年末年始をスッキリ心地よいおうち時間に。「食品ストック・メイク用品」見直しのコツ

おうち時間が増えそうな今年の年末年始。スッキリ心地よいお部屋で新年を迎えられたら良いですよね。でも、片付けているのに部屋がなんだかスッキリしない…。そんな思いをされている方も多いのではないでしょうか。今回は食品ストックやメイク用品など、増えがちなものを例に収納スペースの見直しのコツをご紹介します。
 伊藤美佳代

今の生活スタイルに合った数(量)を意識する

こんな経験はありませんか。食品をしまい込んだまま忘れてしまい、いつの間にか賞味期限切れに…。または同じ調味料を買ってしまった…。
これは、何をどれくらい持っているか曖昧になっていることが原因のひとつにあります。今の自分の生活スタイルに合った数(量)を意識して、それを忘れないように収納しておくことで増えすぎ防止にもつながります。

例えば、使っている調味料は「この引出しに入る分」というように、何をどれだけ持つか一目瞭然にすることで、調味料の増えすぎ防止につながります。
ついたくさん揃えたくなる調味料も、意外とよく使う調味料はほんの一部だったりしませんか。自分に合った調味料だけに種類も絞ることで管理もとても楽になります。

増えすぎないようにするための整理収納のコツ

いつの間にか増えがちな食品ストックやメイク用品を例に、スッキリ心地よく暮らすための見直しのコツをご紹介します。

1:食品ストック

キッチン引出しのひとつを食品ストックに。
大きめな引出しは、中を仕切れるようにボックスなどを活用して、中身が混ざらないように
立てて入れることで一目瞭然に。ストックしている食品が埋もれてしまうことも防止できます。

また、開封したものは未開封のものとは別に、わかりやすいようにひとまとめにしておくのがおすすめです。同じ引出し内なら手前にまとめて収納しておくと、より取り出しやすくなります。開封した食品がいっぱいになってきたら、開封したものから優先的に食べるようにすることで賞味期限切れの防止にもつながります。

開封したものが、よりわかりやすくなるアイテムに、文具でよく使うダブルクリップとマスキングテープがおすすめです。クリップの背の部分に開封した日付をマスキングテープに書いておくことで、いつ開けたかも一目瞭然に。賞味期限の日付を記入するよりも、開封日を記入することで、開けた日からなるべく早く使うように意識できるようにもなりますよ。

2:冷蔵庫内の調味料

冷蔵庫内も同じように、調味料には開封した日付を記入して、収納する場所をしっかり決めておくことで期限切れを防げます。

3:レトルト食品・お菓子

忙しい時にも防災時にも心強い、すぐに食べることができるレトルト食品も、もし今たくさんありすぎてどれぐらいあるか分からないようなら、ぜひ今の自分の暮らしに合った量をしっかり意識してみましょう。
まとめ買いをする方ならば、自分が最大に買う量を収納できるスペースを確保することが大切です。収納スペースが足りないからと、別の場所にとりあえず入れてしまい買ったことを忘れてしまったり、とりあえず床置きしてしまうなど、ものはそういうことをきっかけにあっという間に増えてしまいます。そうならないように、収納する場所が決まったらラベルを貼る(ラベリング)をしておくことで、他のものが入りにくくなり在庫量も明確になるので、増えすぎ防止につながります。

ついつい買ってしまうなどのお菓子も、ボックスなどを活用して、「ここに入る分だけ」など、しっかり量を決めると良いでしょう。開封したお菓子も湿気を考慮しない種類のお菓子なら、袋などから中身を出してバラしておくと取りやすく、新しいお菓子をどんどん開けてしまうことも防げます。

お菓子も未開封のものと収納場所を分けるようにしておくと、増えすぎ防止にもつながりますよ。

4:メイク用品

メイク用品もシーズンで新しい商品が発売されたり、つい買ってしまい増えやすいアイテムです。特に食品と違って賞味期限が記入されていないことが多いメイク用品は、使い切ってないと処分するタイミングも難しいですが、メイク用品は自分の体に直接触れるもの。いつ購入したか忘れてしまっていたら、高価なものでもぜひ見直すようにすると良いでしょう。
一般的にはメイク用品は、開封後3ヶ月~1年以内が使用期限と言われています。

そして、メイク用品も自分の生活スタイルに合った量や、収納するボックスに入る分だけなど、意識して持つようにすることで、メイク用品で収納スペースが溢れているといったこともなくなります。

5:メイク、スキンケア試供品

メイクやスキンケアの試供品をたくさんお持ちの方も多いと思います。
そもそも試供品は、メーカー側が購入してもらうためにお試し用として配っているもなので、試供品のパッケージは長期間保存できるようには作られてないことも多いそうです。
「いつか旅行で使うかも」と取ってあるならば、いつかのためにではなく、ぜひすぐ使えるように、いつも使っているスキンケアやメイク用品の近くに置いて、すぐに使うことをおすすめします。もしかしたらとても良いものとの出会いにもなるかもしれません。
試供品を取って置く時は、決まった旅行の予定がある時に限って、あとはどんどん使うようにすることで、増えすぎ防止につながります。

収納スペースを決めたら、それ以上は増やさないようにする

食品ストックやメイク用品など、間取りや生活スタイルによって持つ量が変わるものは、自分の暮らしに合った数(量)を意識することと、さらに決めた収納スペース以上は増やさないことを意識することが大切です。
そうすることで、収納スペースからものが溢れてしまうこともなくなります。

スッキリ心地良いおうち時間を過ごせるように、食品ストックやメイク用品を例に整理収納のコツをご紹介してきましたが、ぜひ新年に向けて、暮らしを見直すきっかけになっていただければと思います。

photo / 伊藤美佳代

住宅収納スペシャリスト/整理収納・照明アドバイザー
伊藤美佳代

ハウスキーピング協会
整理収納アドバイザー2級認定講師
住宅収納スペシャリスト認定講師
インテリアコーディネーター

ブログ「笑顔あふれる住まいづくり」

http://mikayo-ito.jugem.jp

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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