すでにあるモノと、新しいモノを組み合わせ新たな価値を生み出す、“NEW RECYCLE”が新しいPASS THE BATON祇園店

“NEW RECYCLE”という言葉を知っていますか?「モノとの付き合い方」を提案する、京都祇園のセレクトリサイクルショップ「PASS THE BATON祇園店」をご紹介します。
 カオリーヌ

築120年を超える町家に新しい息吹を

「すでにあるものを大切にし、新たな価値を創造する」をコンセプトにした、セレクトリサイクルショップ「PASS THE BATON」。一般的なリサイクルショップとは異なり、その商品を所有していた人が、自分のプロフィールとともに、その品物にまつわるストーリーを添えて販売する“NEW RECYCLE”というスタイルが注目を集めています。そんな同店が丸の内、表参道に続いて出店したのがこの祇園店。京都の中でも、重要伝統的建造物群保存地区に選定された、川沿いに佇む築120年を超える町屋一軒を使った店舗は、まさにこのコンセプトにふさわしい凛とした佇まいです。

ポップで現代的な店内のディスプレイは、インテリア好き必見

風情ある橋を渡り店内に入ると、歴史ある和テイストの外観とはうってかわって、ポップで現代的な雰囲気。そこには商品ごとにそのストーリーをつけて販売されているリサイクル商品のほか、オリジナルグッズがセンスよく展示されています。商品を預けたお客様ひとりひとりから丁寧にヒアリングして作られたタグには、モノを大切にするというエコ精神と同時に、モノに対する愛情があふれていています。

和と洋の見事なコラボレーションにおもわずため息が

2階は、開放的な吹き抜けにモダンな提灯がずらりと飾られた和モダンな販売スペースのほか、120年前の状態をほぼそのまま活用した和室が。この和室には、ハイセンスで貴重なジュエリーなどが置かれていますが和と洋が見事に調和した空間はインテリアの参考としても必見!

オリジナルのキュートなカラーの和蝋燭は、お部屋のアクセントに最適

店内の雰囲気だけでなく懐かしさと新しさが共存したオリジナル商品も魅力です。たとえば和蝋燭や、アンティークスプーンを再利用した燭台。蝋燭は米油を生成する過程で出た蝋から作られています。油煙がほとんど出ず、蝋が垂れることも少ないので、お部屋の間接照明にもぴったり。クラシカルなフォルムに、現代的なパステルカラーが特徴です。

絞りのショッピングバッグと京飴のセット。このバッグは京都の和装小物メーカーでデットストックとして眠っていたものを発掘。色鮮やかな京飴と組み合わせたことで、“ポップ”で“キュート”に大変身。お土産やちょっとしたギフトにも最適。バッグは写真のオレンジのほか、濃いピンク、淡いピンク、パープル、グリーン、ブルー、イエローの全7色。飴は、全5種類。

単なるエコではない、自分らしいライフスタイルを実現する“NEW RECYCLE”

モノをむやみに消費するのではなく、大切に使い、自分にとって必要な時期が過ぎたら、次に大切にしてくれる人にバトンを渡すように譲り渡していく。受け取った人は、自分なりのアイデアで工夫を凝らし、モノに新たな価値を与える。そんな“NEW RECYCLE”という考え方は、流行にとらわれず自分が本当に価値のあると思ったものに囲まれ暮らしたい人におすすめです。

photo / 古石洋平

PASS THE BATON 京都祇園店
〒605-0085 京都市東山区末吉町77-6

http://www.pass-the-baton.com

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