「孤独」な時間こそ、自分を取り戻せる。30・40代のひとり時間の過ごし方

みなさんは仕事や家事、家庭のことに追われて、ホッとひと息ついて、本当に自分の好きなことをする時間がなかなかとれていないのではないでしょうか?「ひとり時間」は自分と対峙したり気分をリフレッシュすることが出来るので週1回から設けるのもおすすめ。30・40代からのひとり時間の過ごし方をご紹介します。
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「孤独」と「孤立」

皆さんは「孤独」や「孤立」という言葉を聞いてどのようなイメージを持つでしょうか?
大抵の人はどちらも寂しく暗いイメージを受けるのではないでしょうか。
ですが、この二つの言葉は全く正反対の意味を持つ言葉だと私は思うのです。

他者との比較で人は「孤立」する

社会生活を送る上で他者との接触は必要不可欠です。誰かの言葉に多かれ少なかれ影響を受けながら、それでも自分というものを確立しなければなりません。
ですが周りの人達と自分をついつい比べてしまう時もあります。私はあの人より劣っている、私はあの人たちのように出来ない。そんな他者との比較から生じてしまうのが「孤立」です。

「孤独」な時間で自分を取り戻す

「孤立」は人と比べることにより陥りますが「孤独」は自分を取り戻すための大切な時間です。
自分の好きなものを再認識したり、新たな自分を発見したり、自分自身としっかり対峙し自分軸を取り戻す時間なのです。
自分という軸がしっかりしていれば他者と比較して自信をなくしたり落ち込んだりすることも少なくなり、「孤立」しにくい思考になれます。

私のひとり時間の過ごし方

今回は私の実践しているお金をかけず遠出をせず「孤独」を楽しめるおすすめの方法をご紹介します。
自分と対峙したり気分をリフレッシュすることが出来るので、よければ参考にしてみてください。

朝の写経 

朝の空いた時間に15分から20分ほどかけて1枚書き上げます。
写経を始めたきっかけは夫と四国霊場八十八ヵ所巡りをしたことです。自分を見つめ直す良いきっかけをいただきました。
写経用紙や筆ペンはネットでも一部のお寺や仏具店などでも販売しているので気軽に始められます。
初めは上手く書けませんでしたが毎日続けていると、上達し一文字一文字書くのが楽しくなります。

お香を焚く 

いろいろな形や香りのあるお香。最近では煙の少ないものが主流なので狭い場所でも換気をすることなく楽しめます。
ゆらゆらと揺らめく煙を見ていると心が休まります。写経の時に焚くのもおすすめ。体調や気分によっても好きな香りが変わるので常に数種類は香りのストックをしています。

パンを焼く  

週に一度朝食用のパンを焼きます。気構えせず始められるごくごくシンプルなプチパン。
湿度や温度で毎回焼き上がりが変わるパン。しっかり時間があるときにパンと対話しながら、焼き上がりを楽しみに待つ時間は私にとって大切な一時です。
焼けたパンは冷凍して、食べるときにトーストすればいつでも美味しく食べられます。

カメラを片手に散歩する

おすすめは早朝や夕方の時間帯。朝焼けや夕焼けに染まる風景を眺めながら好きな景色をカメラで撮る。
綺麗に撮ろうとか誰かに見せようとか、余計なことは考えずに自分の好きなものや好きな瞬間を素直に切り取ります。あえて自己満足な写真を撮ることで「私らしさ」を再確認できたりします。

孤独を楽しめたら一人前

生き物は産まれたばかりで未熟だったり、個々の力が弱い場合は群れの中で誰かに守ってもらったり、たくさんの大きな集団の中に身を置くことで敵から身を隠したりします。人間も同じなのではないかと思います。

若い頃、私は一人になるのが不安でした。どうしてそんなに一人になることを恐れていたのかと考えてみると、結局私も未熟だったのです。大勢の人の群れの中に身を置くことで自分の未熟な部分を覆い隠そうとしていたのです。未熟故に自分と一対一で向き合うだけの度量がなかったのでしょう。

孤立することなく、孤独を楽しめるようになったら、人間もやっと一人前なんじゃないかと思います。

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厳選したものとの暮らしを投稿しているInstagramが人気のミニマリスト。空間も思考もシンプルにする心がけや小さな習慣なども自らの丁寧な言葉で綴られていて、心に響きます。

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