深みのある色と輝きに思わず釘付け。「福村硝子」のガラスのネックレス

東京・上野に工房を構え、アクセサリーを手作りしている「福村硝子」。そのアクセサリーは、深みのある色合いとキラキラとした輝きに思わず目を奪われるものばかり。さまざまな色のガラスを重ねて生み出される独特のアクセサリーで、夏の装いに華を添えてみませんか?
 まどか

深みのある色と輝きが印象的なガラスのアクセサリー

多くの工房や工場(こうば)が集まるもの作りの街、東京都台東区上野にあるガラス工房「福村硝子」。一つひとつ手作業で、個性のあるガラスのイヤーアクセサリーやネックレスなどを制作しています。

私がそのガラスアクセサリーを目にして驚いたのが、複雑な色や強い輝きです。
さまざまな色の板ガラスを作って砕き、寄せ集めたり重ねたりしたものを焼成し、研磨して再度焼き上げたガラスが装飾に使用されています。その過程で、最先端の新素材ガラスの技術や伝統的な切子の技法など、幅広い手法を組み合わせることで、ほかにはない独特の色や輝きを放つガラスを作り上げているのだそう。
今回は、シンプルなTシャツやブラウスもぐっと華やかに見せてくれそうな存在感のあるネックレスをご紹介します。

模様と反射に惹きつけられる「Reflect」

こちらは、「Reflect」というシリーズのネックレス。反射を意味するシリーズ名のとおり、強い反射が特徴的なガラスを使用しています。ブルーやグリーンなど一色のガラスですが、一つひとつ異なる模様の出方や深い輝きに惹き込まれそう。その複雑さは、ライトブルー一色をとっても、氷のようだったり、水面のようだったり、見る人によって異なるイメージを抱かせます。
革紐とチェーンのタイプがあり、SS、S、M、Lなどさまざまなサイズが選べます。写真右のように異なるサイズを重ね着けをしてもおしゃれです。

Reflect ネックレス Mサイズ
革紐タイプ 全5色/チェーンタイプ 全6色 各7,000円(税別)

混ざり合う色が角度で表情を変える「Ripple」

続いても、スクエアのガラスが使用されたネックレス。ですがこちらは、さまざまな色が混ざり合う波模様が印象的な「Ripple」シリーズです。色名を「ブルー」とされたガラスにもイエローやグリーンが溶け込んでいたり、「オレンジ」も夕焼け空のようにオレンジやブルーなど複数の色が交差していたり。角度や光の反射の加減によって表情が変わり、いつまで眺めていても飽きることがないようなガラスアクセサリーです。
写真のようにガラスが3つ連なったタイプはさらに華やか。それでも一つひとつのパーツは小さめなので、華美になりすぎず上品さも感じられます。

Ripple ネックレス ガラス3連
革紐タイプ 全4色/ワイヤータイプ 全5色 各9,000円(税別)

小さなガラスの欠片が模様を描く「リズム」

「リズム」もひとつの装飾に複数の色が使われたシリーズ。ただこちらはさまざまな色と形のガラスが混ざり合うことなく、くっきりとした縞模様に。上でご紹介したReflectやRippleとは異なる明るさや透明感が現れています。

福村硝子のアクセサリーは一つひとつ手作りのため、同じシリーズでもそれぞれで気泡の入り方や柄の出方が少しずつ異なります。そのなかでも、特にリズムシリーズは、工程上同じサイズや配色のものがひとつとしてない貴重な一点ものです。

リズム ネックレス
S 3,800円(税別) M 4,600円(税別) L 5,600円(税別)

とっておきのガラスアクセサリーを手にしよう

ご紹介したReflect・Ripple・リズムのシリーズには、ネックレスだけではなくピアスやイヤリングもあります。それ以外にも印象の異なるさまざまなシリーズが作られていますよ。

アクセサリーは福村硝子のオンラインショップと取り扱い店舗にて購入が可能で、百貨店などの催事に出展することもあります。また、3ヵ月に一度のペースで数日間だけ工房公開日も設けられます。そこでは全シリーズのほか、限定のイベントでしか並べないアクセサリーが販売されることも。さらに、福村硝子のもうひとつのブランド「ayanofukumura」のカスタムオーダーの受付けもあるので、きっとあなただけのとっておきの一品を手にすることができます。公開日などの情報は福村硝子の公式サイトやSNSにアップされるので、ぜひチェックしてみてください。

photo / 福村硝子

福村硝子

工房
東京都台東区入谷1-9-10 1階
TEL:03-6337-1180

https://fukumuraglass.com/

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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