古いもののノスタルジーと新しいもののみずみずしさが同居する「はいいろオオカミ+花屋西別府商店」
古いものの持つノスタルジーと、生きたものが持つみずみずしさを共存させた空間が南青山にあります。「はいいろオオカミ+花屋西別府商店」は、古物と生花を取り扱っているお店。独特の世界観を持ったこのお店で、”組み合わせの妙”をたのしんでみませんか?
- 2016.11.24
- インテリア・生活雑貨
南青山にひっそりとかまえるお店「はいいろオオカミ+花屋西別府商店」
「はいいろオオカミ+生花西別府商店」は古物と生花を取り扱うお店。はいいろオオカミが「古物」、西別府商店が「生花の仕入れ」を担当しており、「古」と「生」を取り扱っているお店がひとつの空間に集まったことで唯一無二の雰囲気をつくっています。
「古物」の趣きと、「生花」の華やかさ
古物「はいいろオオカミ」
「はいいろオオカミ」の店主は佐藤克耶さん。主にロシアの古物に加え、日本の古道具なども取り扱っています。セレクトされた品の数々は、素朴ながらどこか懐かしさのあるものばかり。暖色を使ったかわいらしくあたたかいイメージのある一般的なロシアの雑貨とは一線を画し、人々の生活や時代を感じさせる古物たちが並びます。
生花「花屋 西別府商店」
「花屋 西別府商店」の店主は西別府久幸さん。生花の仕入れのほか、アレンジメントや会場装飾・活け込みも行っています。野菜の花束、綿毛をつかったリースなど、独創的なアイディアを取り入れた作品は見ごたえ十分。ほかとは違う、あかぬけた大人なフラワーアレンジを楽しむことができます。
物語がつめこまれた2つのオリジナル商品
「小人の想い」
こちらはお店のオリジナル商品。古木と植物が組み合わさった、お店を象徴するようなオブジェです。それぞれ商品をテーマにしたショートストーリーがあり、ホームページにて全文読むことが可能。物語を読んでからだと、よりいっそう魅力的に見えてくるから不思議です。
「小人の想い」
毎朝、目を覚ますと枕元に増えてゆく、なんとも小さな小さな花束。
姿の見えない小人の小さな想いが花束となって私の元に届けられられる様になり、既に40日目の朝を迎えていた。
(一部抜粋)
毎朝、目を覚ますと枕元に増えてゆく、なんとも小さな小さな花束。
姿の見えない小人の小さな想いが花束となって私の元に届けられられる様になり、既に40日目の朝を迎えていた。
(一部抜粋)
「小さな森」
「小さな森」
どうしてこんなことになってしまったのだろう。
私は未だ見ぬ植物に憧れを抱いて、志を同じくする学者と共に航海へ出ただけなのに・・。
転覆した船から投げ出された、無数の植物の残骸と、ただひとり辿り着いた孤島で、私はここ数日の出来事を回想していた。
(一部抜粋)
どうしてこんなことになってしまったのだろう。
私は未だ見ぬ植物に憧れを抱いて、志を同じくする学者と共に航海へ出ただけなのに・・。
転覆した船から投げ出された、無数の植物の残骸と、ただひとり辿り着いた孤島で、私はここ数日の出来事を回想していた。
(一部抜粋)
こちらもショートストーリーの一節。植物のテラリウム「小さな森」をモチーフにした物語です。長細いガラスに規則的に植物が閉じ込められたオブジェは整然としながらも美しく、どこかはかない雰囲気を醸し出していますね。
ほかにはない空気感を、南青山102号室で
店舗は11時から20時まで営業しているほか、お花にまつわるワークショップや現代作家の個展も随時開催しています。11月の月末にはクリスマスリースのワークショップを開催するそうですよ。”古い”と”生きている”という、それぞれの魅力が共存した「はいいろオオカミ+花屋西別府商店」にぜひ一度遊びにいってみてくださいね。
はいいろオオカミ+花屋西別府商店
※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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