誰にも相談できないデリケートゾーンの悩みに。ニオイ、黒ずみ、アンダーヘアの正しいケア方法
欧米では常識になっているデリケートゾーンのお手入れ。臭いやかゆみなどのトラブルを防ぐためにも日頃のケアが大切なのですが、日本ではまだまだ浸透していません。そこで今回は、人には打ち明けづらい「デリケートゾーンのトラブル」と今から実践するべき「正しいお手入れ方法」について調べてみました。
- 2019.10.30
- ライフスタイル
デリケートゾーンをケアしないとどうなる!?
デリケートゾーンとは、膣の外側の「外陰部」のこと。この部分が不衛生だと、臭い、ムレ、かゆみなどのトラブルが起こりやすくなります。特に生理中は臭いだけでなく、雑菌の繁殖による感染症のリスクが高まるので要注意。
さらに、肌に残った古い角質や摩擦によって炎症が起きて色素沈着してしまったり、潤い不足による乾燥でデリケートゾーンがシワシワに垂れ下がったりするケースも!
デリケートゾーンのトラブルを避けるためには、ていねいなケアが欠かせません。
デリケートゾーンのトラブル
・ニオイが気になる
・ムレる
・かゆい
・炎症を起こす
・黒ずみ
・乾燥する
さらに、肌に残った古い角質や摩擦によって炎症が起きて色素沈着してしまったり、潤い不足による乾燥でデリケートゾーンがシワシワに垂れ下がったりするケースも!
デリケートゾーンのトラブルを避けるためには、ていねいなケアが欠かせません。
デリケートゾーンのトラブル
・ニオイが気になる
・ムレる
・かゆい
・炎症を起こす
・黒ずみ
・乾燥する
膣まわりを清潔に保つ「デリケートケア」を意識しよう
デリケートゾーンの臭いやムレ、かゆみといったトラブルを防ぐためには、膣まわりを清潔に保つことが何よりも重要。
例えば、アンダーヘアの処理もデリケートケアのひとつ。アンダーヘアに汚れが付着すると臭いやムレ、かゆみの原因になるため、欧米では「未処理=不衛生」と認識され、男女共にヘア処理することが一般的になっています。また、デリケートゾーンの洗い方や生理中のケアが間違っていると、臭いやかゆみなどのトラブルが起きやすい場合もあるため、慎重になるべき。さらに、デリケートゾーンが黒ずんでしまわないよう、摩擦や炎症、ホルモンバランスの乱れなどに気をつけることも忘れてはいけません。
このようにデリケートゾーンのケアはとっても繊細。中には「念入りに洗っているから大丈夫」、「パンティーライナーを使っているから臭わない」と思っている人もいるかもしれませんが、過剰なケアがトラブルの原因になる場合も…。まずは、今のケア方法を疑うことからはじめてみましょう。
例えば、アンダーヘアの処理もデリケートケアのひとつ。アンダーヘアに汚れが付着すると臭いやムレ、かゆみの原因になるため、欧米では「未処理=不衛生」と認識され、男女共にヘア処理することが一般的になっています。また、デリケートゾーンの洗い方や生理中のケアが間違っていると、臭いやかゆみなどのトラブルが起きやすい場合もあるため、慎重になるべき。さらに、デリケートゾーンが黒ずんでしまわないよう、摩擦や炎症、ホルモンバランスの乱れなどに気をつけることも忘れてはいけません。
このようにデリケートゾーンのケアはとっても繊細。中には「念入りに洗っているから大丈夫」、「パンティーライナーを使っているから臭わない」と思っている人もいるかもしれませんが、過剰なケアがトラブルの原因になる場合も…。まずは、今のケア方法を疑うことからはじめてみましょう。
あなたのデリケートゾーンのケア意識、間違ってない?
