変わり、今のところコンポストから臭いやコバエも発生せず、堆肥づくりに成功しています。
生ゴミの水分がなくなることで、生ゴミに対するストレスから解放されるなんて、もっと早く出会いたかったと思うメリットばかりです。キッチンに立つ時間がより楽しくなりました。

生ごみ乾燥機「ルーフェン」のデメリットは

少し場所をとる

手元に届いた時は、1LDKのキッチンには少し大きいかも、という印象を受けました。サイズは幅27×奥行27.5×高さ35㎝あります。
場所はとるものの、生ゴミ乾燥機とは思わせない清潔感のあるデザインで、インテリアの一部としてもなじみます。
飽きのこないホワイトカラーが他の家電ともなじみ、キッチンをより明るくしてくれて、どの角度からも指がかかるドアデザインもお気に入りです。

ランニングコストがかかる

気になるランニングコストは、公式HPによると1日20円ほど。脱臭フィルターも3〜6ヶ月程で交換が必要になります。
その後のお手入れも、定期的な水洗いのみ。臭いや小ばえの発生からのストレスから解放されるので、このくらいのランニングコストは安いものと感じました。

生ごみ乾燥機「ルーフェン」は助成金を利用できる

ルーフェンは自治体の生ごみ処理機の助成金制度が使える商品です。生ごみ処理機助成金制度とは、各自治体で行っている生ごみ処理機を購入した際の補助金制度です。お住まいの自治体に「生ごみ処理機等購入期補助金制度」があるか確認をしてみましょう。補助対象となる条件は自治体によって異なるので、賢く利用しましょう。
総じて使ってよかったと本当に思える商品です。エネルギーの消費から生まれる二酸化炭素排出を減らし、地球環境に配慮した製品だけではなく、日常の生ゴミストレスがなくなることで、少しでも心が軽くなるこの解放感を味わってほしいです。
日々忙しくしている方でも、キッチンにいる時間はルーフェンがゆとりを作ってくれます。このレポートをキッカケに、取り入れる方が1人でも増えたら嬉しいです。
わたし、身近な誰か、地球にもいいコト起きる“サステナブルな行動”をここからつなげていこう!
暮らしにいいコトの循環“サステナブルな行動”が一人でも多くの人につながってほしい、という思いを込めた、リレー連載企画「#TSUNAGU100」。

“サステナブルな行動”とは?
✓ゴミを減らす工夫、使わなくなったものを再利用、モノを大切に使う気持ち
✓実はみんなが思っている暮らしの中の“モヤモヤ”“小さな不満”が解消できる
✓自分や、身近な誰か、地球にもやさしい etc..

“サステナブルなモノやコト”を、みんなで共有していきましょう!

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