思い出を形に。「写真企画室ホトリ」で体験する、写真の新しい残し方
「写真企画室ホトリ」は浅草橋にある小さなアトリエ。ワークショップも開催されており、多くの人で賑わう空間です。今回は、撮った写真をキャンバスに転写するワークショップに参加してきました。写真はSNSにアップして終わりという方も多いと思いますが、せっかくなので思い出を形に残してみてはいかがですか?
- 2017.11.2
- インテリア・生活雑貨
写真に関するワークショップを開催しているアトリエ
写真企画室ホトリは2012年に始まった小さなアトリエギャラリーです。ホトリで開催しているワークショップは、写真を使ったモノ作り作家のsaorinさんが、“写真を形として残して欲しい”という想いから始めたのだそう。
ワークショップでは、撮影した写真を和紙にプリントしてパネルにしたり、カッティングボードに転写させたり、カレンダーにするなど様々。完成した作品は壁にかけたり、そのまま置いておいたりとインテリアとして飾っておくことができます。そのほか、ワークショップで作ったものをご家族やご友人、大切な方へのプレゼントとして贈る方も多いのだとか。
今回はホトリのワークショップの中から『ジェルメディウム転写パネル』の体験に参加してきたのでご紹介します。材料を揃えれば自宅でも作れるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
今回はホトリのワークショップの中から『ジェルメディウム転写パネル』の体験に参加してきたのでご紹介します。材料を揃えれば自宅でも作れるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
『ジェルメディウム転写パネル』ができるまで
ジェルメディウム転写パネル作りに必要な道具や材料は、以下の通り。
・転写したい写真のコピー(失敗したときのために、2枚コピーをしておきます)
・水
・雑巾
・キャンバスパネル
・ジェルメディウム(ネットショップなどでも購入可能)
・ハケ
・下に敷くもの(机が汚れないため)
写真は後で転写するためPCソフトやアプリなどで左右反転させ、それからレーザープリンターかコンビニのカラーコピー機でプリントするのがポイントです。※インクジェットプリントは転写ができないため、使用しないでください。
・転写したい写真のコピー(失敗したときのために、2枚コピーをしておきます)
・水
・雑巾
・キャンバスパネル
・ジェルメディウム(ネットショップなどでも購入可能)
・ハケ
・下に敷くもの(机が汚れないため)
写真は後で転写するためPCソフトやアプリなどで左右反転させ、それからレーザープリンターかコンビニのカラーコピー機でプリントするのがポイントです。※インクジェットプリントは転写ができないため、使用しないでください。
まずはプリントした写真を転写するパネルのサイズに合わせるため、フチを手でちぎってサイズ調整をします。キレイにちぎりすぎず、少し雑にするのも手作り感が出るので素敵ですよ。
ちぎれたら、写真とパネルの表部分にジェルメディウムを塗ります。ダマができないように均一にジェルメディウムをのばすのがポイントです。端まで塗り残しが無いようにするため、一方向だけでなく斜め方向にもハケを使うと楽に塗れますよ。
ジェルメディウムを塗り終わったら、ゆっくりと写真をパネルに貼り付けて、指で中央から外に向かって空気を抜いていきます。ここはとっても重要な作業。ここで空気が入ってしまうと、その部分の色が剥げてしまう原因になるので、パネルの裏からもぎゅっと押して空気を抜くようにしてください。
空気が抜けたらドライヤーで10分ほど乾かして、写真をパネルに貼り付けていきます。ドライヤーはパネルから5cmほど離して乾かすのがポイント。乾きが弱いと色が剥げる原因になるのでこちらも要注意。しっとりとしていた表面がパリッとしてきたらしっかりと貼り付いた証拠です。
完全に乾いたら、濡れ雑巾で表面の写真をふやかしていきます。雑巾に水を含ませて、びしゃびしゃになるほどしっかりと濡らしてふやかすのがポイントです。
ふやけた写真を指でこすって取っていきます。転写した写真が見えてきたらこまめに水を含ませ、人差し指から小指までの4本の指を使って細かく手を動かし、薄い紙の繊維をとっていきます。ある程度、繊維が取れたと思ったら一度ドライヤーで乾かして、紙の繊維がしっかりと取れているか確認するのがオススメ。取れていない箇所は白くなるので、そこをまた水でふやかして指でこすっていきます。
乾かしても白くならないぐらいに繊維をしっかりと取れば、はっきりとした色味に。荒く取れば少し白みがかった色味のパネルになるのでお好みで調整してみてください。
乾かしても白くならないぐらいに繊維をしっかりと取れば、はっきりとした色味に。荒く取れば少し白みがかった色味のパネルになるのでお好みで調整してみてください。
ある程度、紙の繊維を取り終えたら、表面にジェルメディウムを塗っていきます。塗ることでツヤッとした感じに仕上がるので、ツヤ感を出したくなければ、ジェルメディウムを塗らずにそのままでもOKです。
最後は表面に塗ったジェルメディウムをドライヤーで乾かせば、素敵な『ジェルメディウム転写パネル』の出来上がりです。
大切な思い出を形に残してみませんか?
ホトリでは、今回ご紹介した『ジェルメディウム転写パネル』のほかにもたくさんのワークショップを行っています。11月8日(水)・25日(土)には『透明アクリルパネル作り』(写真左)、11月23日(木)・29日(水)には『活版カレンダーアコーディオンアルバム作り』(写真右)なども開催。ワークショップはメールやLINEによる完全予約制になっているので、気になった方は是非HPでチェックしてみてくだいね。
素敵な“写真の残し方”を提案している写真企画室ホトリ。家族や大切な方との思い出の写真を、新たな形で残してみてはいかがでしょうか。
素敵な“写真の残し方”を提案している写真企画室ホトリ。家族や大切な方との思い出の写真を、新たな形で残してみてはいかがでしょうか。
photo / ゆず
写真企画室 ホトリ
ジェルメディウム転写パネルのワークショップ情報
日程:11月8日(水)・11月26日(日)
所要時間:約1時間
金額:4,000円(税込)※F0サイズ(18×14cm)の場合
〒111-0053
東京都台東区浅草橋5-2-10
JR総武線浅草橋駅西口より徒歩4分
問い合わせ:03-5809-3813 (営業日のみ連絡可)
13:00~19:00(展示により変更あり)
※イベント、ワークショップ開催日のみOPEN/ワークショップは予約制
※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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