作り手の想いと食べる人の笑顔を結ぶ、「山角や」のオーダーメイドおむすび

日本のソウルフードといわれる「おむすび」。具を入れて握っているだけと思われがちですが、シンプルだからこそ素材や結び方でおいしさが左右される、繊細な料理です。そんなおむすびをオーダーメイドで提供するのが、おむすび専門店「山角や」。「山角や」が作り出す、他では見たことがないようなオリジナリティ溢れるおむすびを味わったら、おむすびの概念が変わるはずです。
 KOHA HIRO

お米好き男子が作り出すクリエイティブなおむすび

「山角や」は2012年11月からスタート。以降、ケータリングやワークショップ、全国各地のイベントを回り、ファンを増やしてきました。

主宰の水口さんは普段から自分の昼食用に、自宅でごはんを結んで会社に持って行っていたそう。お弁当を毎日作るのは大変ですが、おむすびなら手軽。それに、何といっても“お米が好き”という理由から、日々、おむすびを作りました。次第に周りの人にもおすそ分けするようになり、その規模が大きくなって知り合い伝いにケータリングを頼まれるように。そして、ケータリングの機会が増え、事業としてスタートしたのだそう。「山角や」は自然発生的に始まったのですね。

まだまだ続くおいしさへの追求

「山角や」のごはんは、外はしゃっきり、中はふっくら。もちもちと弾力があるごはんは、具の味を引き立てつつも存在感がある絶妙な食感と味。噛めば噛むほどうまみが広がります。

水口さんはおむすびを作るようになり、お米屋さんや鍋の製作者と出会うことが増えたそう。そこでおいしいお米の選び方や炊き方を教わり、試行錯誤して現在の炊き方にたどり着きました。しかし、まだまだ“おいしいおむすび”への研究は続いているそう。おいしさを追求し続ける姿勢が周りにも伝わり、人気を支えているのでしょうね。

食べた人の笑顔が何よりうれしい

「山角や」は炊きたてのごはんを、その場で結んで提供するスタイル。おむすびはお弁当や夜食の作り置きなどで、時間がたって冷めたものを食べる人がほとんど。なので、「山角や」の温かいごはんで作ったおむすびを“新感覚”と喜ぶ人が多いのだとか。
お客様の要望を聞き、季節や食べる時間によって具や塩加減を工夫する。そんな食べる人の気持ちに寄り添ったスタイルが共感を呼び、口コミやSNSを通じてファンがますます増えています。

今年の夏は定期ショップもオープン

「山角や」は出張専門なので固定のお店がありません。こちらのおむすびを味わうには、不定期で開催されるワークショップや出店先のイベントに行くか、ケータリングをオーダーするのが基本。しかし、今年の夏は今までやっていなかった定期出店も始まる予定です。出店情報などは「山角や」のホームページにて随時お知らせがあるので、チェックしてみてください。

「山角や」にかかれば、おむすびがクリエイティブなものに!オリジナリティ溢れるおむすび、ぜひ味わってみてください。

photo / 山角や

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