探さない、迷わないプロの収納。家族みんなが心地よい暮らしのためにすぐ実践できるポイント3つ
何がどこにあるか一目でわかる。家族に「〇〇どこ?」と聞かれた時に、大体の位置を伝えれば本人が探し物を見つけられる。そんな収納なら探し物に使う時間がなくなり、暮らしの中のイライラも減ると思いませんか?そんな「探さない収納」を作るために、我が家で実践しているポイントをご紹介します。
- 2023.10.10
- ライフスタイル
POINT1:収納の中を区切って使う
引き出しやボックスの中に細々したものを入れる時は、カテゴリ別に分けられる仕切りがあると何が入ってるか一目瞭然。出しやすく元に戻しやすい収納になります。文房具の入った引き出しの中は、無印良品のデスク内整理トレーで区切りました。
メイクボックスは、アクリルのペンスタンドやボックスを複数組み合わせて収納しています。新たに収納用品を購入する場合は、その収納場所にサイズが合うか計ってみて、実際にものを入れたところをイメージしてみることが大切です。最初は家にあるちいさな空き箱などを使ってみてもいいですね。
押入れなど空間が大きい場所の収納は、引き出しや棚を使って上下左右に空間を分けると何が入っているか把握しやすくなります。奥行きがある空間では、よく使うものは前、あまり使わないものは後ろと、前後に区切る方法もオススメです。
POINT2:ラベリングを活用する
中が見えないボックスを使った収納はすっきりした見た目になりますが、記憶していないと何が入っているか忘れてしまう事があります。箱を複数開けて中身を確認しながら探しものをするのは大変ですよね。そんな場合はラベリングを活用する事で、どの箱に何が入っているかが一目でわかります。ラベルはマスキングテープに手書きで書いて貼ったり、ピータッチを使用して作っています。子どもが小さくてまだ文字が読めない時は、おもちゃ収納には入れるもののイラストを描いて貼っていました。写真をボックスに貼る方法もオススメです。
POINT3:立てて収納する
引き出しやボックスの中に入れたものは、上から見て何が入っているか見渡せるように立てて収納するのがポイントです。服も衣装ケースに立てて収納することで、トップスの種類や何色がどのくらいあるか、などが把握しやすくなります。
こちらはワンジャンルワンボックスで(左から)工具類、郵便関連、裁縫道具、ラッピング用品を入れた様子です。箱の表にはラベリングをしているので、使いたいものを箱ごとテーブルに出して、作業したら戻すという仕組みにしました。箱の中身もなるべく立てて上から見わたせるようにしているので、必要なものを手に取りやすく、ものが増えてきたと感じる時は中身の見直しもしやすくなりました。
収納を作る時に大切な事もうひとつ
我が家で収納を作る時に、基本としているポイントを挙げてみました。これらの収納を作る前に、もう一つ大事にしているのが、「これからの自分と生活を共にしたいモノを改めて選びとる事、役目が終わったものを手放す事」です。大事なものだけが入っている収納は、自然と出しやすく、元に戻しやすくなります。誰が見てもわかりやすく、探さない収納は、自分と家族に時間と心の余裕を作り、心地良い暮らしに繋がっていくのではないでしょうか。
photo / kao
kao
北欧式整理収納プランナー・整理収納教育士・カラーセラピストなど多岐にわたり活動中。少しくらい散らかる日があってもOK!自分と家族にとって家が心地良くくつろげる、ほっとできる空間であることが暮らしの大事なポイントです。
※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
内容について運営スタッフに連絡