自分を人間だと思い込む猫が、元アイドルのアラサー女子に恋をした。映画『猫は抱くもの』
6月23日(土)公開の映画『猫は抱くもの』は、日常がカラフルに輝き始める 「猫映画」 です。元アイドルのアラサー女子と、自分を人間だと勘違いしている猫の、1人と1匹が織りなすユーモア溢れる物語。現実と妄想の世界の境界線を巧みに表現した本作品をご紹介します。
- 2018.6.22
- アート・カルチャー
人間の視点と猫の視点が交差するストーリー
元アイドルで今はスーパーで働く沙織は、自分が思い描く理想の姿になれず、投げやりな毎日を送っていました。そんな彼女が唯一心を開いているのが、スーパーの倉庫でこっそりと飼っているロシアンブルーの猫・良男。沙織は、誰とも共有できなかった気持ちを妄想をたっぷり交えて良男に語って聞かせます。一方、そんな沙織の心に寄り添う良男は、自分は猫ではなく沙織の人間の恋人で、彼女を守れるのは自分しかいないと思い込んでいます。互いにこじらせながらも、上手くやってきた1人と1匹。そんな日常にある時変化が訪れてしまい…。
こじらせ系女子・沢尻エリカ×人間だと思い込む猫・吉沢亮
主演のこじらせ系アラサー女子、大石沙織を演じたのは「ヘルタースケルター」以来6年ぶりの映画主演となる沢尻エリカ。「ヘルタースケルター」や「新宿スワン」で見せた 「強い女性」 から一転、自分のことが好きになれず思うように生きられない、不器用な女性を繊細に表現しています。作中のアイドルグループ「サニーズ」では、ダンス&歌唱シーンにも挑戦し、表現者としての新境地を切り拓きました。
また、自分は沙織の恋人だと思い込んでいる猫の良男役には、「リバーズ・エッジ」「ママレード・ボーイ」などで注目を集める若手演技俳優の吉沢亮。特殊メイクなしでも猫を連想させる優雅の身のこなしと、ちょっぴり世間知らずでピュアな佇まいで、全身全霊で沙織を愛するロシアンブルーを体現しています。
また、自分は沙織の恋人だと思い込んでいる猫の良男役には、「リバーズ・エッジ」「ママレード・ボーイ」などで注目を集める若手演技俳優の吉沢亮。特殊メイクなしでも猫を連想させる優雅の身のこなしと、ちょっぴり世間知らずでピュアな佇まいで、全身全霊で沙織を愛するロシアンブルーを体現しています。
何故、人間は猫に恋をしてしまうのか?
猫の柔らかい体をギュッと抱きしめた時、強張っていた心がほぐれ、素直になれるのはどうしてでしょう。近年空前の 「猫ブーム」が起きており、映画館でも猫に関する作品が人気を集めています。
本作品は、単に猫の可愛らしさを切り取るだけではなく、観客の意表を突く手法を用いて猫と人間の関わりを表現しています。映画で描かれる、猫が好きな人間の内面と微妙な感情や、人と猫の不思議な繋がりは、自分らしく生きるヒントを与えてくれます。
本作の監督を務めたのは、自身でも「猫好き」を公言している犬童一心監督。観客を心地よい戸惑いに導き、虚と実の境界線を巧みにコントロールしながら、斬新なアプローチによって紡がれる手腕は、まさに集大成にして新境地ともいえるでしょう。
灰色の日常がカラフルに輝きはじめ、未来へと向かう力を与えてくれる物語を、ぜひ劇場のスクリーンでお楽しみください。
本作品は、単に猫の可愛らしさを切り取るだけではなく、観客の意表を突く手法を用いて猫と人間の関わりを表現しています。映画で描かれる、猫が好きな人間の内面と微妙な感情や、人と猫の不思議な繋がりは、自分らしく生きるヒントを与えてくれます。
本作の監督を務めたのは、自身でも「猫好き」を公言している犬童一心監督。観客を心地よい戸惑いに導き、虚と実の境界線を巧みにコントロールしながら、斬新なアプローチによって紡がれる手腕は、まさに集大成にして新境地ともいえるでしょう。
灰色の日常がカラフルに輝きはじめ、未来へと向かう力を与えてくれる物語を、ぜひ劇場のスクリーンでお楽しみください。
photo / ©2018「猫は抱くもの」製作委員会
『猫は抱くもの』
公開日:2018年6月23日(土)
監督:犬童一心
原作:大山淳子『猫は抱くもの』
キャスト:沢尻エリカ、吉沢亮、峯田和伸、コムアイ(水曜日のカンパネラ)
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