これならきっと手放せる!7つの「捨てにくいもの」の処分方法&回収先リスト

年末の大掃除と同時に進めたい、不要なものの処分。でも、まだ使えるものを捨てるのは心苦しかったり、思い出があったりと、なかなか作業が進まない方も多いのではないでしょうか。そこで、7つの捨てにくいものを有効活用できる方法や回収してくれるところをご案内。すっきり新年を迎えられるよう、参考にしてください。
 Sheage編集部

まだ着られる「服」を回収してくれる団体

シーズンごとに新しいものを購入したくなり、着ないものも出てくる洋服。傷みが出てきているものは、カットして掃除用に使うなどして処分できますが、迷うのはまだ着られるものですよね。まず考えたいのは、家族や友人へ譲ったり、フリマアプリへ出品したりして誰かに着てもらうこと。知り合いに譲れる人がいない、売るほどではないという場合は、寄付を受け付けている団体に送ってはいかがでしょうか。

例えば「古着deワクチン」は、古着を回収し開発途上国で販売しているサービスです。専用の回収キットを購入し、不要になった服を詰めて送れば、1口につき5人分のポリオワクチンが「認定NPO 団体世界の子どもにワクチンを日本委員会」に寄付される仕組みになっています。

認定NPO法人ブリッジエーシアジャパンの「フルクル」という古着リサイクルプロジェクトは、宅急便か商業施設などでの下取りイベントで服の寄付が可能です。その服をリサイクル業者が買い取っており、収益がミャンマー・ベトナムでの支援活動資金にあてられます。

身に着けなくなった「アクセサリー」を回収してくれるお店

アクセサリーも、飽きてしまったり好みが変わったりして今は着けなくなったけれど、まだ使えるものが手元にある方もいるのではないでしょうか。

関東を中心に計113店舗を展開するプチプラアクセサリーショップ「LUNA EARTH(ルナアース)」やビーズ&アクセサリーパーツショップ「PARTS CLUB(パーツクラブ)」では、不要アクセサリーの回収ボックスを設置。集められたアクセサリーは「リボーンプロジェクト」(運営:GoodService)という活動を通し、開発途上国で販売されます。その売上金の一部は、ミャンマーやラオスなどの子どもたちにワクチンを届けるNP認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」に寄付される仕組みです。

LUNA EARTHとPARTS CLUBを運営する会社「エンドレス」ではアクセサリーを郵送でも受け付けています。お店がお近くにない方も、利用してみてはいかがでしょうか。
※片方だけのイヤーアクセサリーや、パーツのみ、破損したものなど受け付けていないものもあるので、詳細は公式サイトでご確認ください。

使いかけの「コスメ」をクレヨンに変えるブランド

使い切れていないコスメがたくさん残ってしまっている…という方は、行き場のないコスメを集めてクレヨンを作る「COSME no IPPO(コスメノイッポ)」に送ってみませんか。

まずは、COSME no IPPOのInstagramのアカウントに連絡し、送付先を教えてもらいます。次に、口紅やアイシャドウ、チーク、パウダーアイブロウなどの中身を取り出し、自分の感覚で大まかな色分けを。あとはその色ごとに紙に包むか、小さな袋などに入れて送るだけです。郵送以外に、イベントや百貨店などで回収が行われることもあります。回収されたコスメで作られたクレヨンをサイトで購入することも可能です(色の指定などは不可)。
※こちらも、受け付けていないものもあるので(例:グロスやリップクリーム、リキッドタイプのアイシャドウ)、事前に確認して準備をするようにしてください。

「写真」はデータ化&アプリで家族や親戚と共有がおすすめ

せっかく現像した写真を、アルバムなどにまとめられていない方もいるのではないでしょうか。データにすれば保管のスペースをとらずに済みますが、定期的に見て楽しみたいという場合、家族や親戚と共有できるアプリが便利です。

