2024年からの散らからない部屋作り。帰宅後5分で片付く収納実例6選

家の中にあるモノ全ての定位置が決まっていれば、どんなに散らかっても元の場所(定位置)に戻すだけなので簡単に片付きます。でも一度に全部の定位置を決めるのは大変。まずは毎日使っているモノの定位置から決めてみましょう。帰宅後の動線に合わせた、自然と片付く収納実例をご紹介します。
 伊藤美佳代

帰宅後の動線に合わせた6つの収納実例

1.カギは玄関でサッと置けるように

帰宅時に最初に使う家のカギ。靴を脱ぐ動作と同時に下駄箱や玄関収納棚などにサッとカギを置いておけるようにすると一瞬で片付きます。部屋にカギを持ち込まないので、出かける時にカギをどこに置いたか忘れて探しまわることもなくなります。車や自転車などのカギも合わせてカギを置けるスペースを作るとよいでしょう。

写真は玄関ホールの棚上にトレーを置いて、カギを置けるスペースを作っています。靴を脱いだ後、サッと置ける場所なので動きもスムーズに片付きます。その他、玄関ドアにフックを取り付けて引っ掛けておくのもおすすめです。

2.バッグの定位置は帰宅後の動線に合わせる

帰宅後、何気なくバッグを椅子やリビング床などに置きっぱなしにしていないでしょうか。ただ置いてしまうと散らかりの原因になりますが、いつも決まった場所に戻せれば簡単に片付きます。ヒントはいつも置いてしまう場所。バッグ収納の場所とは別に一時置きの定位置をつくってみましょう。

写真はリビングの収納棚横の壁面にフックを取り付けて、帰ってきたらサッと掛けられるようにしています。帰宅後リビングに入ったらすぐに置くことで、散らかりません。他に、ボックスを置いて入れるだけといった定位置もおすすめです。直置きしているバッグを引っ掛けたり、ボックスに収納しているだけで片付いて見えます。

3.アクセサリーや時計は外す場所に定位置を

時計やアクセサリーなど身に着けるものは自分の身支度の動線を意識してみましょう。写真は指輪や時計など出かける直前に手に取れるように、マスクや外出時用の小物と一緒に引き出し収納しています。動線に合わせた収納場所で出かける準備も、帰宅後の片付けもスムーズにできます。

また、帰宅後の手洗い時の動線に合わせて、洗面台付近にトレーや小皿などを置いておくのもおすすめです。手を洗う時に外して一時置きできる場所があることで「あれどこ置いたっけ」というような探し物の防止にもつながります。

4.部屋着はクローゼット付近にカゴ・ボックスを

部屋着がある場合は、クローゼットやタンス付近に、脱いだらサッと入れられるカゴやボックスなどを置いておくのもおすすめです。帰宅後に部屋着に着替える時もサッと着替えることができます。また、脱いだ服を一時置きできる場所をつくると服の散らかりもなくなります。写真は洋服収納スペースの隣に部屋着やパジャマを入れるボックスを置き、その上部に脱いだ服を一次的に掛けられるようにしています。自然に片付くようになっています。

5.書類は一旦置いて置けるスぺースをつくっておく

帰宅時にDMや持ち帰った書類などを、とりあえずテーブルに置いてしまう場合は、一旦置いておける場所をつくってみましょう。ファイルボックスなど1つの場所を決めて、時間がある時に確認して各書類スぺースに収納すると、散らからずに片付けることができます。一時置きの書類も溜めすぎずに、定期的な整理をするようにしましょう。

6.リモコンは最終的に戻せる場所をつくる

テレビのリモコンなど、使っている間はテーブルの上など色々と置く場所が変わるものは、最終的に戻せる場所をつくるようにしましょう。片付けるタイミングは就寝前や外出時などがよいでしょう。写真はカウンターにカトラリーケースを置いて、就寝時や外出時にリビングで使っているリモコン類をまとめ置きするようにしています。ケースなどで枠をつくることでスッキリ片付いて見えます。
帰宅後の動線は人や間取りによっても様々です。まずは自分の帰宅時の動線から実践してみて、少しずつ範囲を広げてみましょう。つい置いてしまう場所を定位置にすることで簡単に片付く仕組みがつくれます。散らからない部屋づくりのきっかけになればと思います。

photo / 伊藤美佳代

ハウスキーピング協会
整理収納アドバイザー2級認定講師
住宅収納スペシャリスト認定講師
インテリアコーディネーター

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ブログ「笑顔あふれる住まいづくり」

https://omoiyari-shuno.com/

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