ここでは、逆効果になる「誤ったデリケートゾーンのお手入れ方法」を紹介。良かれと思って実践していることが、実はトラブルの引き金になっている可能性があります。思い当たることがあればこれを機に見直しましょう。
【NG1】ゴシゴシと強く洗う
タオルやスポンジでゴシゴシと洗うのはNG。デリケートゾーンはその名の通り繊細で複雑な部位。皮膚も薄く傷つきやすいため、強い摩擦や刺激は黒ずみの原因に。指の腹を使って優しく洗う程度に留めましょう。
【NG2】トイレで汚れを念入りに拭き取る
トイレットペーパーを強く擦り付けると、炎症や頻尿、皮膚の黒ずみなどのトラブルを起こす可能性があります。特に生理中は雑菌が繁殖するリスクが高いので要注意。トイレットペーパーは水分を吸い取るように5〜10秒ほどそっと押し当てるだけでOK!臭いや汚れがどうしても気になるときはトイレで使える専用ソープやウェットシートなどを活用してください。
【NG3】香りの強い製品を使っている
臭いを気にして芳香付きの生理用品や強い香りの石鹸を使いたくなる気持ちもわかりますが、香料を使用している製品には、かゆみやかぶれの原因になるアレルゲンが含まれている場合があります。成分表示をチェックしてアレルゲンやアルコールの有無を確認したほうが良さそうです。
【NG4】膣内まで石鹸で洗う
膣内には自浄作用が備わっているため、洗浄剤を使って洗う必要はありません。洗うのは大陰部と小陰部、そしてその周りだけでOK。膣内を石鹸で洗うと膣内環境が乱れ、おりものの増加や臭いのリスクが高まるので絶対にやめましょう。
【NG5】除菌シートで拭く
雑菌が気になるからといって除菌シートを使うのはNG!製品によってはアルコールや防腐剤が含まれ、硬い繊維などを使用しているものもあり、様々なトラブルの原因になります。お手入れにはデリケートゾーン専用のシートを使ってください。
【NG6】アンダーヘアの自己処理
カミソリやシェーバー、ワックス、毛抜きなど様々な方法がありますが、どれも肌への負担が大きいため慎重に行わなければなりません。万が一、肌を傷つけてしまうと炎症を起こしたり化膿したりする他、色素沈着を招く可能性も。また、毛抜きを使うと皮膚の中に毛が埋れる埋没毛になってしまい、黒いボツボツとなって目立つこともあるのでご注意を!
【NG1】ゴシゴシと強く洗う
タオルやスポンジでゴシゴシと洗うのはNG。デリケートゾーンはその名の通り繊細で複雑な部位。皮膚も薄く傷つきやすいため、強い摩擦や刺激は黒ずみの原因に。指の腹を使って優しく洗う程度に留めましょう。
【NG2】トイレで汚れを念入りに拭き取る
トイレットペーパーを強く擦り付けると、炎症や頻尿、皮膚の黒ずみなどのトラブルを起こす可能性があります。特に生理中は雑菌が繁殖するリスクが高いので要注意。トイレットペーパーは水分を吸い取るように5〜10秒ほどそっと押し当てるだけでOK!臭いや汚れがどうしても気になるときはトイレで使える専用ソープやウェットシートなどを活用してください。
【NG3】香りの強い製品を使っている
臭いを気にして芳香付きの生理用品や強い香りの石鹸を使いたくなる気持ちもわかりますが、香料を使用している製品には、かゆみやかぶれの原因になるアレルゲンが含まれている場合があります。成分表示をチェックしてアレルゲンやアルコールの有無を確認したほうが良さそうです。
【NG4】膣内まで石鹸で洗う
膣内には自浄作用が備わっているため、洗浄剤を使って洗う必要はありません。洗うのは大陰部と小陰部、そしてその周りだけでOK。膣内を石鹸で洗うと膣内環境が乱れ、おりものの増加や臭いのリスクが高まるので絶対にやめましょう。
【NG5】除菌シートで拭く
雑菌が気になるからといって除菌シートを使うのはNG!製品によってはアルコールや防腐剤が含まれ、硬い繊維などを使用しているものもあり、様々なトラブルの原因になります。お手入れにはデリケートゾーン専用のシートを使ってください。
【NG6】アンダーヘアの自己処理
カミソリやシェーバー、ワックス、毛抜きなど様々な方法がありますが、どれも肌への負担が大きいため慎重に行わなければなりません。万が一、肌を傷つけてしまうと炎症を起こしたり化膿したりする他、色素沈着を招く可能性も。また、毛抜きを使うと皮膚の中に毛が埋れる埋没毛になってしまい、黒いボツボツとなって目立つこともあるのでご注意を!
