糖質制限時に取り入れたい。今注目の「MCTオイル」に期待できる効果とは?

効率的なダイエット方法として定着しつつある糖質制限ダイエット。しかし、空腹やストレスを感じてしまったり、仕事や家事の集中力が失われたりして断念してしまう人も多い模様。そこでサポートしてくれるのが、最近注目を浴びている「MCTオイル」なのだとか。どういうことなのか、早速チェックしていきましょう。
 ミハル

人気が続く糖質制限ダイエット

糖質制限ダイエットとは、その名の通り「糖質」の摂取を控えるダイエット方法。一般的には、ごはん・パン・麺類などの炭水化物を制限するのが主流です。2012年頃から注目され始め、ここ数年は特に人気が高まっているそう。
しかし、途中で挫折してしまったという声も聞かれるのが現状です。

アンケート結果に見る糖質制限ダイエットの現状

日清オイリオグループとトレンド総研が行ったダイエットについてのアンケートで、糖質制限ダイエットにより体重が減少したという人が7割以上だということがわかりました。ところが、自分の理想とする体重まで痩せられたという人は約2割。つまり5人中4人は目標体重に達する前に挫折してしまっているのです。

挫折の理由として多かったのが、ストレスを感じ、食欲をコントロールするのが難しいということ。また、仕事や家事への集中力が低下したり、ボーッとしたりしてしまうといった方もいました。

一方で、「糖質制限ダイエットは、きちんとルールを守れば効果が出やすい方法だと思う」と答えた方の割合は約8割。あとは空腹を感じにくく、ストレスなくできれば…という希望が多く挙げられていました。

専門家に聞く糖質制限ダイエットのポイント

アンケート結果を踏まえ、管理栄養士の方に意見を伺うと糖質制限で最も多い失敗パターンは「エネルギー不足」になることなのだそう。
糖質をカットした分、たんぱく質や脂質で補う必要があるエネルギーを、十分に摂取できていない人が多いのです。糖質・たんぱく質・脂質のいずれも摂れていない状態になると、体内はエネルギー不足になります。それが空腹やストレスに繋がり、結果我慢できずに糖質を含む食べ物に手を出してしまうことに。

食べるのを我慢できたとしても、体は糖が足りない分、筋肉を分解してエネルギーを作り出そうとするので、筋肉量が減少して基礎代謝が落ち、脂肪が燃えにくくなってしまいます。さらには、筋肉量が落ちた隙間に脂肪がつきやすくなるという悪循環に陥ることも。

また、必要なエネルギーが摂れていないと、栄養不足になったり、疲労感や脱力感が出てしまうこともあります。アンケートで「集中力が低下する」「頭がボーッとする」などの声があったのは、このためだと考えらます。
そのため、糖質制限ダイエットでは、エネルギー不足に陥らないようにするのが大切なポイントなのです。

役立てたいのは「MCTオイル」

エネルギーを不足させないためには、糖質・たんぱく質・脂質をしっかりと摂らなければいけません。ですが糖質制限ダイエット中は糖質NGなため、ほかのものでエネルギー源を補給する必要があります。そこで役立てたいのが脂質であるオイル類。中でも特に、「MCTオイル」がおすすめです。
MCTとは、「中鎖脂肪酸」(Medium Chain Triglycerides)の頭文字で、ココナッツやパームフルーツなどに含まれる天然の油脂成分のこと。一般的なオイル以上に効率よく分解されてエネルギーになりやすいのが特長です。また、MCTを摂ると、ダイエットに有効と言われる「ケトン体」というエネルギー源を作りやすい体質になるそう。必要なエネルギーが摂れ、しかも体に溜まらずに効率よく分解されるMCTオイルは、ダイエット中にもおすすめできる食材なのです。

MCTオイルを普段の食事に取り入れるなら

MCTオイルは、オリーブオイルなどと同じ感覚で料理に使うことができます。
例えばサラダを食べるときに、MCTオイルにレモンや塩胡椒をまぜてドレッシングを作ってみてはいかがでしょうか?また、冷奴や納豆などを食べるとき、汁物を飲むときに、MCTオイルをひとふりするのもおすすめです。

糖質制限ダイエットに挑戦しようという方は、MCTオイルでうまくエネルギーを補いながら、痩せやすい体を目指しませんか?MCTオイルをはじめ、油を使った料理は腹もちがよいという特徴もあるので、ぜひ試してみてください。

photo / Shutterstock

トレンド総研

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