当たり前をやめたら、時間にも余裕ができた。ミニマリストが手放して楽になったもの
年末の大掃除は、持ち物の見直しにもよいとき。不要なものを手放して、気持ちよく新年を迎えたいですよね。シンプルな暮らしを発信するminiさんには、家にあるのが当たり前だと思っていたけれど、手放しても困らなかったものが多くあるそう。なくしたことでむしろ管理や家事の負担が減り、心が軽くなったというものを教えていただきました。※以前miniさんが執筆された記事と、初の著書である電子書籍の内容を再編集してお届けします。
- 2025.11.15
- ライフスタイル
洗いにくくて場所もとる。ケトルやヤカン
ケトルややかんは収納場所を取る上に、形が複雑で洗いにくいもの。miniさんは、コンロ横などに出しっぱなしにしていると、調理中に散った油でギトギトになってしまうのも難点だといいます。
「我が家はウォーターサーバーを設置してから、ケトル類は全く使わなくなりました。ウォーターサーバーは80~90℃のお湯がすぐに出るのでお茶やコーヒーをすぐに用意でき、洗い物や片付けの手間がありません」(miniさん、以下同)
「我が家はウォーターサーバーを設置してから、ケトル類は全く使わなくなりました。ウォーターサーバーは80~90℃のお湯がすぐに出るのでお茶やコーヒーをすぐに用意でき、洗い物や片付けの手間がありません」(miniさん、以下同)
シンクが狭くなる。掃除が大変な三角コーナー
生ごみを集めるのに必須のように思える三角コーナーですが、置くとシンクが狭くなり、掃除がしづらく不衛生…とデメリットが多いかもしれません。miniさんはものを手放し始めたころに真っ先に処分したそう。
「我が家は賃貸でキッチンが狭く、シンクの三角コーナーは邪魔になります。おまけに放っておくとぬめりもつきやすく、置いておくことでかえって不衛生になります。生ごみ用には新聞紙を折って作るごみ箱もおすすめです。少しごみが溜まったらそのまま捨てられます。水分が多いときは2重にすれば問題ありません」
「我が家は賃貸でキッチンが狭く、シンクの三角コーナーは邪魔になります。おまけに放っておくとぬめりもつきやすく、置いておくことでかえって不衛生になります。生ごみ用には新聞紙を折って作るごみ箱もおすすめです。少しごみが溜まったらそのまま捨てられます。水分が多いときは2重にすれば問題ありません」
衛生的に保つのが難しいトイレブラシ
掃除に使うトイレブラシも、なんだか不衛生に感じられませんか。miniさんも常に置いてある状態に抵抗があり、手放して別の掃除道具で対応することにしたそう。
「最近の便器はこびり付きにくいし、擦らずに汚れを落とせる洗剤がたくさんあります。我が家ではタンクの上にブルーレットを置き、トイレハイターで掃除するだけ。便器のフチ裏はトイレハイターをかけたあとトイレットペーパーを張り付けてしばらく放置するときれいに。それだけでは取れない汚れも、掃除用シートで直接拭けば落とせます」
「最近の便器はこびり付きにくいし、擦らずに汚れを落とせる洗剤がたくさんあります。我が家ではタンクの上にブルーレットを置き、トイレハイターで掃除するだけ。便器のフチ裏はトイレハイターをかけたあとトイレットペーパーを張り付けてしばらく放置するときれいに。それだけでは取れない汚れも、掃除用シートで直接拭けば落とせます」
カビが生えやすい風呂イス
お風呂のイスは、湿気や石鹸カスのぬめりによってあっという間にカビが生えてしまうと指摘するminiさん。
「私も夫も基本的にシャワー派で、湯船にはあまり浸かりません。立ったまま体や髪を洗うのに慣れていて、必要ありませんでした」
ただ、やはり必要という方へのアドバイスもしてくれました。
「小さいお子さんがいてイスがないと洗いにくい場合は、100円均一でも手に入る折り畳みイスやステップスツールなどを使っては?これらはお子さんが大きくなってからも違う用途で使えます。また、ご自身や年配の方が座るのにやはりイスが欲しいという方は、浴槽のフチにかけたり、浴室のバーに引っ掛けたりと、浮かせておくことができるものにすると、汚れにくくなります」
「私も夫も基本的にシャワー派で、湯船にはあまり浸かりません。立ったまま体や髪を洗うのに慣れていて、必要ありませんでした」
ただ、やはり必要という方へのアドバイスもしてくれました。
「小さいお子さんがいてイスがないと洗いにくい場合は、100円均一でも手に入る折り畳みイスやステップスツールなどを使っては?これらはお子さんが大きくなってからも違う用途で使えます。また、ご自身や年配の方が座るのにやはりイスが欲しいという方は、浴槽のフチにかけたり、浴室のバーに引っ掛けたりと、浮かせておくことができるものにすると、汚れにくくなります」
乾きにくく、嵩張るバスタオル
お風呂上がり、大きなバスタオルに包まれるのは気持ちよいですが、毎日の洗濯を考えると乾きにくく嵩張るのが気になるところ。miniさんは小さいタオルしか使用していません。
「速乾性の薄手のフェイスタオルを顔、手、体などと用途別に色分けして使用しています。部屋干しでもすぐに乾くので臭いにくく、収納もさほど場所を取りません。一年に一度新調して、古いものはウエスにしてトイレ掃除や玄関掃除に使用し、しっかり使いきります」
「速乾性の薄手のフェイスタオルを顔、手、体などと用途別に色分けして使用しています。部屋干しでもすぐに乾くので臭いにくく、収納もさほど場所を取りません。一年に一度新調して、古いものはウエスにしてトイレ掃除や玄関掃除に使用し、しっかり使いきります」
引越しや掃除の足枷になるソファやベッド
大きめな家具も、miniさんは手放す決断をしています。例えばソファやベッドです。家でリラックスするために必要なものに思えますが、miniさん宅は引越しが多く、それらのトラック積み込みの作業が苦痛だったそう。
「持っているだけで負担になっていると気づいたので『いっそのこと捨ててしまおう』と決断しました。今ではソファはビーズクッションに、ベッドは布団に。はじめは少し不安もありましたが、結果的には掃除もしやすくなり、部屋は広々。引越しも楽になりました」
「持っているだけで負担になっていると気づいたので『いっそのこと捨ててしまおう』と決断しました。今ではソファはビーズクッションに、ベッドは布団に。はじめは少し不安もありましたが、結果的には掃除もしやすくなり、部屋は広々。引越しも楽になりました」
年末までに見直したい、当たり前に持っているもの
あるのが当たり前と思っているものも、本当に自分に合っているのか考え、そうでないのなら手放してみてもよいのでは?とminiさん。まだ年末まで少し時間があるいま。大掃除の前に、まずは自分の部屋にあるものの要・不要を考えてみてはいかがでしょうか。
シンプルな暮らしのヒントになる電子書籍も
多くのものを手放してシンプリストになったminiさんが、その経緯やコツを詳しく紹介した電子書籍が好評発売中です。途中で挫折しないための心構えや、手放したあとにすっきりとした状態を保つためのライフスタイルもあり、長く参考にできる1冊。Amazonで試し読みができるので、ぜひチェックしてみてください。
photo / mini
mini
厳選したものとの暮らしを投稿しているInstagramが人気のシンプリスト。空間も思考もシンプルにする心がけや小さな習慣なども自らの丁寧な言葉で綴られていて、心に響きます。
※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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