ワンプレートごはんでおいしい朝がはじまる。デリスタグラマーに聞く、調理の愛用品とは?

朝の時間がパッと華やぐ、おいしくて見た目もおしゃれなワンプレートの朝ごはん。そんなワンプレートごはんが毎朝楽しめたら素敵だと思いませんか? それを叶えてくれるのが料理作業をスムーズにしてくれるキッチン道具。人気のデリスタグラマーに調理に絶対欠かせない愛用品を教えてもらいました。
 伊藤ミミ

忙しい朝に素敵なワンプレートごはんを手早く作るには?

mikiさんはワンプレートごはんをはじめ、手軽な「おうちごはん」を日々発信する人気のデリスタグラマー。はじめは子どもの写真をメインに投稿していたところ、数少ないごはん写真に反響が続出。いつしか自分も、おいしくて見た目もきれいな「おうちごはん」を作る楽しさにはまってしまったそう。

今では多くのフォロワーを抱えるmikiさんですが、人気の理由はやはり、見ているだけで気分が上がるカフェ風の盛り付け。とりわけ、ワンプレートの朝ごはんはとびきりおいしそうで魅力的! 一体どんなふうにこんな素敵な朝ごはんを作っているのか、mikiさんのキッチンをのぞいてみました。

おしゃれな雑貨や作家ものの器が並ぶmikiさんのキッチン。コンパクトながら道具類が使いやすそうに配置され、そんな中、慣れた手つきで野菜を切ったりスープを煮込んだり、流れるように作業をしています。

まるで家事の達人のように見えるmikiさんですが、ワンプレートごはんを作りはじめた理由を聞くと、「食器洗いが面倒だから」。なるべく面倒は省いて、手軽に素早くおいしいごはんを作りたい。そう思うのは誰もが一緒なのです。
では、そのためには何が必要なのか?

「それはもう、使い勝手のいい愛用品を見つけることが一番。道具類が使いやすいと作業がはかどって、調理時間もぐんと短縮されますよ」

手際よく作るために欠かせない、モノ選びのルールとは?

mikiさんが調理道具を選ぶときの基準は2つあります。
1つ目はデザイン。よく使う道具は出しっぱなしにしておくことも多いので見た目は大事。キッチンになじむようシンプルで、モノトーンかできるだけ色のないデザインを選びます。

2つ目は機能性。使いやすさはもちろんのこと、多用途で使えるものがベター。

「例えば、アボカドの皮を剥くだけの道具なら買いません。愛用しているおろし器はラぺのニンジン用によく使いますが、他にもナムルを作るとき、キュウリのサラダを作るとき、薬味をおろすときにも使える。いろいろな調理シーンに使えるかどうかがポイントです」

忙しい朝に頼りになる、調理のベストアイテム5

料理しながらでもスムーズに計れるメジャーカップ

朝ごはんの支度は、まずスープ作りから。ストウブの鍋で野菜とベーコンを炒め、オイルがなじんできたら水を加えます。そこで登場するのが、「アングルドメジャーカップ」。このカップ、どのくらい水を入れたか上からパッと見ただけで分かる仕掛けが…。

それは何かというと、ぐるりと斜めに刻まれた目盛りの位置。これだと真上からでも目盛りがはっきり見えて、調理中にわざわざ横から確認する必要がなくなります。

「ほんのひと手間省くだけですが、火を使っているときや忙しい朝は助かる! それと、注ぎ口が細いのも気に入っています。注ぎやすいので、この中でドレッシングを作ったり、コーヒーを淹れるときにドリップポット代わりに使ったり、多用途で活躍してくれます」


OXO
アングルドメジャーカップ 500ml
1,650円(税込)

面倒な千切りはしない。極細でスライスできるから見栄えもアップ

次はカフェごはんの彩りに欠かせないキャロットラぺ。でも、ニンジンを細く千切りするのって大変ですよね?

「私は千切りはしない主義(笑)。でもこのおろし器を使えば、ニンジン1本おろすのもあっという間。軽い力で削れるので腕も疲れません。それに、この細さは人の手ではなかなか難しいですよね。さらに極細でおろせるからしっかり味が染みて、おいしく仕上がりますよ」

おろし器には小さなトレイが付いていて、ショウガやニンニクなどを少量おろすときに便利。また、ブレードが裏と表で異なり、細めと太めが選べるのもポイント。料理に合わせて細さを変えられるので、キャロットラぺ以外にも幅広いレシピに活用できます。

ののじ 
サラダおろし LDS-01
1,760円(税込)

さて、ニンジンをおろしてしまえばあとは簡単。レンジで加熱したしめじをアクセントに加え、調味料と和えて少し時間をおいて染み込ませます。

「いつも多めに作って冷蔵庫に作り置きしています。一晩おいたほうが味がなじんで、ちょうどいい具合になるんです」

切れ味よし、デザインよしのパン切りスライサー

「朝は必ずパン食です」というmikiさん。切れ味のいいパン切りスライサーは欠かせません。食パンを美しい切り口で手際よくカットしていく様子は、見ていて気持ちがいいくらい。

※片刃タイプで基本的には右利きの方が使いやすい作りとなっています。

「このスライサーは5年以上使っていますが、切れ味のよさはまったく変わりません。やわらかいパンもかたいパンもスッと切れるし、持ち手がフィットするので使い心地も抜群です」

ブレードと持ち手が一体になったシンプルで機能的なデザインも気に入っているそう。継ぎ目がないので汚れがつきにくく、お手入れもラクです。

ウェルダン
パンスライサー
1,958円(税込)