これだけは覚えておきたいデリケートゾーンの正しいケア方法
センシティブな部分だからこそ正しいケアが大切。そこで最後に、すぐに実行できる基本のデリケートケアを4つ紹介します。きちんとしたお手入れをすると、悩みから解放されると同時に、自分のデリケートゾーン に自信が持てるようになりますよ。
1. アンダーヘアを処理する
●STEP1
毛足が長い場合はあらかじめハサミなどで短くカットします。
●STEP2
湯船にゆっくりと浸かって毛と皮膚を柔らかくします。ほどよく温めた蒸しタオルをあててもOK。
●STEP3
クリームやワセリンを塗り、皮膚を傷つけないように、毛の流れに沿って剃毛。短いストロークで剃るように心がけると、ケガや失敗のリスクを減らせます。
→Vライン/出来上がりをイメージしながら左右交互に少しずつ剃る。
→I ライン/椅子に浅く腰を掛けて、鏡を斜め前の床において、目視しながらゆっくりとていねいに剃る。
→Oライン/鏡にまたがるか手鏡を使って処理。難しい場合は、デリケートゾーン用の脱毛クリームが有効。
●STEP4
剃毛後はしっかりと保湿。デリケートゾーン専用の保湿ジェルやクリームが塗りやすくておすすめです。
1. アンダーヘアを処理する
●STEP1
毛足が長い場合はあらかじめハサミなどで短くカットします。
●STEP2
湯船にゆっくりと浸かって毛と皮膚を柔らかくします。ほどよく温めた蒸しタオルをあててもOK。
●STEP3
クリームやワセリンを塗り、皮膚を傷つけないように、毛の流れに沿って剃毛。短いストロークで剃るように心がけると、ケガや失敗のリスクを減らせます。
→Vライン/出来上がりをイメージしながら左右交互に少しずつ剃る。
→I ライン/椅子に浅く腰を掛けて、鏡を斜め前の床において、目視しながらゆっくりとていねいに剃る。
→Oライン/鏡にまたがるか手鏡を使って処理。難しい場合は、デリケートゾーン用の脱毛クリームが有効。
●STEP4
剃毛後はしっかりと保湿。デリケートゾーン専用の保湿ジェルやクリームが塗りやすくておすすめです。
2. やさしく洗う
デリケートゾーンは薄い皮膚と粘膜が混在しているので、他のどの部位よりもやさしく洗うべき。顔に洗顔料を使うように、デリケートゾーンにはデリケートゾーン用の洗浄剤を使いましょう。おすすめはpHバランスに配慮した専用ソープ。ニオイを抑える成分や、保湿成分が含まれているものもあります。
洗う際のポイントは、手やネットを使ってソープをしっかりと泡立てて、指の腹を使いやさしく撫で洗いすること。特に小陰唇の外側は、ニオイなどの元となる恥垢が溜まりやすくなっているのでていねいに。
デリケートゾーンは薄い皮膚と粘膜が混在しているので、他のどの部位よりもやさしく洗うべき。顔に洗顔料を使うように、デリケートゾーンにはデリケートゾーン用の洗浄剤を使いましょう。おすすめはpHバランスに配慮した専用ソープ。ニオイを抑える成分や、保湿成分が含まれているものもあります。
洗う際のポイントは、手やネットを使ってソープをしっかりと泡立てて、指の腹を使いやさしく撫で洗いすること。特に小陰唇の外側は、ニオイなどの元となる恥垢が溜まりやすくなっているのでていねいに。
3. 生理時のケアに気を配る
ニオイやムレが気になる生理中は肌は普段よりも敏感になっているため、より慎重にケアしてください。デリケートゾーン用のウェットシートやスプレータイプのデオドラントなども生理中には重宝します。
