木材を余すことなく活かすデザイン。森を身近に感じられるピアス&ブローチセット

熊本県の國武林業が発足した「KEYCUS(キイカス)」のピアスとブローチのセットは、「木取り」という作業からインスピレーションを受けたアイテム。木材を余すことなく活かすデザインが、地域の山の「もったいない」を少しずつ改善していくことに繋がります。森を身近に感じられるアクセサリーをぜひご覧下さい。
 CHISATO

林業者と地域のクリエイターが連携して生まれたプロジェクト

「木を活かす、森を楽しむ」がコンセプトの「KEYCUS(キイカス)」は、熊本県の國武林業が発足したプロジェクトです。

せっかく大きく育っても、少しでも曲がりが生じているものやサイズが合っていないものは市場にあまり出回らない木材。未使用の木はそのまま山に捨て置かれることもあり、林業離れなどの時代の移り変わりも関係して荒れ放題となっている山も珍しくありません。そんな山の「もったいない」をどうにかしようと、地域のクリエイターと連携して始まった活動です。

木材を余すことなく活かすアクセサリー

今回ご紹介するのは、木の心地よさや森の楽しさを伝えようと作られたアクセサリーたち。原木を製材する際に行われる、「どのようにノコギリを入れてどんな製品を作るか?」を決める「木取り」という作業からインスピレーションを受け、木材を余すことなく活かしたデザインのピアス&ブローチのセット「Wàku(ワク)」シリーズを展開しています。

小窓から差し込む陽光をイメージしたセット「ひかり」

こちらは、小窓から差し込むやわらかな陽光をイメージして作られた「ひかり」のピアスとブローチ。ヒノキの優しい風合いが、装いにぬくもりを添えます。それぞれモチーフは同じでも、柄やサイズが異なっていて、ピアスはアシンメトリーで装着できるのがお洒落。あたたかな森の木漏れ日を感じるデザインに、心が躍りますね。

Wàku ひかり
5,000円(税込)

他にも、森をより身近に感じられるデザインばかり

左は、山からの贈り物である水をモチーフにした「みず」のセット。山の中を縦横無尽にすいすいと流れる姿を、心和む曲線で表しています。
右は、「木」と名付けられているセット。いくつもの木材が集合していて、見渡す限り木の葉や小枝が溢れている賑やかな森の小径を思わせます。

どちらも、大自然の森をこれまでよりも身近に感じることができる素敵なデザイン。いつまでも眺めていたくなる木目の美しさや、癒しをくれる香りに、思わずうっとりしてしまいます。

Wàku
(左)みず(右)木
各5,000円(税込)

まるで森にいるかのような気分にさせてくれるアイテムです

身に着けていると、まるで森の中にいるかのような気分にさせてくれるKEYCUSのアクセサリー。ナチュラルな雰囲気はさまざまな服装に合わせやすいので、ひとつ持っていて損はありません。KEYCUSが展開するアイテムは、アクセサリーのほか、おもちゃやガーデンファニチャーなどもあるので、そちらもチェックしてみてくださいね。地域の小さな林業者がクリエイターと共に歩み出したこのプロジェクトは、きっと山の未来を明るく変えてくれることでしょう。

photo / ©2019KEYCUS project

KEYCUS(キイカス)

https://kunitakeringyo.com/keycus

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