作り置きをそのまま加熱調理できる、素材にもこだわった調理袋

スープは煮込んだら牛乳とトマトを加えてできあがり。トマトを入れると彩りもよくなるし、爽やかな酸味がプラスされて意外にもミルクスープと好相性なのだそう。
いつも家族で2食分くらいをまとめて作っておいて、半分は「ジップトップバッグ」に入れて冷蔵保存しておきます。
「「ジップトップバッグ」は最近見つけて気に入っています。口部分をパカッと広げることができるから、移し入れるのも簡単。コンパクトなのに意外と収容力もあって、スープ3~4人分は余裕で収まります」

さらに、レンジで加熱できるのもメリット。忙しい朝は冷蔵庫から出してそのままレンジで温め、カップに注ぐだけでOKです。おまけに、安全性の高い100%プラチナシリコーン製なので子どもの食事にも使え、繰り返し使えるので環境にもやさしいんです。

「冷凍保存や野菜の保存にも使えます。形がスリムなので、冷蔵庫の省スペースにも役立ちますよ」

カラーは3色。無色の「フロスト」の他、「ラベンダー」と「ティール」もあります。入れるものによって使い分けてもいいですね。

ジップトップ バッグ サンドイッチ
各1,980円(税込)

琺瑯の保存容器で生野菜の新鮮さをキープ

ワンプレートごはんに欠かせないのが、グリーンが映える葉もの野菜。

「レタスやカイワレなどは、まとめて洗ってカットして、琺瑯の容器に入れて冷蔵保存しておきます。ビニール袋に入れておくと、潰れてすぐに傷んでしまうけど、琺瑯容器なら大丈夫。1~2日はみずみずしいままです」

mikiさんが長年愛用するのは野田琺瑯の浅型容器。キッチンペーパーを敷いて保存するのがコツ。自然に水切りできて、野菜がしんなりせずにフレッシュさをキープできるそう。

野田琺瑯 
ホワイトレクタングル 浅型M WRA-M ホワイト
2,145円(税込)

琺瑯容器の使い方は他にもいろいろ。

「サンドイッチを入れてお弁当箱として使ったり、オーブン調理もできるのでグラタン皿にしたり。ゼリーの型にもちょうどいいし、唐揚げの粉をまぶすときなどはバットとして使ったりもします」

彩りもバランスも完璧。ワンプレートでおいしい朝がスタート。

ソーセージを焼き、パンをトーストしたら、あとはお皿に盛り付けるだけ。でも、ワンプレートごはんをおいしく見せるには、この盛り付けが肝心です。

盛り付けのコツは2つ。
1つ目は彩り。緑、黄色、赤の食材を必ず入れるようにすること。
2つ目は面積の大きいものから盛り付けること。まずパンと野菜を配置して、空いているところにスープやラぺ、ソーセージを置き、残った隙間をゆで卵やブロッコリーで埋めてバランスをとります。

この2つを抑えておけばバッチリ。味はもちろん、見た目にもおいしいワンプレートごはんの完成です。

~ベーコンとほうれん草とトマトのミルクスープ~ 材料(3~4人分)

  • ベーコン4切れ
  • ほうれん草1/2束
  • トマト1個
  • 玉ねぎ1個
  • 400cc
  • 牛乳150cc
  • オリーブオイル大さじ1
  • ニンニク1片
  • 固形コンソメ1個
  • 塩・こしょう適宜

作り方

  • 1玉ねぎは5㎜幅にスライスし、ほうれん草は3等分、トマトはざく切りにする。
  • 2鍋を火にかけてオリーブオイルとニンニクを入れ、ベーコンと玉ねぎ、ほうれん草を炒める。
  • 3オイルが全体になじんできたら、水と固形コンソメを加え、中火で5分くらい煮る。
  • 4牛乳、トマトを加え、少し火が通ったらできあがり。

~しめじ入りキャロットラぺ~ 材料(3~4人分)

  • ニンジン1本
  • しめじ1/2パック
  • オリーブオイル大さじ2
  • 大さじ1.5
  • マスタード小さじ2
  • 砂糖小さじ1/2
  • 塩・こしょう好みで

作り方

  • 1ニンジンをおろし器で細めにおろし、しめじはほぐしてレンジで加熱し、水を切る。
  • 2ボウルに(1)とオリーブオイル、酢、マスタード、砂糖を入れて和える。
  • 3味見をして、好みで塩・こしょう、マスタードを追加する。

ご紹介したmikiさんおすすめの調理道具は、すべて東急ハンズで入手できます。東急ハンズでは、素敵な朝のはじまりをサポートする調理グッズを豊富に取り扱っていて、mikiさんもお気に入りのスポットです。

「生活雑貨が大好きで、用事がなくても店内をウロウロするのが趣味(笑)。とにかく種類豊富なので、新商品や便利グッズ探しをしたり、一日中見て回っても飽きませんね」

まずは、朝のワンプレートごはんに役立つ調理道具を探しに訪れてみませんか?

今回ご紹介したアイテムは東急ハンズネットストアから購入することができます。
※掲載商品は、一部店舗では取り扱いがない場合や在庫切れの場合があります。取り扱い状況については各店舗へお問い合わせください。

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photo / 林ひろし

mikiさん
6歳の息子と3歳の娘のママ。カメラと器が好きで、料理写真をアップしたインスタが大人気。ワンプレートごはんをはじめ、手軽に作れる魅力的なおうちごはんを提案している。

https://www.instagram.com/miki______k/?hl=ja

東急ハンズ
「ここは、ヒント・マーケット。」をコンセプトに、日用品や雑貨、DIY材料などありとあらゆるものを取り扱うバラエティショップ。

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