例えば「家族アルバム みてね」は、写真や動画を無料・無制限でアップロードでき、招待した家族だけが開けるようになるアプリです。お子さんがいる方は、その日常を離れたところで暮らす両親や親戚にも見てもらうことができます。
今なら、「みてね年賀状」のアプリと連携するのもおすすめです。アップロードされている写真の中から、AIがおすすめの写真やレイアウトを提案してくれ、なんと最短1分で年賀状のデザインが完成するんです。もちろん自分で写真を選んでデコレーションしたり、手書きの文字やイラストをスキャンして加えたりもできるので、楽しくスムーズに年賀状を用意できます。

古い「パソコン」をリユースして販売するサービス

使わなくなった古いパソコンがそのままになっている…という方も多いかもしれません。パソコンはテレビや冷蔵庫など一部の家電製品と同じく、粗大ごみとしては捨てられないので、自治体のホームページなどで処分方法を確認する必要があります。
自治体の回収ボックスがある場合も、データの消去が推奨されていることがほとんど。自分で消すのが難しい方は、パソコンメーカーや、信用できるパソコンリユース企業に回収してもらうと安心です。

中古パソコンの回収や販売を行う「ZERO PC」では、まだ動作する、もしくは修理できるパソコンをリユース。修理できないパソコンや交換した古い部品は鉄や銅などの金属資源としてリサイクルしています。工場で使用する電力は100%再生エネルギーでCO2排出量を抑えていたり、パソコンの購入金額の3%をNPOへ寄付するプロジェクトなどを行っていたりと、サステナブルな運営をされている点もポイントです。

「お子さんの作品」を整理する方法

思い出があるものは、特に手放しにくいもの。お子さんがいる方は、その作品やおもちゃを処分するのも心苦しいのではないでしょうか。ですが、たくさんになりすぎるときれいな状態で保管するのも難しくなるので、早めに少しずつ整理していけるとよいでしょう。

作品は一定期間部屋の中に飾り、お子さんの意見も聞いて特にお気に入りのものだけ残し、ほかは写真に撮って手放すようにしてはいかがでしょうか。写真は上でご紹介した「家族アルバム みてね」などの共有アプリにアップすれば、遠くに暮らす祖父母や親戚の方にも見てもらえて、お子さんも喜んでくれるかもしれません。

「ぬいぐるみ」などの雑貨を回収してくれる団体も

お子さんのおもちゃの中で特に処分しにくいのは、ぬいぐるみではないでしょうか。目が合ってしまうと、ぬいぐるみとはいえ捨てるのがつらい気持ちになりますよね。そんなぬいぐるみを、ほかの子どもたちに届けてくれる団体もあります。

そのひとつが、「国際社会支援推進会ワールドギフト」。生活雑貨やおもちゃなど、さまざまなものを受け入れて開発途上国の支援品にしています。

NPO法人グッドライフが運営する「セカンドライフ」も、ぬいぐるみをはじめとした雑貨類を、開発途上国や国内の災害にあった地域などに送り届けてくれる寄付団体。寄付した箱数に応じ、ワクチンの接種率を向上させるための募金も行っています。

不要なものを有効活用できれば、部屋も心もすっきり

まだ使えるものや思い入れのあるものをただ捨てるのは心苦しいもの。それを必要とする人に届けたり、ワクチンなどのための寄付にしてくれたりする団体に送ることができれば、心も軽くなり、部屋のスペースも空けることができます。年末の大掃除や片づけで、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

photo / Shutterstock

古着でワクチン

https://furugidevaccine.etsl.jp/

認定NPO法人ブリッジエーシアジャパン
フルクル

https://www.baj-npo.org/furukuru.html

エンドレス(LUNA EARTH・PARTS CLUB運営会社)
アクセサリー回収

https://endless-inc.jp/blogs/news/20220610-2

COSME no IPPO(コスメノイッポ)

https://cosmenoippo.official.ec

アプリ 家族アルバム みてね

https://mitene.us/

国際社会支援推進会ワールドギフト

https://world--gift.com/

セカンドライフ

https://www.ehaiki.jp/second/

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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