発酵食の発信地。優しく心と体を癒す広島のカフェ「ますきち」

「ますきち(MASUYA-KITCHEN)」は、広島県呉市に本社を構える「ますやみそ」がプロデュ―スする、味噌をはじめとした発酵食を気軽に楽しめるお店。体に優しい食事がしたいな…と思ったら、訪ねてみてはいかがでしょうか。あなたのお腹を満たすほっこりとした美味しい食事が待っていますよ。
 伊野 奈緒美

発酵のチカラで心も体も健やかに

冬の寒さで体が冷えることにより、女性特有の体調の変化を感じる方も多いのではないでしょうか。体調が「揺らぐ」ような感覚になりやすい時期には、いつもよりもっと食事に気をつかいたいもの。心も体も健やかに過ごすため積極的に取り入れたいのが、日本で長く愛されてきた体に優しい食品のひとつ「発酵食」です。前編では、「発酵食」のチカラや家庭で気軽に取り入れるコツを「ますやみそ」企画部の遠藤成将さんにうかがいました。後編では発酵食を気軽にいただけるカフェ「ますきち」の魅力をご紹介します。

愛情をたっぷり込めた発酵食を提供する「ますきち」

広島県で麹づくりから始まった昭和4年創業の発酵食品メーカー「ますやみそ」。ますきち(MASUYA-KITCHEN)は、そのますやみそが日々の生活のなかで、もっと気軽に発酵食を楽しんでほしいとオープンしたお店です。「なつかしいけれど、新しい」をコンセプトに、手間暇をかけ愛情を込めた発酵食メニューを店舗とオンラインストアで提供しています。

ますきちが、特にこだわる食材は「味噌」。ヴィヴァルディの「四季」が優しく響く発酵蔵でゆっくりと熟成させており、まろやかで深い味わいが特徴です。このように大切に育まれた味噌や、こだわりの麹や甘酒などが使われたメニューを四季折々の食材とともに楽しめるのが、ますきちです。

迷ったらまず選びたい。具沢山のあったか「安芸広島贅沢豚汁」

どのメニューにしようか迷う方におすすめなのは、看板メニューの「安芸広島贅沢豚汁」。遠藤さんによると、地元の方にも愛される昔ながらの素朴な味わいは、初めていただいてもどこか懐かしさを感じるのだとか。「母さんの味」をコンセプトにした、ますやみそならではですね。味噌の美味しさを存分に楽しめる上に、季節の野菜がふんだんに使われた食べごたえたっぷりの一品です。

和食、洋食、スイーツまで。いつでも発酵食を楽しめる

豚汁のほかにも、味噌・麹・甘酒など発酵食品と食材が出合うことで生まれる奥深い味わいを、朝昼夜いつでも堪能できます。和食、洋食、スイーツまで…発酵食の魅力を再発見できるメニューが揃っていますよ。

たとえば、具沢山の汁もの「おかず汁」は人気の一品。肉団子や食感を残した季節野菜がひとつのうつわのなかで楽しめるため、、それぞれの素材から沁み出る旨みや栄養を気軽にいただけます。玄米ご飯が付いているので、これだけでもお腹いっぱいに。定食スタイルでは品数が多いため食べる時間も長くなりがちですが、「汁物+ごはん」なら素早く食事ができそう。これなら時間がないときにも、さっと栄養が摂れますね。

また、塩麹や漬けで仕上げた肉や魚の定食もおすすめ。米麹をふんだんに使った甘口の味噌に漬け込んだ鮭の西京焼き、塩麹で柔らかさと旨みを引き出したハンバーグ、甘酒の優しい甘みがアクセントの生姜焼きなど、和洋食問わず食べごたえのある定食スタイルのメニューも揃っていますよ。

家庭でも「ますきち」の味を楽しめる

ますきちの発酵食に興味が湧いたけれど、なかなか広島まで足を運べない…という方も大丈夫。オンラインショップでも日々の食卓に取り入れやすい発酵食を提供しています。



ますきちで使われている味噌や前編でご紹介した生糀で仕込んだ甘酒はもちろん、魚の西京漬けや、塩麹ハンバーグ、広島県産鶏むね肉の麹漬けなどメインのおかずも冷凍された状態でお取り寄せできるので便利。常備しておけば、料理する時間がない日にも美味しくて本格的な発酵食をいただけますね。興味のある方は、HPをのぞいてみてはいかがでしょうか。

心も体も癒す「発酵食」を日々の暮らしに

味噌を中心に発酵食の魅力を伝えてきたますやみそ。ますきちは、その食べ方や楽しみ方を現代の生活に合わせたカタチにして伝える発信地になっています。

今回お話をうかがったことで、発酵食のチカラや美味しさを知り筆者も日々の暮らしにもっと役立てていきたいと感じました。あなたもぜひ、心も体も優しく癒してくれる発酵食を楽しみながら取り入れてみてはいかがでしょうか。

photo / ますきち

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