モノを増やさない「ちょうどいい量」を見極める。すっきり片付く部屋づくりのポイント
- 2021.2.23
- ライフスタイル
自分の「ちょうどいい量」を知るには、持ちものの数の意識から
例えば、キッチンに保存容器はいくつありますか?どれくらい持っているか意識せずに、新たに買ったりしていませんか。キッチンの片付け作業にお伺いした際、保存容器を全部出してみて、持っている数の多さに驚いたり、蓋だけがいつの間にか無くなっていたり、容器が欠けていたり…なんてことがよくあります。
ものが増えてしまう原因の多くは、何をどれだけ持っているか曖昧なことにあります。
まずは、持っている数を意識することがとても大切です。持っている数が明確になることで、今あるもので充分足りているという安心感につながり、無駄買いも防げるようになります。
数を意識する方法は、実際に使っている保存容器はどれくらいあるか、保存容器を使うタイミングなど、自分の生活スタイルに合わせて、持っていたら安心できる数を意識します。
自炊をする方でも、毎日食べる分だけを作る方と、一週間分を作り置きする方とでは、保存容器の使用する数も変わってくると思います。
そうやって、今の暮らしの中で必要な数を意識することで、自分が持っていたい「ちょうどいい量」がみえてきます。量がわかれば収納に必要なスペースもわかります。そして大事なのは、自分で量を決めること。また、その量を決めたらそれ以上は増やさないようにすること。
そうすることで、ずっと「ちょうどいい量」で管理しやすく、片付く暮らしにつながっていきます。
「収納スペースに入る分だけ」も、数を意識する目安になる
例えば紙袋も、いつの間にか家のあちこちに増えてしまうアイテムの1つではないでしょうか。資源ゴミ用に使う分、外出時に使う分など、今の暮らしでどのくらいあったら良いか、おおよその量を意識して、その量が収まりそうな収納スペースを決めて、その「収納スペース入る分だけ」を意識して持つようにしてみましょう。
「ちょうどいい量」を意識した収納例
【タオル】使っているタオルを出し入れしやすく
例えば、フェイスタオルは一日1枚使用、洗濯するサイクルが一日おきならば、3枚~4枚を目安に自分が安心できる数を決めてみましょう。使っているタオルだけが収納されているスペースは、出し入れしやすく使い勝手も良くなります。
【トイレットペーパー】使い切る期間を意識してみる
緊急事態時も慌てず無理な買い溜めをすることなく、必要な分を必要なだけ買えるように、安心しながら買い物をすることができます。
【靴下・ハンカチ】持っている量がひと目でわかる
【掃除用品ストック】買い足すタイミングが一目でわかる
【保存容器】形や種類を揃えて収納しやすく
また、よく使うものは蓋は外して容器と別に収納しておくと、取り出した時に蓋を開ける手間もなくなり、重ねて収納もできるので、より使い勝手も良くなります。
ぜひ、快適で心地良い暮らしができるように、自分の管理しやすい「ちょうどいい量」に見直してみていただければと思います。
photo / 伊藤美佳代
住宅収納スペシャリスト/整理収納・照明アドバイザー
伊藤美佳代
ハウスキーピング協会
整理収納アドバイザー2級認定講師
住宅収納スペシャリスト認定講師
インテリアコーディネーター
ブログ「笑顔あふれる住まいづくり」
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