今を大事にすることが5年、10年先の将来につながる。自分らしく、納得できる生き方のヒント

5年、10年先の未来…自分らしく、納得できる生き方をしたいですよね。日々の生活で選択の連続で迷うことや、挑戦することにためらうことも多いかもしれません。自分軸を持ちながらシンプルな暮らしを送るminiさんに、豊かで自分らしい生き方を送るためのヒントをお伺いしました。
 mini

先のことばかり考えて不安

仕事に恋愛、結婚に子育てと変わりゆく人生の中には喜びもあるものの、常に将来への不安が付きまとうものです。
ですが、先の事をいくら心配しても未来が変わるわけではありません。
大切なのは今をどう生きるかです。
今回は5年後10年後に、納得できる自分でいるために今できることをまとめてみました。

想いには忠実に、選択には責任を

長い人生、それは常に選択の連続です。やりたいこともあれば、やらなければならないことも増えてきます。人生の岐路に立たされたとき、どちらの道に進むかで人生が大きく変わることもあります。選んだ道に後悔しないためには、自分の想いに忠実になることが大切ではないでしょうか。結果ばかりを気にして自分を偽って過ごしていると、いつかその綻びは大きな穴となり塞ぎようがなくなってしまうかもしれません。
また選択した事柄に対しては覚悟と責任も持たなければなりません。責任を持つということは自分で後始末をするということです。逆に言うと後始末ができることを選択しなければならないということです。

自分の想いに限りなく近く、さらにその選択に対して覚悟と責任を持てるかを基準に人生の方向性を決めていきたいですね。

食わず嫌いはしない

「やりたくないはやってから言いなさい」。若い頃会社の上司に言われた言葉です。
小売業の販売員をしていた私はある時エリアマネージャーの大役を任されることになったのですが、子育てに奮闘していた私はそれを辞退させて欲しいと上司に相談しました。その時上司に言われた言葉は「やりなくないはやってから言いなさい。こんな大役やりたくても出来ない人の方が多いんだよ」。そして出来なかった時のフォローもしてくれる、と言ってくださいました。私はそんな温かい上司の言葉とフォローのお陰で5年間エリアマネージャーとしての業務を成し遂げることができました。この経験を通して自分に対しての自信や仕事のスキルアップにも役立ちました。
昔から食わず嫌いはするなと親に言われてきましたが、その意味がわかった出来事でした。結局は食べてみないと良し悪しはわからないものです。

目には見えないものを大切にする

私たちはつい目に見える明確な幸せを追いかけがちですが、本来私たちが必要としている心が満たされる感覚やありがたいと感じる瞬間は目には見えないものの中に多くあるように思います。
本当に困っているときに無条件で手を差しのべてくれる人と出逢ったとき、毎日の仕事が誰かの役に立っていると感じたとき、愛されていることを知ったとき、心が温かく満たされていくのを感じます。目に見えるものに惑わされず、目には見えないが必要なものを大切に守りながら生きていきたいですね。

悪いと思ったことはやめる

明らかに自分にマイナスになっているのに、やめられないモノや事柄があるならば人の手を借りてでも今すぐやめるべきです。悪いとわかっているのに、やめられないのは自分を甘やかしている証拠です。その甘えは生活環境の悪化などにも繋がり、今後の人生に悪い影響をもたらします。
また何度やっても上手くいかない、またはこれ以上は良くならないこと。これらに対しても潔く諦めることが肝心なように思います。「諦める」ってあまり良いイメージの言葉ではないかもしれませんが、次の目標を明確にするための大切なステップだと私は思います。
やめる勇気も時には必要ですね。

今に集中する

最後に禅の言葉をご紹介します。禅語に「一行三昧(いちぎょうざんまい)」と言う言葉があります。意味は目の前の一つ一つの作業に心を寄せ、今に集中すると言う意味です。
例えば好きな事に没頭しているとき、周りの声が聞こえなくなったり、時間が経つのも忘れてしまうときがあります。まさにそれが「一行三昧」です。
仕事においても家事や育児においても、やらなければならないことは自分で決めるのではなく時間が決めてくれます。人生を長い旅路と考えたとき、先ばかりを見るとその長い道のりに不安になってしまいますが、一歩先ならすぐに踏み出せるはずです。その一歩の積み重ねがまさに未来の自分です。先のことを考えすぎて立ち止まるのではなく、たった今この目の前にある事柄に集中して精一杯こなしていく事が、グラつかない将来の土台となるのです。

photo / __minimal.ig

__minimal.ig

厳選したものとの暮らしを投稿しているInstagramが人気のミニマリスト。空間も思考もシンプルにする心がけや小さな習慣なども自らの丁寧な言葉で綴られていて、心に響きます。

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