塩の概念が変わる!?女性に必須の栄養素がバランスよく含まれた奇跡の塩「ぬちまーす」

21種類の豊富なミネラルを含む沖縄の海塩「ぬちまーす」は一般的な食塩と比べて塩分が低く、女性に不足しがちな栄養素がバランスよく含まれていることから「奇跡の塩」と呼ばれています。沖縄本土と海中道路で繋がる宮城島の塩ファクトリーで作られ、周辺は絶景が広がる沖縄の隠れたパワースポットとしても人気です。
 渡邊 孝明

添加物不使用、原料は島の海水のみ

那覇空港から車で1時間30分ほど、沖縄本土と海中道路で結ばれた宮城島の観光製塩ファクトリーで作られている沖縄の海塩「ぬちまーす」。沖縄の方言で、命=ぬち、塩=まーすのこと。生命に必要なミネラル(にがり)に着目し、「命の塩(ぬちまーす)」と名付けられました。

「ぬちまーす」が作られている宮城島は、タカハナリ(高離)と呼ばれる標高80mほどの高台にあります。周辺の海域は沖の流れが早いため不純物が少なく、圧倒的な透明度を誇るミネラルの豊富な海水に恵まれています。沖縄の海塩「ぬちまーす」の原料は、島の太平洋側の海水のみ。固結防止剤などの添加物を使用していない体にやさしい塩なのです。

ミネラル含有率世界一の「奇跡の塩」

「ぬちまーす」は一般の食塩よりも塩分が約25%低く、余分な塩分を排出するカリウムをはじめ、21種類の豊富なミネラルが含まれています。ミネラル含有率世界一としてギネスにも登録された「奇跡の塩」と呼ばれています。
中でも日常生活で不足しがちなマグネシウムは一般的な塩の200倍。天然ミネラルが豊富で美肌効果も期待できます。

塩は体に悪影響という認識が変わるので、積極的に摂取するように。例えば、200mlの水に1gの「ぬちまーす」を加えるだけで天然ミネラルたっぷりのスポーツドリンクに。お好みでレモンやハチミツをプラスするのもおすすめ。オイルと合わせてドレッシングにしたり、ご飯を炊くときにお米3合に対し3gを加えると、ふっくら艶やかに炊き上がり、冷めても変色しないおいしいご飯が味わえるなど、気軽に活用できます。

独自の製塩技術でミネラルたっぷり

高品質で多様なミネラルを含む「ぬちまーす」の大きな特徴は独自の製塩法「常温瞬間空中結晶製塩法」で作られていること。沖合から汲み上げた海水を霧状に噴霧し、温風を当てることで気化しているので、海が持つ海洋ミネラル成分をそのまま結晶化できるのです。落下した海洋ミネラル成分は、まるで雪のような真っ白な塩となって降り積もり、その塩を手作業で収穫し、乾燥させてふるいをかけていきます。
この製法は、海水を窯で煮る「煮窯塩」や天日干しする「天日塩」、海水に電気を通して作る「精製塩」、岩を掘削する「岩塩」といった一般的な製塩法に比べて多くのミネラルが失われないというメリットがあります。

無料ガイドで学べる塩ファクトリー

「ぬちまーす」を作る工程は、観光製塩ファクトリーの無料ガイドで詳しく学ぶことができます。見学の後は工場直営店で「ぬちまーす」をはじめ、通販ショップで販売していない限定品や関連グッズをおみやげにどうぞ。「ぬちまーす塩ソフト」など塩スイーツが楽しめるレストランも併設しています。

観光製塩ファクトリーの敷地内は満月の夜にウミガメが産卵に訪れる「ぬちの浜」を眼下に望む絶景「果報(かふう)バンタ」など沖縄の隠れたパワースポットとしても知られています。工場を見学した後は周辺の散策路を巡って「奇跡の塩」を生み出す神秘の海をぜひ肌で感じてみて下さい。


※4/30まで、コロナ関連会議等の判断に伴い、宮城島の「ぬちまーす観光製塩ファクトリー」と那覇市牧志の「平和通り店」を臨時休業しています。状況によっては、再開、または休業延期となる可能性があります。詳しくはサイトをご確認下さい。

photo / 沖縄の海塩「ぬちまーす」観光製塩ファクトリー、渡邊 孝明

沖縄の海塩「ぬちまーす」観光製塩ファクトリー
沖縄県うるま市与那城宮城2768
TEL:098-983-1140
営業時間:9:00~17:30(自由見学)、無料ガイド案内9:40~16:40(毎時0分・20分・40分に無料ガイドがスタート 所要10〜15分)

https://www.nuchima-su.co.jp/

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