「リモートワーク」がはかどる。自分好みのワークスペースをつくるレイアウト集

新しい生活様式とともにリモートワークをする方が増え、自宅の「ワークスペース」づくりが注目されています。今回は、インテリアになじむ素敵なワークスペースのレイアウトアイデアをご紹介します。インテリア上手さんの実例も合わせてご覧くださいね。
 伊野 奈緒美

リモートワークで注目。お家につくる「ワークスペース」

新しい生活様式とともに、広がりを見せているのが「リモートワーク」です。リモートワークとは、オフィスに通勤せず、遠隔でもITツールなどを使って働くことができる「働き方」のこと。主に自宅で仕事をすることになるため、その「仕事場」づくりに苦心している方も多いようです。

「ワークスペースをつくりたいけれど何から手をつけて良いのかわからない」そうお悩みなら、ぜひこれからご紹介するアイデアを取り入れてみてはいかがでしょうか。

ワークスペースとは?

ワークスペースとは、その名のとおり「仕事をする場所」のこと。筆者も10年ほど前から働き方の多様化にともない、自宅にワークスペースをつくり働いています。もはや自宅はくつろぐ場所だけではなく「仕事をする」場所でもあるのです。

あなたのお部屋の一角に、デスク・チェア・収納棚などを置けばできるスペース。オンとオフの切り替えが難しいワークスタイルだからこそ、はかどる環境づくりが求められています。

「くつろぐ場と仕事場を明確にすること」は、これからのお部屋づくりで重要視されることでしょう。

そんなワークスペースづくりの参考になる、インテリア上手さんたちの素敵なアイデアをご紹介していきます。

デスクはどこに置く?ワークスペースのレイアウト

1:リモート会議が多いなら「背景」に気を遣ったレイアウトに

出典:https://www.instagram.com photo:satori.home

仕事場を明確にするためそしてリモート会議に対応するために、気を配りたいのがワークスペースの「背景」。オンラインツールのなかには背景を自由に変えられる機能もありますが、そのまま自宅が映ってしまう場合はデスクの配置を考える必要がありそう。写真のように、壁を背にした背景なら、暮らしの風景が写り込むこともなく、リモート会議も集中することができます。

photo:maro.anna44

また背景に少し個性を出したいなら、写真のようにフレームアートを飾るのもおすすめです。生活感の出る場所が丸見えになってしまうなら、パーティションを置く・ファブリックで隠すなど対策をしておきたいですね。

2:窓際の明るい場所につくるレイアウト

出典:https://www.instagram.com photo:ehami123

デスクを置く場所は、ライフスタイルや自分の好みに合わせて選んでみてください。たとえば、ワークスペースに開放感を求める方なら、外の景色が眺められる「窓際にデスクを置く」のが良いでしょう。

こうすると、「自然光によって手元が明るくなる」「風通しが良い場所で仕事ができる」などのメリットがあります。スペースが狭いのなら、奥行きの浅いスリムなデスクを選ぶのがおすすめ。圧迫感が軽減されすっきりとした印象にしあがります。

3:壁に面してつくるレイアウト

出典:https://www.instagram.com photo:uchi.log

壁向きにデスクを置くと、テレビや生活空間が目に入らないため作業に集中しやすいのがメリット。

狭いお部屋にワークスペースをつくる場合にも、壁向きのレイアウトがおすすめ。場所をとるデスクを壁際に寄せれば、お部屋の中心部分を広く使うことができ開放感が生まれます。パソコンやモニターのおさまりもよく、配線も隠しやすいためすっきりとした空間づくりが叶いますよ。
写真はIKEAの三角脚に無垢材の天板をのせたアイデア。三角脚の部分も収納スペースになるので、PCやゴミ箱などを置くのも良いですね。

3:2人並んでつくるレイアウト

出典:https://www.instagram.com photo:e_ring_home

2人以上で使うワークスペースをつくる場合には、同じタイプのデスクを2つ並べるか、カウンターデスクを取り入れるのがおすすめです。写真のように、デスクやチェアのデザインを揃え、色を統一すると洗練されたインテリアにしあがります。

出典:https://www.instagram.com photo:e_ring_home

ワークスペースづくりで意識したいのは、それぞれに十分な収納場所をつくっておくこと。デスクの傍らに資料や仕事に必要な道具の量に合わせて収納を用意すれば、使いやすくなりすっきりとしたお部屋が保てます。写真のようによく使う電卓、メモ帳、鉛筆削り、ペン、掃除ブラシはすぐとれるよう卓上に。ひとつアイテムを、ひとつのスペースに収納することで、雑多にならず見た目が美しい収納になりますよ。

自分好みの「ワークスペース」でリモートワークを心地よく

出典:https://www.instagram.com photo:e_ring_home

お好みの場所やデッドスペースを使ってつくることができるワークスペース。今回ご紹介した以外にも、目に優しく心を和ませるインテリアグリーンを飾る、昼白色・昼光色の照明で目に負担をかけにくい工夫をするのも良いでしょう。自宅で仕事をする時間が心地よくなるよう、自分好みのワークスペースをつくりたいですね。あなたもぜひ、気になるレイアウトがあれば取り入れてみてはいかがでしょうか。

photo / goodroom

<監修・記事執筆>

伊野 奈緒美
リフォームスタイリスト3級
カラーコーディネーター2級
文部科学省後援 リビングスタイリスト2級 取得

https://naomi-spring.com/

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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