[生理時に気を付けたいこと]
●「こまめに替える」
ナプキンやタンポンなどの生理用品をこまめに取り替えたほうがいいのは当然のこと。長時間着けているだけでニオイの元となる雑菌が繁殖している可能性があるので、たとえあまり汚れていなかったとしてももったいないと思わずに破棄してください。
●「素材を選ぶ」
ナプキンの素材やサニタリーショーツの素材によって肌トラブルが起きることもあります。肌が敏感な人は素材を確認し、場合によっては布ナプキンなどの肌触りの良いものを選びましょう。また最近では、ニオイやムレ、TSS(トキシックショック症候群)などのリスクを抑えられる「月経カップ」を使う人も増えています。
ニオイやムレが気になる生理中は肌は普段よりも敏感になっているため、より慎重にケアしてください。デリケートゾーン用のウェットシートやスプレータイプのデオドラントなども生理中には重宝します。
[生理時に気を付けたいこと]
●「こまめに替える」
ナプキンやタンポンなどの生理用品をこまめに取り替えたほうがいいのは当然のこと。長時間着けているだけでニオイの元となる雑菌が繁殖している可能性があるので、たとえあまり汚れていなかったとしてももったいないと思わずに破棄してください。
●「素材を選ぶ」
ナプキンの素材やサニタリーショーツの素材によって肌トラブルが起きることもあります。肌が敏感な人は素材を確認し、場合によっては布ナプキンなどの肌触りの良いものを選びましょう。また最近では、ニオイやムレ、TSS(トキシックショック症候群)などのリスクを抑えられる「月経カップ」を使う人も増えています。
4. 刺激を与えない
紫外線や摩擦などの刺激を受けると、肌はメラニン色素を生成して肌を守ろうとします。このメラニン色素が黒ずみの正体。デリケートゾーンの黒ずみが気になる人は、刺激となるようなことを避けてください。
[黒ずみ解消のヒント]
●締め付けがないショーツをはく
●トイレットペーパーや手でゴシゴシと擦らない
●肌に合わない生理用品を使わない
●乱暴な剃毛・脱毛をしない
●ホルモンバランスを整えて肌のターンオーバーを促す
●摩擦に強い潤い肌をキープする
最近は、意識の高まりに連れて様々なデリケートゾーン専用アイテムが登場しています。悩みにフィットする製品を取り入れながら正しくケアを行いましょう。
ただし、激しい臭いや痒み、違和感などがある場合は、すぐに婦人科の医師に相談してください。
紫外線や摩擦などの刺激を受けると、肌はメラニン色素を生成して肌を守ろうとします。このメラニン色素が黒ずみの正体。デリケートゾーンの黒ずみが気になる人は、刺激となるようなことを避けてください。
[黒ずみ解消のヒント]
●締め付けがないショーツをはく
●トイレットペーパーや手でゴシゴシと擦らない
●肌に合わない生理用品を使わない
●乱暴な剃毛・脱毛をしない
●ホルモンバランスを整えて肌のターンオーバーを促す
●摩擦に強い潤い肌をキープする
最近は、意識の高まりに連れて様々なデリケートゾーン専用アイテムが登場しています。悩みにフィットする製品を取り入れながら正しくケアを行いましょう。
ただし、激しい臭いや痒み、違和感などがある場合は、すぐに婦人科の医師に相談してください。
photo / shutterstock
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