雑然とした暮らしから抜け出すヒント。「捨てるモノ」チェックリスト集
年末年始の大掃除などで、「モノが捨てられない」そんな自分に向き合った方は少なくないのではないでしょうか。新年だからこそ、気持ちも新たに「心地よくすっきりと暮らす習慣」を見直したいもの。そこで今回は、「自然にモノを減らし、片付け上手になるヒント・習慣」をご紹介します。
- 2022.1.8
- ライフスタイル
「捨てられない」そう思うのはなぜ?
すっきりと快適に暮らすことに憧れていても、実際にやってみようとすると難しく感じている方は多いのではないでしょうか。すっきりとしない原因のひとつは、「モノが捨てられない」ということ。
モノが捨てられないこと自体は、決してネガティブな部分ばかりではありません。モノを大切にする気持ちや、モノに込められた思いを手放すことに躊躇してしまう気持ちがある証拠ですよね。
モノが捨てられないこと自体は、決してネガティブな部分ばかりではありません。モノを大切にする気持ちや、モノに込められた思いを手放すことに躊躇してしまう気持ちがある証拠ですよね。
でも「今を快適に」と考えれば多くの人たちが実践しているように、やはりモノは厳選した方が暮らしやすいのかもしれません。そんなメリットを少し心に留めておけば、モノを手放してすっきり暮らす習慣にも前向きになれるのではないでしょうか。
まずは、これからご紹介する「捨てるモノ」リストからチェックしてみましょう。
まずは、これからご紹介する「捨てるモノ」リストからチェックしてみましょう。
新年にまずは見直したい。「捨てるモノ」リスト
1:DM・チラシや取り扱い説明書など「不要な書類」
年末に大掃除をしても、日が経つうちにどんどん増える書類は場所をとるモノのひとつ。処分するときには、まず一箇所に集め、要不要を分けていきましょう。
個人情報を含む書類などはシュレッダーをかけるなど取り扱いに注意が必要。必要な書類はファイルで管理すると、どこになにがあるのか一目瞭然です。ファイルボックスにちょうど収まる個別ホルダーなど、内容を仕分けできるファイルを選ぶと便利。書類に穴を開けて綴じるタイプは手間がかかるため、はさむだけのタイプがおすすめです。
ちなみに、不要なDMやチラシは部屋に持ち込む前に玄関で処理をしてしまうのも一つの方法です。「チラシお断り」のステッカーなどを貼って家に持ち込まないという対策をとると、処理の手間が省けます。
個人情報を含む書類などはシュレッダーをかけるなど取り扱いに注意が必要。必要な書類はファイルで管理すると、どこになにがあるのか一目瞭然です。ファイルボックスにちょうど収まる個別ホルダーなど、内容を仕分けできるファイルを選ぶと便利。書類に穴を開けて綴じるタイプは手間がかかるため、はさむだけのタイプがおすすめです。
ちなみに、不要なDMやチラシは部屋に持ち込む前に玄関で処理をしてしまうのも一つの方法です。「チラシお断り」のステッカーなどを貼って家に持ち込まないという対策をとると、処理の手間が省けます。
2:使っていない「化粧品」
衛生面や安全面からも、使いかけで長く使っていない化粧品は処分しましょう。未開封でも長く置いておくと使用期限を過ぎてしまっていることも。一般的には、適切な保管環境なら未開封で3年以内、開封後は半年を目安に使用するよう推奨されているのだそう。改めて、化粧品のストックを確認してみてはいかがでしょうか。
3:ポイントカード・アプリなど
最近では、ポイントカードもアプリに切り替わっていますよね。それでも、手元には使ってないポイントカードが残っているという方は多いのではないでしょうか。まずは使っていないポイントカードは手放してみてはいかがでしょう。ポイントカードの点検を機に、少し面倒でもアプリへと切り替えておけばカード忘れも防げます。
ただ、お得な特典を目的に会員になったポイントカードも、結局は使っていないところも多いのではないでしょうか。利用率が低いところは退会する、今後も利用する可能性があるショップ以外はむやみに作らないという心がけも大切です。
ただ、お得な特典を目的に会員になったポイントカードも、結局は使っていないところも多いのではないでしょうか。利用率が低いところは退会する、今後も利用する可能性があるショップ以外はむやみに作らないという心がけも大切です。
4:長く読んでいない古い雑誌
