醸造所併設のビアパブ「さかづきBrewing」が老若男女で大賑わい!

2016年3月、東京北千住にオープンした「さかづきBrewing」は、一角にビールの醸造所を併設したビア・パブです。連日盛況で、ビールの在庫が切れそうになることもあるという人気のお店を訪ねてみました。
 reeeko

ビール好きの楽園が商店街脇に出現!

最近住みたい街ランキングで順位を上げている東京・北千住の東口を出て、商店街に沿って歩くこと3分。ちょっと脇に入ったところにお店はありました。周囲は住宅街です。ケーキ屋さん?と間違えそうなぐらい可愛らしい扉を開けると、ビール好きなら思わず喉を鳴らしてしまう楽園が広がっていました。「今出しているのは、200Lのタンクで仕込んでいるオリジナルビール3種類にアサヒスーパードライを加えた4種類です。オリジナルビールは仕込んだものがなくなれば、次というように変えていってます」。大手ビールメーカーに勤務していた金山さんが、自分の手でいろいろなスタイルのビールを作りたいと思って作ったお店は、ビールマニアじゃなくても、普通の人が楽しめるようにしたいという思いが随所に表現されています。

うかがった日にラインナップされていたものから2種。「UCHUKEN(うちゅうけん)(セッションIPA)」、「ヴァイツェン(Ver.2.7)」をいただきました。IPAというと、苦みの強いビールというイメージですが、こちらは苦みの中にスッキリとした爽やかさがあって、IPA初心者でも飲みやすく感じられるビール。一方で、ヴァイツェンは、小麦麦芽を多く使ったフルーティーさが特徴ですが、これは甘い香りの中にも深みがあって、ただまろやかなだけではない複雑さがありました。「ビールは原料のホップや麦芽だけでも何十種類、何百種類もあるんです。それに副原料のハーブやコーヒー、紅茶などを組み合わせれば、それこそ可能性は無限大です」(金山さん)。これからもこのお店ならではの新しいビールがゾクゾクと登場しそうな嬉しい予感!

ビールが進むおつまみ類も豊富

ビールに合わせるおつまみも大いに気になるところ。ビールと言えば…のドイツ料理を長年にわたって手がけてこられたシェフの作るお料理は、ジャーマンポテト、ザワークラウトなどのおなじみの前菜から、ピザやナポリタンまで、至れり尽くせりの内容。特にドイツの金賞受賞マイスターが作るソーセージ(写真左)は、口に入れるとジュワーッと肉汁がしみ出て、ビールを呼ぶこと間違いなしです。珍しい白ソーセージ(ヴァイスブルスト)は自家製のハニーマスタードに合わせて。ふわっふわの食感に感動!マッシュポテトとボロネーゼのオーブン焼き(写真右)は、クリーミーなポテトの上にシェフ手作りのボロネーゼソース。そこにチーズがとろけているのだから、これも間違いのない美味しさ!ちなみに、「お一人様ご来店限定」で、ほろ酔いセットがあるのも、ひとり飲みが好きな方には朗報かも? 「ビール1杯+おつまみプレート」が税込み1200円でいただけます。

エネルギーに溢れる街で、みんな好き勝手にビールを楽しんで

出店場所に北千住を選んだのは、住宅街があって、商店街がちゃんと機能している、エネルギーに溢れた街だったからだそう。小さい子どもがいるファミリーからおじいさん、おばあさんまで、いろいろな層がいることにも魅力を感じたんだとか。「こんなビールが飲みたいなんて希望を言うお客様もいますよ。みんな好き勝手言いながら、楽しく飲んでいただければいいと思います。これからどんどん新作にもチャレンジしていきますので、気軽に飲みに来てください」(金山さん)。醸造所併設のお店のメリットは、何と言ってもできたてほやほやのビールが飲めること。アンティークっぽさの漂う内装も落ち着く雰囲気で、なんだかついつい足を向けて、長居をしてしまいそうな居心地のいい空間でした。

photo / カオリーヌ(ロゴを除く)

さかづきBrewing
東京都足立区千住旭町11-10

https://www.facebook.com/sakaduki/

<前回の記事>
クラフトビールの魅力は自由であること。自由に好みの味を、好みのスタイルで楽しめる場所を。「さかづきBrewing」

https://sheage.jp/article/5716

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
内容について運営スタッフに連絡

関連キーワード

関連特集