月刊誌など好きな雑誌の購読は楽しみなもの。でも、どんどん増える一方なのでインテリアの観点からは少し困ることもありますよね。そして振り返ってみれば、購入後、結局読まなかったこともあるのではないでしょうか。雑誌の種類やテーマによっては、「情報の賞味期限」がある場合も。後々に読み返す雑誌は、ほんのわずかなのかもしれません。
それでも、好きなページ、とっておきたいページはスクラップして厳選する、紙の雑誌ではなく電子版で購入したり雑誌のサブスクで読んだりと取り入れ方を工夫するのも、モノを減らすための方法です。
それでも、好きなページ、とっておきたいページはスクラップして厳選する、紙の雑誌ではなく電子版で購入したり雑誌のサブスクで読んだりと取り入れ方を工夫するのも、モノを減らすための方法です。
5:使う頻度の低い、または使っていない食器
日々の食事のなかでよく使う食器は、意外とわずか。何年も使っていない食器、ほとんど使っていない食器は手放してキッチン収納をすっきりとさせてみてはいかがでしょうか。
要不要を決めるひとつの目安になるのが、食洗機対応などお手入れしやすい食器かどうかということ、そしてお手入れは大変でも気に入っているモノであるかということ。もちろん、思い入れのあるモノまで、無理に手放す必要はありません。でも似ているデザインでいくつも持っているようなら、厳選するチャンスです。
6:使っていない頂き物
さまざまなシーンで、どうしても趣味に合わない、使い道が見つからないモノをいただくことも。なかなか手放せないモノのひとつですが、しまう場所に困っているのなら、記念に写真に残すなど「気持ちだけしっかりと受け取り手放す」ことも考えてみてはいかがでしょう。今なら人に譲るというメルカリのようなサービスもたくさん出ています。捨てるだけでなく、生かす道を見つけてみましょう。
厳選したモノをすっきりとしまう。「片付け上手」になる3つのヒント
1:モノの定位置を決める
モノの「定位置」を決めれば、モノの出し入れがスムーズになります。探す手間も減り時短になるので一石二鳥です。
日常的に使うモノは、モノを避けずに出し入れできる場所を定位置にするとより便利に。普段使いのモノの定位置が決まったら、場所をとる大物の定位置を決めていきましょう。
何から手をつけるか迷ったら、写真のようにストーブなど季節家電や大きなサイズのモノなど収納場所が限定されるモノから決めていきましょう。また、使う場所が限定しているモノは「使う場所の近く」を意識して定位置を検討してみてください。大物がすっきりと片付くと、部屋が広く感じられるはずです。
何から手をつけるか迷ったら、写真のようにストーブなど季節家電や大きなサイズのモノなど収納場所が限定されるモノから決めていきましょう。また、使う場所が限定しているモノは「使う場所の近く」を意識して定位置を検討してみてください。大物がすっきりと片付くと、部屋が広く感じられるはずです。
2:誰もが分かりやすく収納する
自分だけでなく、一緒に住む人もひと目でどこに何があるのか分かる収納にすることも、すっきりとした状態を保つ大切なポイント。そのために、収納ボックスなどにラベリングやタグをつけるのもおすすめのアイデアです。
3:1か所に1カテゴリと決める
棚1段ごと、ケースごとなど、1か所に1カテゴリでモノを収納するとどこに何があるのかわかりやすくなります。モノを避けず、ひと手間で出し入れできる工夫をするとストレスフリーに。モノが重なって置かれている場所は、再チェックしてみましょう。
モノを厳選し、定位置に戻す習慣で部屋がすっきり整う
モノを厳選し、それらを適材適所の定位置に収納すれば、すっきりとした空間をキープしやすくなります。モノを減らすことばかりに気を取られるとストレスに感じることもあるため、ご自分にとって無理のないモノとの付き合い方を見つけられるとよいですね。
あなたもぜひ、新年を機にすっきりとした部屋を保つアイデアを取り入れてみてはいかがでしょうか。
あなたもぜひ、新年を機にすっきりとした部屋を保つアイデアを取り入れてみてはいかがでしょうか。
photo / goodroom journal,shutterstock
<監修・記事執筆>
伊野 奈緒美
リフォームスタイリスト3級
カラーコーディネーター2級
文部科学省後援 リビングスタイリスト1級 取得
※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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